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ラッキー家族、爆速で家を買う~アンチ戸建が決めたワケ~/その13


当然ながら、私も夫も、物件Bより物件Cが気に入っていました。
物件Cに決めない理由を探す方が大変だと思いました(トイレの壁紙が花柄なことくらいです、そんなのは)。

1月21日、昼食を摂りながら、価格帯、築年数、地域の条件で探して候補にしていた他の物件の情報を一応再度眺めたけれど、もう物件Cほど、ジャストミートでラッキーパンチな家を見つけることなどできそうもありませんでした。

物件Bの担当者さんにはこの日のうちに、是でも非でも連絡する約束をしていました。
あの優しい笑顔、親切な対応、わかりやすい初期費用の資料…少し胸が痛みましたが、電話をすると、

「かしこまりました、結構ですよ。もしいつか何か機会がありましたら、よろしくお願いいたします。」と、最後まで爽やかでした。

こういうお仕事とは言え、プロだなぁ、素敵だなぁ、と思いました。
おっしゃる通り、何か機会があったら、例えば別の誰か、知り合いが、家を探していたら、この担当者さんを紹介したいレベルです。
いつか、何かのために、名刺の写真を撮って保存しています。

そして物件Cの購入申込をするため、改めてそちらの担当者へ連絡。
翌々日、1月23日、日曜日の午後に、住宅ローン仮審査で必要となる書類をいただきに伺いました。

「売主さん、喜んでましたよ」とのこと。
「必要な方に住んでいただけるのが一番です」と。

「もう随分、色々と探されたんですか?」と聞かれたので、「いえ、ついこの前まで、家を買おうという気すらなかったんです」と正直に話しました。

中古住宅という手があるじゃないか、と思いついたのがほんの10日ほど前です、と伝えると、漫画のように目を丸くし、

「家って…10日で決める人…いるんですね……」

不動産屋さんにそんなふうに言われると、私たちもなんだかおかしくて、ヘラヘラ笑ってしまいました。

アンチ戸建派が手のひらを返し、一週間で3軒見て、決めてしまいました。

そこから順調に、住宅ローン仮審査を通過、不動産屋さんを介して売主さんと契約、住宅ローン本審査もOKとなり、一昨日銀行とローン契約も終え、来週いよいよ引渡しとなります。

実は、物件Aの情報をネットで見つけた段階から、相談していた影の立役者、ブレーンがいました。

以前、所属している吹奏楽団で一緒に演奏していた元団員で、住宅やインテリア関係の仕事をしていたことがある友人です。

今住んでいるアパートに越してきたときに、あまり知識がなかったために、既製品のカーテンを購入して、微妙に寸足らずになっているという愚痴を聞いてくれたことがありました。

カーテンやインテリアのお店や選び方のオススメを聞きたくて連絡したところ、新築にこだわらず中古住宅という選択をしたことを褒めてくれ、気を良くした私。

内見するときは水まわりをよく見た方が良いとか、吹き抜けは防寒性が大丈夫か確認した方が良いとか、色々とポイントを教えてくれたので、漫然と眺めるだけではなく、現実的な目で家を見ることができたと思います。

さらにこのnoteのタイトルも実は彼によるもの。



アマプラではないけれど(笑)


いや、本当。本当にそうだね。
なんだか、ドラマだわ。ロマンだわ。

「苦しいローン地獄の新築信者に教えてあげたい」と、やたら褒めてくれるので、さらに気を良くし、noteにつらつらと書いてきた次第です。

そうそう、追い風のようなラッキーがまだありました。

夫の勤務先が移転することになったそうです。
もし物件AやBに決めていたら、バスなどの公共交通機関で通勤するには相当早く出発しなければならず、自家用車通勤するとしても会社近くに駐車場を別途借りなければならないところでした。

その場合、私の通勤のために車をもう一台買わなければならないし、息子たちが保育園で体調を崩したりして呼び出されたときの対応も大変です。

物件Cの地域は元々あまり視野に入れていなかった(便利な場所過ぎて、高いだろうと思い込んでいた)ので、書類上の築年数が古いことや、我々の前に何名かローン審査で落ちた方がいたために価格を下げたタイミングで、その情報を掴んだおかげで、結果的に夫の通勤にも便利な場所に決めることができました。

また、ここ近年大規模自然災害が多いことから、火災保険ももうすぐ10年では入れなくなり、5年更新になる見込みとのこと。
銀行の住宅ローンの金利や、不動産屋さんの仲介手数料、司法書士さんへの報酬、売主さんへの手付金なども、頼んでもいないのに、有難いことにそれぞれかなり安くしてくださり、初期費用が、相場から予想していたより0ひとつ少ないくらいに抑えられました。何故…。

夫の日頃の行いが良いおかげだと思います。
ありがたや、ありがたや。

とにかくラッキーだったと思うのですが、そのラッキーに気付いて掴むこと、タイミングを逃さないことや、そのために日頃から夫婦で価値観を擦り合わせておくことの大切さを感じました。

あとは実際に行ってみる、見てみる、聞いてみる、行動してみる。
そうしないとわからなかったことが、良くも悪くも大きかったです。

物件Aは期待値100→実際見た印象30でしたし、
物件Bは100→120、
もうこれ以上ないだろうと思いつつダメ押しで見に行った物件Cは、100→500くらいに印象が跳ね上がりました。

3月17日以降、コツコツと物を運び、4月下旬くらいに引越完了を目指すつもりでいます。
それまでにまた何か面白いことがあったら書くかも知れません。

長々続いた「ラッキー家族」、これにて一旦終了です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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