雑感2022年12月①

コロナ禍での気付き、数ヶ月前にnoteで公募?してたから今更だけど。

1若い人は凄い
10年前の3/11の時からずっと思っていた。
大人(90年代生まれよりも上くらい)が、日用品を買い占め、福島を差別し、原発なんてやめちまえ、だった時。
当時の学生さん達は、大人に比べあたふたしていなかった印象がある。彼(彼女)達が物心ついた時にはバブルは崩壊していたし、少子化で、生まれた時からマイノリティだったはず。
そして今回のコロナ。
2011年当時の小中学生は、大学生や新社会人に。勝手な想像だが、我々バブル世代のように浮かれることなく、学校のガラスを割ったりもせず、あれから10年コツコツ勉強して(コツコツ→推薦入学や就職のイメージ)大人になったはず。もちろん例外やドロップアウトからの「受け子」なんかもいるだろうし、学校が荒れなくなって陰湿なイジメが目立つけど(野心も向上心もなさそうだけど)。
なのに去年、若い人が感染を拡げるなんて、悪者扱いされていた。大学は同じ授業料でリモート授業ばかり。自殺も多かったって聞く。その上、18歳以下に10万円だってさ。そんなの親である現在30~40代の懐に入ってしまうのにさ、と思う。
うまく言えないが、若い人は10年前から既に、我々中年とは違う価値観で生きていたんだろう。今回のコロナで改めて再確認した。
日々のテレビやマスコミはじめ世の中が、30代後半以降の人中心だから、実は気がついていないだけで、若い人はなんだか凄い。コロナ禍で改めて思った。

2人文学部は大事
数年前、自宅近くの専門学校が大学になった。少子化なのに全国的に新設校や学部新設が毎年。で、ふと疑問。語学はともかく心理学や哲学などの一般教養の教授は足りているのかしら。
大学は研究室の先生に知識を分けてもらう所だと私は思うから、新設大学に一般教養の研究室があるのか疑問。
ましてや以前、人文学部が不人気で無くなる?と聞いた。今回文科省HPで確認すると、大学はより実用的に、グローバルに、なんてことが書いてある。そりゃ人文学部は不要、になるな、と納得。
ちなみに我が子の入試説明会によれば、いよいよ「大学全入学」時代に、定員が志願者を上回るらしい。
で、改めて、人文学部は大事。
自分が中年になったからだけではない。
今回のコロナ、私は、100分de名著「ペスト」たまたまコロナ前にみていて今回、未知の災難ではなく、スペイン風邪のように歴史上これまでも繰り返されてきたことと認識できて、ある程度受け入れられたように思う。歴史を知らない人こそ不安が強いと推測してしまう。
パンデミック当初、日々の報道(感染1日何人みたいなやつ、マスク、自粛警察など)に違和感を覚え、むしろ歴史、社会、哲学などの学者の話に納得した覚えもある。
実用的な学びは、商、工、農、実業高校や専門学校ですることであって、大学こそ一般教養のような人文学を(サークル活動に忙しく、浅い学びになったとしても)学びに行く所だと思う。海外留学すると、「日本人なのに日本のことを知らなすぎる」と気付いたり、指摘されて恥ずかしかったという話をよく聞く。
中高が受験目的だった人こそ人文学部や一般教養は大事だと思う。
コロナ禍で気が付いた。

つづきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?