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依存症の人に必要なのは「反省や刑罰」ではなく「治療と仲間」

みなさん、こんにちは!リディラバジャーナルです。

日々流れてくるさまざまなニュース。一見、局所的で自分とはかかわりのないように見えるニュースも、その出来事をとりまく社会課題を知ると、見え方が大きく変わってくるはず


「私はギャンブル依存症」 依存症の人に与えるべきは罰?

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏が、違法賭博に関与した疑いがあると報じられました。
水原氏は「私はギャンブル依存症」と告白したとされており、「依存症」の問題にも注目が集まっています。

今回は、依存症にまつわる記事をご紹介します。

依存症の人にとって必要なことは何でしょうか?
反省?もう、二度と問題を起こさないという気持ち?監視?重い罰?
「治療や仲間」だと精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳さんは語ります。

当事者と専門家が語る万引き依存症
「反省させるのは逆効果」

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一般的にあまり知られていないのですが、反省の深さと問題行動の再発にはまったく相関関係がないんです。
(中略)
再犯して刑務所に入るというサイクルを断ち切るのは、やはり治療や仲間だと思っています。
(中略)
これまで「アディクション(依存)の反対は『しらふ』だ」と言われていたんですが、最近は「アディクション(依存)の反対はコネクション(つながり)なんだ」と言われるようになっています。
つまり仲間や社会資源とのつながりです。つながりを断ち切られると、人は再び不健康なつながりを求めて問題行動に耽溺していってしまう。そのためには、やはり正直に自分のことを話せる仲間と居場所が必要なんです。

(斉藤章佳さんの発言から)

依存症にまつわる記事

リディラバジャーナルでは、これまでにさまざまな依存症について取材や構造化特集を行ってきました。依存症はストレスや孤独などがきっかけとなり、だれにでも起こりうる、深刻な社会問題の1つです。

「依存症はだらしのない人がなるもの」ではありません。ぜひ背景にある構造を知っていただければ幸いです。

【構造化特集】

万引き依存症 〜「やめたくてもやめられない」という病〜

アルコール依存症 〜「否認の病」その実態〜

摂食障害 〜「やせたい」に潜む心の病〜

小児性犯罪 〜子どもを狙う加害者たちの実態〜

痴漢 〜「社会問題」として考える痴漢〜

【記事】

ゲーム依存症

薬物依存症

※このリンクからこの記事にアクセスすると、どなたでも4月4日(木)まで無料でお読みいただけます!


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