進むべき道 24.08.22

失業給付認定の待機期間中で仕事はお休みせざるを得ず、他にもいろいろやりたいのに結局ゴロゴロしてしまっております。暑すぎて何もできないと苦しい言い訳。ミシンの場所は若干暑さがましなので内職ならできるんですが、今はできないのがもどかしい。

そんなゴロゴロしている中、YOUTUBEで出会った動画に見入ってしまいました。動画そのものはちょっと閲覧注意なのでチャンネルを貼っておきます。

印象に残っている二本はどちらも高齢の父親と息子さん関連の案件でしたが、色々考えさせられました。
あと独居のゴミ屋敷はイコール家賃滞納で、放置すると高確率で孤独死なんだなと思って背筋が冷えました。
というのも、私自身もかつて貸していた家の家賃を滞納され、様子を見に行くとゴミ屋敷にされており、確実に出て行ってもらうため内容証明を書いた経験があるからです。入居者は熟年離婚の独居男性で、訪ねて行ったとき身分証の写真とは別人かと思うくらい老けていて、このままだと孤独死もあり得ると思ったからですが、あの時の自分ナイス判断とほめてあげたいです。
その時の顛末はこちらにまとめてあります。

仮に家賃滞納されてなくてもゴミ屋敷になった時点で強制退去待ったなしだなと改めて思いましたし、貸家の様子をまめに見に行くのは大事だなと本当に思います。

ちなみに賃貸契約は2年更新でしたが、その時は更新した後でした。
しかし家主側で更新を希望しない場合でも、遅くとも半年前にはその旨を入居者に告げなければなりませんし、法律は立場が弱い借主に有利になっているので強制力はありません。とはいえ私の場合は家賃滞納とゴミ屋敷という大義名分があったのでそれでも温情かまして退去までの期間を六か月設定しました。
民法では口約束でも契約は有効となりますが効力は弱く、書面で交付するのが確実です。なので内容証明の出番となるわけです。
ただ内容証明が届いた場合でもあまり怖がらないで欲しいのです。
どこかの記事で、家賃滞納していたら内容証明が届いて、怖すぎて何もせずに家で震えてたら強制退去くらった人の話を読みましたが、何もしないのは一番の悪手です。払えなくてもとりあえず払えませんごめんなさい、1万円づつくらいなら払えますくらいは連絡してあげてほしいです。家主も人間ですので連絡があれば色々考えますし、絶望した気持ちでいるのは家賃滞納されてる家主も同じなのです。

それはさておき、高齢の父親と息子さん二人暮らし案件を見てて思ったのは福祉の仕事の重要性です。特に、要介護認定されていない独居の老人のサポートについて考えさせられました。
私は、人はできるだけ住み慣れた家で過ごすのが一番良いと思ってはいますが、地域や行政との何らかの関わりも必要なんだなと改めて思うし、家がごみ屋敷になってしまう場合や、親類の援助を期待できない場合、措置としての施設入居も大いにありなんだなと思います。
そう思うとかつて特養で癖の強い入居者さんに苦しめられた経験が、なんだか誇らしくなってきました。
施設に入れることで尊厳を損ねているのではと当時は思っていましたが、実は人間としての最低限の尊厳を守っていたのだと気が付きました。
当たり前ですが、介護とはやはり社会的にも必要かつ立派な仕事であると改めて思います。

あとは、私自身もモノを溜めがちではありそこまで意識は高くないのですが、現在お誘いいただいてるハンドメイド講師のお話もリサイクル関係のものなので、そのあたりも考えさせられました。
捨てないで済むものをいかに次に活かしてゆくかを考える人がいる一方で、あきらかなゴミを捨てられない状況にいる人も多いという現代の矛盾をつきつけられました。

今の私は高齢の母を見守りつつ働きたいと考えており、家でできる仕事か、家からできるだけ近い拘束時間の短い仕事を探しています。
家でできる仕事としては現在の内職が自由度も高く、自分のスキルも生かせてベストなのですが、収入が低いのがネックなのです。
なら残りをどう選んでゆくか。
肉体労働は嫌いではなく体力的なものは大丈夫なのですが、いろんな意味での年齢的な限界を感じますし、現場作業でないスキルももっと身に着けてゆくべきなんだろうなと思います。
年齢なりに相応しい働き方はもっと他にあるかもしれない。
たとえば介護なら上位の資格に挑戦するとか、事務系の事をもっと勉強するとか、頭を使ってゆかなければと。

どんな道に進むかは分かりませんが、とりあえず目の前の半纏を仕上げることをまずは考えます。


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