ねこ記録 23.02.12

調子のよかったねこですが、現在再び目が肥大し掻くようになってしまい、結構な出血が見られます。今回は房水によるものではないので、肥大が落ち着くのは難しいかもしれません。
さらに左のリンパ節が腫れて大きくなり、食餌を自ら摂らなくなり、強制給餌も前足で払いのけるようなしぐさをするようになってしまいました。
カリカリは出すとじっと見ているのですが、食べることはありません。
口内炎や嚥下の不自由さはないように思うのですが、首のリンパ節が腫れたせいで飲み込んだり嚙み砕いたりがしづらくなっているのかもしれず、また単純に食欲が落ちているのかもしれず、じわじわと衰えています。
がんというのはこういう病気だとは分かっていたつもりでしたが、見守るしかできないのは非常に辛いです。

そしてこういう時は悪いタイミングが重なるもので、仕事の方も人員が減ったうえに確保が難しくなり多忙を極めています。
あと自治会の会長が回ってくるかもしれず、戦々恐々としています。

ねこちゃんに集中したいけれどそういうわけにもいかず、そういう意味でも本当に辛いです。仕事も家もすべて投げ出して、ねこちゃんと一緒に静かに暮らしたいです。

本当の状況がそうなのかは別にしても、心境としては四面楚歌です。
家族も職場の人も近所の人もみんな敵に見える。
余裕がないんですね、自分も、そして周囲の人も。
そりゃ自分の事でいっぱいいっぱいですよね、皆。
だからこそ、そういう時こそ他者を気遣うことを忘れてはいけないだろうと自分に言い聞かせるのです。
敵ではない、余裕がないだけ。私も皆も。
無関心は攻撃にもなる。それを忘れないようにしたい。

ねこはしんどくても何も言わない。
私がほぼ家を留守にしていても、寝るときはくっついてゴロゴロ言ってくれる。
ねこは、逃げたいとも死にたいとも言わない、最期まで淡々と生きる。
ねこはえらい。人間は弱い。
黙って苦痛と戦うねこちゃんを見ていると、私も見習わなければいけないと心底思うのです。

明日は定期通院の日です。
合間に何度が切れた薬をいただいて、現状は報告していますが、診ていただくのも辛いなあと思います。
でもねこちゃんは諦めないのだから、私も諦めずに出来ることを出来るだけやって、ほかに出来ることはないかを考えたいと思います。

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