金魚その他の淡水魚との闘い

一応、金魚のほかのエピソードと、金魚以外の魚の話も書いておくことにします。自身の覚書の要素も強いのでよろしくお願いします。

金魚と猫

金魚が来たときすでにうちには今のねこもいました。
多分、まだ来たばかりの夏になると思います。
猫と金魚ってどうなんだろうと思われると思いますが、意外と興味を示さず平和に共存していました。
しかし、金魚のえさには興味を示し、最初大袋で姉がもらってきた金魚のえさを破って食い散らかしていました。
ちなみにうちの金魚のえさは沈むタイプのもので(浮く餌には気が付かない)、たしかにちょっと香ばしいいい匂いがします。
(ちなみに浮くエサは掃除が楽という触れ込みですが、うちの金魚は水面を見上げず気が付かないのと、あと空気を餌と一緒に吸い込みがちなので転覆病になるリスクも上がります。丸くてひれが大きいタイプの金魚に多く和金では少ないですが、一度そういう症状もありました。)
そのせいかわかりませんが、ねこは金魚そのものより、金魚の水槽の水に興味を示し飲みたがりました。水温がちょうどよいのもあると思いますが良い出汁が出ていたのかもしれません。
しかし睡蓮鉢で飼ってた時はちょっと興味を示し、両前足と片後ろ足上げて覗き込んでいたのでいつかやるんではないかと思っていたのですが、ある夏の夜実行しました。
夜中、玄関の土間の方から「ビチャッ」という音がしました。
そのあと引き続いてびちびちと何かが跳ねる音がしました。
何かも何もあれしかありません、慌てて確認しにゆくと鉢の横にびちびち跳ねる金魚、そしてその横で「俺じゃないです」と言わんばかりに背を向けて座るねこがいました。どう考えてもお前が犯猫です。
幸い金魚には傷がなかったので再び水に戻し、ねこも何食わぬ顔で去りました。捕ったけど戻せなかったのでしょうか。
そして一回仕留めたら気が済んだのか、それ以降は金魚に手を出すことはありませんでした。

鯉と不死鳥な金魚

うちには稚鯉がいたこともあるのですが、水槽で鯉を買うのは難しいと言われているそうです。理由は跳ねるからです。
池であるなら大きく跳ねてもまあ大丈夫ですが、水槽だと飛び出してしまえばおしまいです。
それはそうと稚鯉がうちにきたいきさつは以下の通り。
姉が金魚すくいで取ってきたというのを見せてもらったら、金魚すくいの金魚にしてはずいぶんいろんな模様のものがおり、よく見たらひげもあります。どうやら、稚魚の段階で模様で選別された錦鯉だと思われました。
けっこう珍しいパターンでしたが、上記の通り鯉は水槽で飼うのは難しいのでうーんと思いつつ、ひとまず大きめの水槽に放って育てました。
10匹くらいはいましたが、大きさは普通の和金くらいだったので、どっちにしても長生きしないだろうと思ってました。
そして、案の定逆投身自殺する個体が続出。蓋をしててもおしのけて飛び出す力強さ。何度かは助けましたが、それで数匹死なせました。
結局、全体的に大きくなるまでに全滅してしまいました。残念なようなホッとするような。

逆投身自殺といえば、金魚も一度やらかしました。
ねこの時とは別に自主的にやってしまったようです。
よく見たら一匹足りないと思ってよく探してみると、水槽の裏側にいました。結構長い時間が経っていたようでもうだめかと思いましたが、水に戻してしばらくすると復活して普通に泳ぎだしました。インスタントラーメンかな。
本当に生命力の強い連中です。琵琶湖には外来種も増えていますが、鯉も金魚もどこでも生きてゆける上通った後には何も残らないので、飼いきれなくなっても決して池や川などに放さないようにしたいものです。

タナゴたち

これはかつて私が通ってた教会で飼われていたのをもらい受けたものです。
ピクニックかなんかで川でメダカをとってきたという名目で金魚鉢で飼われていたものですが、次々死んで最終的に二匹になり、見かねて私が引き取りました。
そしてうちで水槽で飼い始めたら、メダカにしか見えなかったものが成長を始めたのです。
最終的に、残った二匹は違う種類のようでした。
一匹は「アブラボテ」タナゴの仲間ですが気が荒く獰猛な魚です。琵琶湖の釣り人からは「ぼてじゃこ」と言われるいわゆる雑魚です。
あとは、アブラボテにいじめられてたもう一匹ですが、そのせいか頭部が変形してしまっており、確証はありませんがどうも「マタナゴ」かと思われました。ちいさいのが二匹なので同じ水槽で飼いたかったのですが、アブラボテがマタナゴを激しくいじめるのでとても同じ水槽には入れておけず、考えた挙句一つの水槽に仕切りをつけて離して飼いました。
タナゴは種類がいろいろいて日本の在来種もいれば外国の類似種もおります。ペットセンターなどで高額取引されているニホンバラタナゴなどは本来取引されてはいけないものだったと思うので、見かけても購入しないようにしたいものです。

彼らがどれくらい生きたかというと、アブラボテは半年ほど、マタナゴは二年弱だったと記憶しております。調べたら寿命はそんなもんだったらしいので、一応天寿は全うしたのかなと。

こんなものですかね。
小さいころからザリガニ獲ったりするのは好きだったので、魚を飼うのも結構楽しかったです、でも次に飼うならあんまり大きくならないやつがいいなと思っています。

読んでいただいてありがとうございました!

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