苦節二年三ヶ月 24.10.02 

大島の羽織をリメイクした半纏が、2022年6月から作り始めてようやく完成しました。三年と言ってましたがよく考えたら二年でした。
元はこれです。長着とセットの大島のアンサンブルでした。

大島紬の羽織です。

できたのがこちら。

地獄のような写真写りで申し訳ないです。ベッドで撮りましたがせめてベッドメイクくらいせい。

簡単そうに見えてめちゃくちゃ大変でした。
そもそもいつでも元の羽織に戻せるように、切らないで作ることを目標にしたのでそれが主な原因です。
普通に裁断して作ったらそう難しいものでもなかった気もしますが良い勉強になりました。
綿入れ半纏のはずが、ほんとの綿を使うとさらに難易度が増すので今回はフリースを入れています。
元の持ち主さんにお送りしたいんですが、まだお元気なのかが心配です。

切らないで作ることを心掛けましたが、襟をほどいてみたら反物の幅のままを襟の幅まで折ってあったので、その分端切れが取れました。
ポケットはそれを使っています。
さらに結構残っているのでそれできんちゃく袋でも作りたいなと思っています。昔、着物に合うようなちゃんとしたものを作ってお店においていたら、年配の方が薬を入れるのにちょうどよいと言って購入されたので、結構普段使いもできるのかもしれないと。
通常着物は襟は半分の幅に断って襟芯を入れてあることが多いのですが、昔の着物では反物の幅そのままのことが多いです。その場合、洋服にリメイクするのでも幅が広がります。

写真写りはアレですが実物は割とかわいいので、元の持ち主さんにぜひ着ていただきたいです。寒くなる前に仕上げられたし上出来です。
次は自分用に作務衣を作りたいです。


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