敷地に湧き水4 ほぼ進展のない日 24.01.25

タイトル通り、今日は借地の湧き水関連は何もできることがなく終わりました。
何もしなかったわけではなく、お世話になってる工務店に、年末から不調だったガス給湯器の交換の依頼をするついでに湧き水のことも相談してみたんですが、ちょっとドン引きされながら、下水関係の業者を探してみたらいかがですかと言われました。
それがわかれば苦労しないのだ。
市の指定業者に名前があったから相談したのに…いやでも仕方ない。気持ちはわかる。
ポンプをつけるのは聞いたことがあるとちらっと言っておられたので、どっちかというとそれでよかったんだけど、関わりたくなさそうだったのでそれ以上は言いませんでした。
気を取り直して、新しい関係性を探す時期なのかもしれません。
いいところに出会えるといいな。

めんどくさい事態ではあるんですが、特に近隣にご迷惑をかけるわけでもなく、未開発の土壌の上に出たもので家にも影響はまあなく、(湿気は増しそうだけど)どっちかというと個人的にはなんかワクワクします。
出てきてた水がほんとにきれいで、湧き上がってた砂もきれいだったので、それを見てると「風の谷のナウシカ」に出てきた腐海の下の浄化された空間を思い出しました。
ミニ井戸つけてポンプで汲み上げたい。
うちの近所の畑も水が出るらしく、汲み上げ用のポンプがついています。
あんな風にしたいなあ。話聞いてみようかな。

noteでおすすめされた記事で、井戸を掘っておられる方の記録があったので興味深く拝見し、国土地盤情報検索サイトというのがあることを知って行ってみたんですが、残念ながら借地近辺の情報はありませんでした。
どっちにしても、こちらは井戸を掘るまでもなく水が湧き出てるのであまり意味はなかったかもしれません。
色々調べてるうちに、近年コンクリート舗装された河川が増えたせいで地下水が排出されにくくなり、水みちができてそれが地上に噴出しやすくなっているという記事を見ました。
考えてみれば、借地の前後にある水路はどっちもコンクリート舗装されており、どん詰まりの方の水路がコンクリート舗装されたのはそんなに昔のことではありません。
コンクリート舗装された河川の壁には地下水排出用の小さな穴は開いていますが、土ざらしだったころに比べて排水されにくくなっているんだろうなと想像はつきます。そういうのがじわじわたまって今になって出てきたんだろうなと。

全然余談ですが、安土城などの石垣は「穴太積み」と呼ばれ、現滋賀県大津市に存在した「穴太衆」に伝わった、自然の石の形を利用したでこぼこした積み方ですが、安定感に優れ、何より排水も抜群だったそうです。江戸時代に入ってから誰だったかが築城した際、石垣をきれいに積みすぎて排水できずそれで石垣が壊れたとかなんとか。加藤清正だったかな、違ったらすみません。加藤清正というと熊本城ですが、熊本の地震で石垣が壊れた時、安土城の石垣を復元したスタッフが滋賀県から駆け付け修復を担当したのだそうです。以上余談でした。

久しぶりに行った借地はなんだかとても清々しく、やけに心に残っています。琵琶湖も近く、裏に流れる川には水鳥も訪れ、自然豊かで本当にきれいなところです。私がこの地を管理していることにはきっと意味があると思います。導きがありますように。


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