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Pinder and Angelo滞在前半記

今回の二人の来日ではTodd PinderがシェイプしAngeloが限定数でレジンアートワークを施す予定。
そのためPinderは一週間ほど早めに来日しシェイプしたブランクスを用意しAngeloを待つと言う。

あらためて二人を紹介いたします。Pinderはフロリダで育ち、10代の頃からショートボードのシェイプをはじめ、多くのブランドでプロダクトシェイパーをつとめ、その後ハワイへ。ハワイではロングボードのシェイプも始め、多くのライダーへのテストボードもシェイプし徐々にシェイパーとしての階段を登って行ったのでした。
近年ではジョエルのTHCでの仕事やToshのハワイクイバーをシェイプしたり、名門G&Sとの仕事などを通して一流のシェイパーと皆に認められる存在へとなりました。日本でにおいても積極的に仕事をするようになり昨年の来日から私達RIDEとの仕事も始まりました。

Angeloはグラッシングしながら世界を巡るベルギー出身の凄腕グラッサー。もちろん自らシェイプもします。ヨーロッパではフランスで多くのシェイパーと仕事をしカリフォルニアではJeff Hullのファクトリーで多くの時間を過ごし、Ryan Lovelaceの板のラミネートも多くしてきました。あのRyan の板に施されたレジンパネルを見たことがある方も多いのでは?実は彼がオリジナルです。

まずはPinderをピックアップし空港から海へ直行。
今回シェイプルームをシェアしてくれるTappyさんも合流し良い波で1ラウンド。私たちが持つテストボードを普段の日本の波でテストしてもらい今回のシェイプに反映してもらうのが私の意図。皆で同じ波で板をシェアすることで自然と出てくる意見が一番大事。海上ミーティングはとても良い時間でした。

翌日からいよいよシェイプ開始。
Lis Fish, Fish Simmons
左Wing Twinzer、右Boozer Three Machine

今回の来日ではカスタムオーダーボードとストックボードを含め20本をシェイプする予定でしたが予想以上にカスタムの反響もあり急遽枠を広げてカスタムオーダーに対応させていただきました。それも正確で早いPinderのプレーナーさばきがあってこそ。

一日4本ペースで削れます。プレーナーでここまでシェイプすることができるシェイパーも数少ないでしょう。サンディングが少なく、時間短縮につながります。

コンケーブが美しいBonzer Three Machine


シェイプ開始から数日が経ち、ベルギーからグラッサーのAngeloが到着。

長いフライトで疲れているであろうAngeloを成田で出迎えるとまずは東京へ。
Fabtastic Acidのシェイパーで友人のトリスタンがいる下北沢での上映パーティーへ。

初来日のAngeloは東京にとても興味があるらしく、そのまま東京で過ごしてもらい数日後にRIDEへ到着。

axxe classicをオーダーしてくれました。

私たちの店を見てもらい店の雰囲気、カラーの好みを理解してもらうことができました。その後店から千葉へ。翌日からは仕事が始まります。

仕事の大まかな段取りが決まり、ブランクスを前にAngeloの仕事が始まりました。

仕事が始まると別の顔に。そして彼もまたPinder同様早い。合理的かつ正確に仕事をするための熟練の技を持っています。
レジンパネルやアブストラクトをデッキ面にお願いする話でしたが気がつけばラミネーション自体もかなりの本数をやってくれました。

詳細は書けませんが今まで見たこともないような技のオンパレード。
これには流石の熟練のTappy Workersたちも見学に回るほど。

ここから数日。日々繰り広げられる驚きのラミネーションショー。
Pinder Shape / Angelo Laminationの素晴らしい作品の出来上がりをぜひ楽しみにお待ちください。

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