見出し画像

Lovemachine入荷

2024年5月20日

Ryan Lovelaceによるマシンシェイプライン、Lovemachineが入荷いたしました。
以下今回入荷したストック分です。
Thick Lizzy 7'4, 7'10, 8'6


V.bowls 7'6, 8.0

Wills Fish 5'6, 5'9, 6'1(new model)

Cheet 6'4


今までマシンシェイプのサーフボードの販売には消極的だった当店。2021年の1月にライアンからもらったメールにびっくりしたのでした。「マシンシェイプのレーベルを始めようと考えているんだ。名前ももう決まっていてLovemachineというんだ。Lovelaceのマシンシェイプだからラブマシン。ストレートだろ?」それでも彼は私に気を遣ってか。日本で扱って欲しいとは決して言ってきませんでした。

画像は2019年サンタバーバラにて。
売れっ子のシェイパーたちがマシンシェイプで板を量産する事は何か暗黙の、誰もが知るがそのことには触れてはいけないような、アンタッチャブルな領域でした。ライアンの意見ではマシンシェイプが悪いのではなく、正直に明るみに出さないそのやり方に違和感を覚えていたという感じは私も同じ。とても納得し共感した私でしたが、実際店での販売となるとどうだろう。と考える日々が続きました。Lovemachineはアメリカ、オーストラリアでローンチを果たし晴れ晴れとした様子でビジネスしているその様子を見ていた私はついに取り扱いを決心しRyanに連絡したのでした。彼はとても喜んでくれ、早速日本向けのストックボードを製作する運びとなりました。
初回届いた板を皆様にお届けし、私たち自身もテストライドを繰り返しハンドシェイプとの違いを探し研究しました。ほとんどのモデルはハンドシェイプと同じ乗り味でした。一部、あえて乗りやすくアレンジされたモデルもあります。この辺りの情報はハンドシェイプも長く取り扱ってきた私たちがここまで時間をかけて得たデータですので大事にしたいと思いますのでぜひ店頭でお尋ねください。店頭にはハンドシェイプもマシンシェイプもどちらも見れますので。また遠方の方はぜひお電話くださればお答えいたします。

ライディング画像はThe PassでのFM 6'9。トライプレーンのボトムとローロッカーでスモールでもよく走ります。レールはややシャープで波を切ってグライドしていく感触はThick Lizzyの感じも思い起こさせますがツインザーに放射状になったチャンネルのボトムはよりコントロール性能にも優れ思い切ったアクションも可能です。波を選ばず、程よい長さはトラベルボードにも最高です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下はラブマシンのウェブサイトに載っているRyanによる文章です。少しだけわかりやすくアレンジしましたがほぼ原文通りです。ぜひお読みください。
Lovemachineのでは、特定のサーフボードの複製と、それを信頼性をもって作り直す能力に焦点を当て取り組んでいく。
サーフカルチャーは、銀色の大きなプレーナーを持ったシェイパーがすべてのボードをハンドシェイプしているというイメージで覆われていますが、90年代後半以降、それが正直に表現されることはほとんどなくなりました。シェイパーの立場から言えば、自分たちのやっていることを明確にし、正直に伝えるまでは、世の中に正直な製品を提供することはできない。
サーフボードのデザインをコンピュータでスキャニングしたり、デザインを大きく上下に拡大縮小したりすることは有益だが、私が納得できない結果がないわけではない。流体力学的な意味では、一方向に10%以上スケーリングすると、デザインとその上を流れる水の流れが根本的に変わり、かなりの変更を加えなければならない。同じ「モデル」でも7'6と6'6では目標が異なり、デザインへのアプローチも異なる。
私にとってのハンドシェイプとは、クリエイティブな自由と、長年の経験を誰かのためにサーフボードに表現する機会を意味する。ハンドシェイプとマシンシェイプは異なるプロセスであり、それぞれを尊重すべきです。どちらが優れているかという議論はもう必要ない。両者がどのように違うのか、どうすれば両方の方法を最もよく活用できるのかという議論であるべきだ。
過去18年間、サーフボードをハンドシェイプすることで、私は自分の世界観、考える時間、世界中のサーファーやビルダーとつながる方法を得ることができた。
Lovemachineは、これらのボードのいくつかを現代のテクノロジーを使って再現することで、お気に入りのボードを再現することができる。目標は、私のハンドシェイプを完全にそのままに、これらのデザインを完全な透明性と誠意を持ってお届けすることです。そして、もしそれがあなたの求めるものでなければ、カスタム・ハンドシェイプのためにいつでも私とコンタクトをとってほしい!
ライアン・ラブレース
ーーーーーーーーーーーーーーー
ラブマシンは設定されたディメンションのみのストックボード中心の販売となりますがカラーやロゴカラー、仕上げ、グラスオンサイドバイトなどをご指定いただきセミカスタムオーダーすることも可能です。納期も早いです。

上の画像の板はセミカスタムオーダーされた板です。こんな感じでアレンジできます。

セミカスタムオーダー、ぜひご相談ください。
もちろんハンドシェイプもオーダー可能ですのでこちらもご相談ください。

柴田

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?