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【マガジン42】『オーストラリアとアジア間関係』(2020/12/13)

今回はオーストラリアについて書いていこうと思います。

個人的にオーストラリアは非常に注目している国で、好きな国の1つです。

もちろん魅力的な観光立国ではありますが、最近の政治経済には注目して見ています。

特にモリソン首相になってからの外交転換は今後も要チェックだと思います。

中国との関係悪化、日本との関係など、皆さんの経済観も広がる話だと思いますので、どうぞお付き合いください。

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オーストラリアの基本情報

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どこにでも書いてありますが、一応オーストラリアの基本情報を載せておきます。

・面積:約770万㎢(日本の20倍。米国のアラスカ以外とほぼ同じ)
・人口:2,565万人
・首都:キャンベラ(43万人)
・キリスト教52%、無宗教30%
・議会:二院制(自由党含む保守連合、労働党の2大勢力)
・首相:モリソン(自由党)
・外相:ペイン(自由党)
・政策金利:2020年11月:0.1%(過去最低)
・通貨:オーストラリアドル(AUD)

南半球の大国であるオーストラリア連邦。

日本が冬である今、オーストラリアは夏ですね。

但し、時差は2~3時間程度。

1人当たりGDPは11位(日本は25位)で、人口は少ないながらも、1人当たりの生産性は日本よりも高いのが特徴です。

その理由は後述しますが、成長を続けてきた中国市場に対して輸出を増やしてきたことで、オーストラリア経済も成長してきました。

また、高度人材の移民受け入れも活発で、人口が少ない割にはビジネスマン移民が多くて労働人口は安定的です。

ビジネスのしやすさランキング14位に位置しており、これは日本の29位よりも上位です。

オーストラリアドル(AUD)はオージードルとも言われますが、まさかオージーの金利が0.1%になる時代が来るとは。笑

昔は高金利通貨として有名で、5%とか7%とかの金利が付く通貨で、証券会社が「オージードル投資しましょう!!」という投資勧誘をしていました。

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