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【マガジン100】海外企業研究(2022/10/30)

お久しぶりのマガジン記事更新です。

今までのマガジンは第1章として、『とにかく浅く広く』を意識し、マクロ思考が鍛えられるような内容をお届けしてきたかと思います。

自分の専門分野に囚われず、幅広い知識を知っておくことはこれからの時代には必要です。

これからの第2章では、もっとざっくばらんな内容をお届けしていきます。


今回は第2章までの繋ぎとして、世界にはこういった企業がありますよという紹介を沢山していきます。(今回は時間がないので、昔調べて別の媒体でひっそり公開していたものを出します。実はあのアカウント私のなんです)

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リライアンス・インダストリーズ【インド】

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◽️世界TOP5の大富豪であるムケシュ・アンバニ会長で有名
◽️本社はムンバイ
◽️石油化学会社
◽️リライアンス財閥の中核で、インド最大のコングロマリット企業
◽️傘下にJio(通信)、Reliance Retail (小売)など約20社
◽️グループ売上高:約9.4兆円(2019-20)


アラメックス【ヨルダン】

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◽️拠点:ドバイ
◽️発祥:ヨルダン
◽️元々はFedEXの中東代理店→現在は中東最大の国際物流企業
◽️どんな土地にも運ぶ(中東、アフリカ等)
◽️オセアニアとも関係強化
◽️オーストラリア・ポストとのEコマース合弁会社設立
◽️売上高:約1兆5,000億円
◽️日本は佐川は引き継いで配送


ウールワース【オーストラリア】

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◽️オーストラリア、ニュージーランドで最大の小売業者
◽️南アフリカにも出店
◽️オーストラリア最大の酒屋(AWS)、ホテルポーカーマシン運営
◽️ガソリンスタンド、ディスカウントストア(ビッグW)も展開
◽️売上高:約5兆円
◽️業界2位の「コールズ」と並んで、豪市場を寡占


コールス(Coles) 【オーストラリア】

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◽️オーストラリアの小売2位
◽️Woolworthsと並んで市場を寡占
◽️売上高:約3兆円
◽️ Woolworthsと同じで、何でも手に入るスーパーマーケット
◽️世界中の在庫をリアルタイムに可視化するプラットフォームを構築


ビナミルク【ベトナム】

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◽️ベトナム最大の乳製品製造メーカー
◽️本社:ホーチミン
◽️ニュージーランド、アメリカ、カンボジアなどに生産拠点
◽️機械設備は欧州製
◽️輸出先は中東、アジア、オセアニア、北米など
◽️売上高:約2600億円
◽️2006年ホーチミン証券上場
◽️外国人株式保有比率が高く、約60%


エマール・プロパティーズ【UAE】

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◽️中東最大の不動産開発デベロッパー
◽️拠点:ドバイ
◽️売上高:約6,000億円
◽️「陸のエマール」と呼ばれ、何も無い砂漠にでも施設を作る
◽️世界一高いビルのブルジュ・ハリファも建設
◽️ナイジェリアの新リゾート地開発「エコアトランティックシティ」の開発にも参入


インフォシス【インド】

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◽️本社:インドカルターナ州バンガロール
◽️世界有数のITコンサル、アウトソーシング、業務改善、ソフトウェア開発企業
◽️売上高:約1兆2,000億円
◽️日本支店有り
◽️日立、パナソニック、パソナとの合弁HIPUSを設立、日立グループの調達部門を担う
◽️売上の60%が北米地域
◽️無借金経営


シュタインホフ・インターナショナルHD【南アフリカ】

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◽️本社:南アフリカ・ステレンボッシュ
◽️世界40ヵ国以上に展開する小売流通企業を持つ
◽️売上の70%は欧州地域
◽️南アの富豪クリスト・ウィーズ会長
◽️アフリカ低所得者向けに格安の家具や日用品を提供予定≒「アフリカのウォルマート」
◽️売上高:約2.6兆円


ソナトラック【アルジェリア】

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◽️本社:アルジェリア
◽️国営石油会社でアフリカ最大規模を誇る
◽️炭化水素(石油・天然ガス)
→尚、アルジェリアのGDPの1/3はこれらの資源系。天然ガスは世界4位
◽️石油化学と海水淡水化の2部門
◽️石油生産は年間2,600万t
◽️売上高:約3.6兆円
◽️日揮など日本企業とも関わりは深い


ナキール【UAE】

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◽️UAEの政府系不動産ディベロッパー
◽️「海のナキール」と言われ、人工島、リゾート開発等に強み
◽️「陸のエマール」と双璧でライバル
◽️ドバイのジュメーラビレッジ等はナキールが開発
◽️経常利益:約1500億円(売上高不明)
◽️ドバイショックの大打撃があるも、紆余曲折を経て復活


バジャージ・オート【インド】

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◽️本社:インド・ムンバイ
◽️バイク世界4位、三輪自動車世界1位
◽️小型バイクに強み
◽️売上高:約4,500億円
◽️中東、アジア、南米地域に販売網
◽️インド二輪自動車はヒーローモトコープに次ぐ2位
◽️英国トライアンフ(大型バイクに強み)とパートナーシップで、新興市場開拓を狙う


ヒーロー・モトコープ【インド】

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◽️本社:インド・ニューデリー
◽️元々は本田技研との合弁で2010年に合弁解消、2011年より現在の社名
◽️ホンダは当初から棲み分けをしていた(スクーター等)別法人のHMSI(自社)でシェア拡大狙う=決別・対立構造
◽️二輪自動車インド国内1位、世界2位
◽️売上高:約5,000億円


タイ・ビバレッジ【タイ】

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◽️タイ財閥TCCグループの中核
◽️タイ最大のアルコール飲料メーカー
◽️売上高:約8,000億円
◽️ビール「ビア・チャーン」ブランドを保有(度数5〜6.4%)
◽️シンガポール最大フレイザー&ニーヴの経営権も取得済
◽️ベトナムのサイゴンビールのサベコ社も買収
◽️狙いは東南アジア市場


モビール(Movile)【ブラジル】

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◽️1998年創設のユニコーン
◽️本社:カンピナス
◽️売上高:約300億円
◽️PlayKids, Apontadorなど超メジャーな携帯アプリを提供
◽️傘下にiFood。フードデリバリーから販売まで、月間1.2億人のユーザー
◽️ブラジル版テンセント(中国)
◽️買収戦略が基本
◽️ソフトバンクも投資中


TSMC【台湾】

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◽️台湾の半導体受託生産メーカー
◽️世界初のEUV露光プロセスによるデバイス生産を開始
◽️Huawei (HiSilicon)やApple、Qualcomm等、製造ラインを持たない企業は大体ここに委託 ※中国メーカーは規制中
◽️半導体工場の主役
◽️世界最先端のチップの主力工場
◽️米中貿易戦争にも関連


サファリコム【ケニア】

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◽️本社:ケニアナイロビ
◽️ケニア最大の通信企業
◽️金融×携帯(送金サービス)という価値を提供(ケニア人の7割以上は銀行口座を持っていない)
◽️「M-PESA」があればケニアで財布は必要ないと言われる程
◽️売上高:約2,500億円
◽️携帯、モバイル送金のシェアはそれぞれ約70%


テレコム・ケニア【ケニア】

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◽️本社:ケニア・ナイロビ
◽️サファリコム、印バーディ・エアテルに続く国内3位の通信会社
◽️オレンジブランドで国内シェア7%
◽️売上高:約400億円
◽️株主の40%はケニア政府、60%はヘリオス投資パートナーズ(英国)
◽️米アルファベットと協力し、気球から4Gサービス提供を試験中


フォンテラ【ニュージーランド】

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◽️世界4位の乳業メーカー
◽️本社:NZ・オークランド
◽️国際競争力強化の為に3協同組合が合併
◽️GDPの約3%、輸出額の1/4を占める国内最大の組織
◽️売上高:約1兆3,000億円
◽️日本法人も有り
◽️海外展開活発も、ダノンやネスレには及ばず投資は失敗気味
◽️中国市場、人民元安も逆風


ジオ・プラットフォームズ【インド】

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◽️格安スマホで4億人の顧客
◽️Reliance Industriesの子会社
◽️Facebook, Googleなどの外資大手も出資
◽️ムケシュ・アンバニ会長の肝入り
◽️会長の弟アニル・アンバニのReliance communicasionと敵対、勝利
◽️インド14億人のEC市場(これから伸びる)が狙い


マザーデイリー【インド】

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◽️インド大手乳製品メーカー
◽️「Safal」ブランド(青果部門)
◽️デリーとベンガルルを中心に冷凍食品にも注力、市場シェア約50%
◽️年間2,300tの無菌フルーツパルプと濃縮物をコカコーラやペプシ、ネスレなどに供給
◽️インドの牛乳は高温殺菌されてないので注意
◽️売上高:約1,300億円


アルカビール【UAE】

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◽️本社:UAE・ドバイ
◽️中東最大の冷凍食品メーカー
◽️2019年サウジアラビアのサボラグループがAl Kabeerを買収
◽️サウジアラビアに新工場
◽️15ヵ国以上に冷凍加工工場と冷凍設備を保有
◽️イスラム教向けの食品加工も得意
◽️インドの冷凍食品市場では外資トップ
◽️売上高:約180億円


DiDi (滴滴出行)ディディチューシン【中国】

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◽️中国版Uber
◽️中国配車サービス最大手で急成長中
◽️英語設定、クレカ登録、どれもアプリで完結
◽️株主にソフトバンク
◽️日本で展開も、規制でタクシーを呼ぶサービスに留まっている
◽️無人運転タクシーが次の狙い
◽️時価総額:5.5兆円

ナイジェリアン・ブリューワリーズ【ナイジェリア】

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◽️本社:ラゴス
◽️アフリカ時価総額TOP5のアルコール飲料メーカー
◽️「スター・ラガー」ブランドで有名
◽️ハイネケンの子会社でライセンス生産も請け負う
◽️ユベントスやレアルマドリード、アーセナル等とスポンサー契約⚽️
◽️売上高:約900億円


ダンゴート・グループ【ナイジェリア】

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◽️本社:ナイジェリア・ラゴス
◽️アリコ・ダンゴート会長はForbes資産家ランキング入りしたアフリカトップの大富豪
◽️セメントと砂糖の巨大コングロマリット企業集団
◽️保護貿易政策によって急成長
◽️セメントはナイジェリア内65%のシェア
◽️売上高:約4,500億円


ソナンゴル【アンゴラ】

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◽️本社:アンゴラ
◽️売上高:約1.9兆円(アフリカ3位)
◽️石油、天然ガスの国営企業
◽️アンゴラがサブサハラ(北アフリカ)以外で南ア、ナイジェリアに次ぐ3位のGDPたる所以=産油国
◽️アンゴラの携帯業者ユニテルの過半数株式を取得
◽️シノペック等の中国マネーも流入


WithYouWithMe【オーストラリア】

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◽️本社:オーストラリア・シドニー
◽️2015年創設
◽️優秀な退役軍人や元軍人の経済界への転職支援サービス
◽️無料オンライントレーニングプラットフォームで人材育成や能力開発の場を提供
◽️2019年テクノロジー企業成長率世界1位(13,361%)
◽️2004年以来のランクイン


サソール(Sasol)【南アフリカ】

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◽️本社:南アフリカ・ヨハネスブルク
◽️売上高:約1.5兆円
◽️アフリカ最大の化学メーカー
◽️液化燃料、ガス、化学物質を扱う資源企業
◽️石炭、石油、ガスを化学品にする液化技術に強み
◽️米ナスダックにも上場し、米国内にLDPE設備など建設(但し、年明け火災事故)


ノリリスクニッケル【ロシア】

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◽️ニッケル(世界の約25%)、パラジウム(約40%)を中心とした非鉄金属大手
◽️レアメタル世界1位
◽️本社・モスクワ
◽️主な拠点は北極圏ノリリスク-タルナフ地域
◽️売上高:約1兆円
◽️ロシアで最も高給取り企業
◽️今後は北極圏の永久凍土の溶解が施設に影響を及ぼすかも?


エスコム【南アフリカ】

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◽️南アフリカ電力公社
◽️南ア90%、アフリカ40%の電力を供給
◽️但し、債務返済(約3兆円)に難儀しており、発電、送電、配電の3事業に分割
◽️汚職も多く、経営は悪化。2019年から計画停電も実施
◽️石炭火力発電所は老朽化
◽️鉱山採掘も満足に出来ず南アの信用力を揺るがす
◽️売上高:1.5兆円


ベトコムバンク【ベトナム】

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◽️本社・ハノイ
◽️2006年に民営化したベトナム最大のメガバンク
◽️Forbesベトナムでは1位の企業
◽️日本のみずほが出資(約15%)し、民間筆頭株主
◽️売上高:約2,000億円
◽️時価総額1.5兆円で注目の企業


インドラマ・ベンチャーズ【タイ】

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◽️タイの石油化学大手
◽️本社:バンコク
◽️PET樹脂の世界最大手
◽️昨年、米国ハンツマンの一部事業(界面活性剤など)を買収(2,200億円規模の大型買収)
◽️近年海外企業のM&Aが活発
◽️フィリピンで再生PET事業
◽️売上高:1兆2,000億円


モロッコテレコム(Maroc Telecom)【モロッコ】

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◽️本社:モロッコ・ラバト
◽️売上高:約4,000億円
◽️モロッコ最大の通信会社
◽️仏系Vivendi社が主要株主(53%)→2014年にEtisalat (UAE)に売却
◽️モロッコの電話会社は他にOrangeとinwiだが、同社が1番繋がる
◽️プリペイド型のGSM方式携帯が急速に普及


フォルモサ・プラスチック・グループ(台塑集団)【台湾】

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◽️台湾の世界6位の化学メーカー
◽️日本の化学メーカーよりも売上高は上
◽️石油化学や塩ビ樹脂、化学繊維などを8事業所有
◽️テレフタル酸、ガラス繊維、ICパッケージ基板など世界シェアトップ
◽️台湾最大のDRAM工場も持つ(半導体)
◽️売上高:約4兆円


アモーレパシフィック【韓国】

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◽️本社:ソウル
◽️韓国で圧倒的な首位の化粧品メーカーで70年以上の歴史を誇る
◽️資生堂、花王に続きアジア3位
◽️売上高:約6,000億円
◽️日本でも百貨店で展開「ラネージュ」など
◽️業界の中でも市場開拓を続ける「イノベーター」で革新的企業の評価も
◽️世界展開も積極的


マラヤンバンキング(メイバンク)【マレーシア】

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◽️本社:クアラルンプール
◽️マレーシア最大の銀行
◽️東南アジアで事業拡大、成長市場の重要バンク
◽️その他イスラム系銀行業務
◽️傘下にメイバンク・イスラム
◽️インターネットバンキングの国内シェア約55%、登録者380万人
◽️売上高:約6,000億円


エティハド航空【UAE】

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◽️本社:UAE・アブダビ
◽️過剰供給による赤字続きでリストラ実施中
◽️コロナ禍でもエアアジアとLCC新社設立の強気姿勢
◽️中東の海外出稼ぎ需要狙い
◽️サービスの評判◎
◽️Boeing機中心に126台保有
◽️豪企業の新技術でチェックイン時に体調診察が出来るAI導入
◽️売上高:約6,500億円


ショップライト【南アフリカ】

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◽️本社:南アフリカ・ケープタウン
◽️アフリカ最大の商品小売企業
◽️売上高:約1兆2,000万円
◽️アフリカ+インド洋諸島の15ヵ国に展開
◽️2020/8/13:経済規模最大のナイジェリアからは撤退。コロナ不況による外貨流出管理で、南ア本国への利益送金に支障があるとの報道


MTNグループ【南アフリカ】

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◽️本社:南アフリカ・ヨハネスブルク
◽️中東21ヵ国との大手通信サービスプロバイダー、携帯ネットワーク
◽️2,4億人のユーザーでアフリカのスマホ普及に貢献
◽️売上高:約1兆1,000万円
◽️東アフリカ初の5G立ち上げは中国ZTE🇨🇳と連携
◽️ウガンダで太陽光で携帯を充電するサービスも提供


JBS【ブラジル】

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◽️本社:ブラジル・サンパウロ
◽️食肉加工企業で多国籍企業
◽️2007年米・Swift&Companyを買収して食品加工の世界最大手に
◽️基本路線はM&A戦略
◽️黒い噂が多く、汚職や不正などの事件も多い
◽️米国、ブラジル、オーストラリア、アルゼンチンに牧場(牛)
◽️1日約1,300万匹の食肉加工
◽️売上高:約5兆5,000億円


HMサンポエルナ【インドネシア】

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◽️本社:インドネシア・ジャワ島・スラバヤ
◽️国内3位の時価総額を誇るタバコメーカー
◽️包装、倉庫業、不動産開発、ゴルフ場運営も
◽️売上高:約3,000億円
◽2005年米国フィリップス・モリスが買収
◽️インドネシアのタバコ王プトゥラ・サンポエルナが創業者


ヘンケル【ドイツ】

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◽️本社:ドイツ・デュッセルドルフ
◽️トイレタリー、化学品メーカーで多国籍企業
◽️洗剤などのHome Care
◽️シャンプーなどのPersonal Care
◽️個人や工業向けの接着技術の3事業部門
◽️特に接着剤では世界最大手で、自動車などのモノづくりの根幹を支える
◽️売上高:約2.5兆円


NXP Semiconductors【オランダ】

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◽️本社:オランダ・アイントホーフェン
◽️2006年🇳🇱フィリップス社の半導体部門が分社化
◽️エンジン制御等に使う車載用半導体世界最大手
◽️🇺🇸Qualcommが買収交渉も、中国の妨害工作で断念
◽️売上高:約2兆円
ASMLと併せてオランダをEUの半導体大国たらしめる理由の1つ


Elsewedy Electric【エジプト】

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◽️本社:エジプト・カイロ
◽️家電の商社からスタートし、ケーブルの代理店なども経験
◽️売上高:約3,000億円
◽️エジプト最大のエネルギー会社
◽️ドイツ風車タワーメーカーSiagと合弁で風力発電部門も注力
◽️丸紅は火力発電、豊田通商は太陽光発電で協業


ガルフ・エナジー【タイ】

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◽️本社:タイ・バンコク
◽️2011年設立の民間発電企業
◽️売上高:約350億円
◽️三井物産と組んでガス火力発電所を建設や、大型複合施設に冷房・配電事業を予定
◽️2020年5月にLNG取引免許を取得
◽️国産ガスの減衰を見据えて輸入開始予定。電気代抑制で産業競争力維持を狙う


リープヘル(LIEBHERR)【ドイツ】

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◽️本社:キルヒドルフ
◽️欧州最大の建設機械メーカー
◽️売上高:約1.5兆円
◽️クレーン車世界1位
◽️ドイツの前後復興の中核
◽️スイスに持ち株会社があり、世界13カ国に拠点
◽️冷蔵庫も販売


コーニング【アメリカ】

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◽️売上高:約1.2兆円
◽️本社:アメリカ・NY
◽️世界最大の液晶パネル用のガラスメーカーで米国屈指の老舗企業
◽️世界シェア50%超
◽️主要株主:Samsung (約7%)
◽️日本でもよく聞く「ゴリラガラス🦍」は代表製品
◽️TESLAなど車載用ディスプレーなどでも活躍


コデルコ【チリ】

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◽️本社:チリ・サンディエゴ
◽️売上高:約1.3兆円
◽️世界最大の銅生産の国営企業(チリの銅鉱石の世界シェアは約3割)
◽️2019年、丸紅🇯🇵連合が海水脱塩プラントの建設を受注
◽️主力はチュキカマタ銅鉱山
◽️銅生産の副産物のモリブデン酸化物は鉄の生産に必須。日本企業も同社から調達


エンブラエル【ブラジル】

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◽️本社:ブラジル・サンパウロ
◽️売上高:約6,000億円
◽️ブラジル政府が主要株主
◽️世界3位の航空機メーカー
◽️強みの小型旅客機(リージョナルジェット)事業をBoeingと統合予定も交渉失敗
◽️空飛ぶタクシーの開発にも熱心
◽️シリコンバレーにも開発拠点


バーラト重電機【インド】

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◽️本社:インド・ニューデリー
◽️売上:約3,000億円
◽️国営の総合重機メーカー
◽️太陽光発電のEV充電網を高速道路に構築中の注目企業
◽️原発の整備も受注
◽️日本の重工企業とも関わりが深い


ゲルダウ【ブラジル】

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◽️本社:ブラジル・ポルト・アレグレ
◽️売上:約8,000億円
◽️南米最大手の鉄鋼メーカー
◽️欧州での買収で拡大スペインにも工場有り
◽️今後の狙いは風力発電用の鍛造品
◽️住友商事と合弁会社(鍛造品の販売会社)を設立
◽️ブラジル政府は風力発電を後押し中(7%→11%に引上げ目標)
◽️画像は2016年時


タタ・スチール【インド】

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◽️本社:インド・ムンバイ
◽️タタ財閥の中核企業で世界9位の鉄鋼メーカー
◽️2007年に英国コーラス社買収
◽️但し、欧州で3,000人解雇予定
◽️売上:約2兆円
◽️日本製鉄とは自動車用鋼板で合弁
◽️ベトナムやイランにも拠点
◽️但し、中国勢の影響により販売苦戦


ルクオイル【ロシア】

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◽️本社:ロシア・モスクワ
◽️売上:約12兆円
◽️ノバテクに続くロシア2位の石油会社
◽️石油需要、原油価格の低下の影響は大きく、コロナ禍の4-6学期は赤字
◽️サウジアラムコのIPO時は投資せず
◽2020年にはアルジェリア・ソナトラックと油田開発の覚書
◽️アフリカへの投資が活発


ハイデルベルグセメント【ドイツ】

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◽️本社:ドイツ・ハイデルベルク
◽️売上高:約2.2兆円
◽️世界2位のセメントメーカー
◽️イタリアの同業・チェメンティを買収したことで規模拡大
◽️世界50ヵ国以上に展開
◽️CO2を液体に変え、CO2ガス排出量をゼロにすると宣言


グッドマン・グループ【オーストラリア】

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▫️オーストラリア本社の物流施設用不動産の運用会社
▫️NZ、アジア、EUでも展開
▫️米国、日本に次ぐ世界3位のリート市場(豪州)を維持出来ているのはグッドマンあってこそ
▫️Amazon、BMW、コカコーラなどが大口顧客
▫️運用資産:516億豪ドル(約4兆円)
▫️ 世界最大規模の工業所有権


DHL【ドイツ】

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▫️本社:ドイツ・ボン
▫️ドイツポスト傘下の航空物流会社
▫️ドイツポストが国内物流、DHLが国際物流を担当
▫️世界228拠点
▫️元々はカリフォルニア州🇺🇸が発祥で、1998年にドイツ資本へ。
▫️売上:約600億ユーロ(約8兆円)


ヒルトン・ワールドワイドホールディングス【アメリカ】

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▫️売上高:約1兆円
▫️コンラッド、ヒルトン、ダブルツリーなど
▫️本社:米国・バージニア州🇺🇸
▫️実業家コンラッド・ヒルトンが創業
▫️投資ファンドのブラックストーン🇺🇸→海航集団🇨🇳が筆頭株主→売却


おわりに

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というわけで次回以降のマガジンからは第2章。

お楽しみに!!

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