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【マガジン56】『在庫が無いのは誰のせい?』(2021/04/10)

今回はモノづくりに携わる人たちが必ず1度は耳にしたことのある

在庫が無くて売れません


これについて、「果たして誰のせいなの?

というテーマで書いていこうと思います。

「在庫削減だ!」

というのは経営陣がよく言います。


確かに、

無駄に在庫を持つことでキャッシュフローが圧迫されて会社経営に響きますからね。


しかし、

現場とくに営業からはこういう言葉をよく耳にします。

「在庫が無いので売れません!削減は悪循環だ!」

私はルート営業をやっていたので、

これは本当によく分かります。


継続的に販売している製品なのに在庫が無い、

なんてことが起きてしまっては営業としては困りますし、

お客さんも困ります。


もしその製品が簡単に競合メーカーの製品に置き換わるようであれば、

その1回の欠品のせいで、

今後の継続的な売上までもが無くなってしまいますから、

在庫削減して欠品したら元も子もないんですよね。


というわけで、

メーカーでも商社でも「在庫の最適化」というのは永遠の課題であり、

新規で数字を作るセクションとはまた違った難しさがあります。


むしろ、

事務系でも技術系でも、

既存製品の担当をしているのにここに無関心というのは、

あまりにも思考停止で価値の低い仕事しかしていないとみなされても不思議ではありません。


というわけで「在庫」について書いていきますけど、

私の推薦書としては「ザ・クリスタルボール」という書籍ですね。


Amazonのリンクなどは貼りませんので、

ご自身で検索してポチってください。

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有名な「ザ・ゴール」系列の本であり、

BtoBメーカー勤務の人だとしても、読んでおいて損はないと思います。

「戦略」と「戦術」の違いもサラッと書いてありますので勉強になると思います。

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