審神者じゃないけど刀剣乱舞を観てみた:その2

はじめに

前回の記事を書いた後にも円盤お借りしたり無料配信あったりで色々見たので、観た(読んだ)きっかけと感想を若干忘れつつあるけれど書き留める。ネタバレや解釈違いはご容赦を。

シナリオブック 映画 刀剣乱舞-継承-

きっかけ
友人にお借りして。
感想
脚本読んだ感じはステの戯曲と同じく、映像を観た後の復習に良い感じ。インタビューの「映画の不動はレベル50-60くらい」というのを見て、虚伝の不動(顕現したて)とは相当レベル差がありそうと思った。

ミュージカル 三百年の子守唄

きっかけ
公式の無料配信で。複数の友人にみほとせは良いぞとおすすめされていたので無料配信はこれだけ観ることに。
感想
らぶふぇす2017見たから大体刀が見覚えある...らぶふぇすOPの子役はここの子だったのか。かざぐるまのピアノが脳内で春よ来いと混ざる。成長していくシーンと共に聴くのが心地良い。信康(幼少期)が吾兵に畑の作り方の教えを乞うところ、吾兵のごつごつした手をまた手に取って見てるのが細かい。
蜻蛉切にはお固いイメージあったけど、予想外にコミカルなシーンが多かった。赤ちゃんあやしながら「俺が泣きたいよ」とか。新しい公演になるほど歌上手くなってるなあ。
タイトルの300年、江戸時代だけでは足りないから家康の幼少期から年数も足されてる?300年よりちょっと長そうだけど。

舞台:虚伝(再演)

きっかけ
友人にお借りして。
感想
冒頭が初演と大分変わってる?相変わらず三日月は所作が綺麗だけど声が低くなってるというか老獪な感じが増してるような。馬と軍議が初演より強い。鶴丸はキャスト違っても鶴丸だった。蘭丸の「今度こそ」が意味深。

舞台:義伝

きっかけ
友人にお借りして。1回夜中に観て記憶が曖昧なところがあったので翌日もう一度見た。
感想
序盤の政宗の死装束と三日月の衣装が同じ紗綾型の文様。虚伝再演に続いて山姥切がお笑い要素の耐性上がってるような。思いが強い人間が肌白くなったり、黒い刀が出たりは維伝と通じる。本編と全景は公演が違う?鶴丸の「あちこち渡り歩いて来たもんだ」は他の本丸も指してるような気もする。
忠興→政宗の「田舎侍が」と歌仙→大倶利伽羅の「田舎刀が」がリンクしてる。閉じられた円環とか時間の牢獄とか、時間のループについてのキーワードが多かったのでこの辺重要そう。

戯曲:ミュージカル 三百年の子守唄

きっかけ
友人からおすすめされてたし本編観たので購入。
感想
刀ステの戯曲と読み心地は同じ感じだけど、台詞と台詞の間の空間が広い(台詞の間が空いているような印象)。歌の歌詞と誰が歌っているか(複数人のとこは石・蜻・大とか)が書かれているので、歌いたい人には良さそう。

戯曲:舞台 義伝

きっかけ
虚伝の後書きが面白かったのとストーリー復習のため購入。
感想
冒頭の関ヶ原(劇中では1周目のはず)で鶴丸が「同じ戦場、同じ敵」って言ってるけどまだ三日月がループの説明をしてないタイミング。鶴丸が先にループに気づいている?それとも既に何周もしてる?
小夜と太鼓鐘が偵察値が高くて敵の気配に気づくとか、舞台だけでは分からないゲームの設定にも触れられて面白い。

舞台:外伝

きっかけ
公式の無料配信が始まったので、観ていないところから観ることに。(円盤観てても配信はカメラアングルが違うとか別の楽しみ方もできるらしい)
感想
虚伝と義伝をつなぐ話。プロジェクションマッピングとか音楽が今までと雰囲気違う。雨で滑りそうなのに殺陣が激しい。気分と共に天気が晴れてくる偶然凄い。写しどうこうの下りで長谷部が山姥切を気遣ってオロオロする感じが新鮮。

舞台:ジョ伝

きっかけ
公式の無料配信で。
感想
OPのナレーションが「審神者は過去へ飛ぶ」じゃなくて「刀剣男士は過去へ飛ぶ」になってるのが引っかかる。伏線散りばめて丁寧に回収していく感じがとても楽しいSF感。ネタバレなしで観るべきというのは本当にそう思う。
山姥切→骨喰が敬語。審神者にも敬語じゃないのに?長谷部の感情が作品を重ねるごとに忙しくなってる。演技の幅が広いなぁ。小夜の極、進化後的な感じかな。ゲームやってると感慨深そう。
同田貫は食後に「ごちそうさーん」と言ってたり負け濃厚な時に撤退を進言したりと、荒っぽいだけじゃない感じ。
弥助のイタリア語?っぽい発音(と腹筋)が凄い。
音楽の雰囲気がまた少し変わった?ケチャとかEDのソイヤソイヤとか。EDでアンサンブルが踊ってるのも新鮮な感じ。

戯曲:舞台 ジョ伝

きっかけ
復習のため購入。
感想
本が分厚いと思ったらジョ伝(舞台)→恕伝(円盤特典?)→外伝の順で収録されていた。写しの元となる「ほんか」が「本歌」かと思ってたら「本科」だった。後書きでジョ伝がなんでこんな構成になったか書かれていて、事情を吸収して面白く昇華する脚本凄いと思った。

舞台:悲伝(大千秋楽)

きっかけ
公式の無料配信で。
感想
桜の森の満開の下な感じのOP。光忠ミュージカルが歌上手い。
骨喰の足技がカポエラっぽい避け方(ジョ伝か悲伝か記憶が曖昧…)
鵺の殺陣や口調がどんどん変わっていくのに引き込まれる。
長谷部極、甲冑の感じが信長っぽい。不動も長谷部も極になって台詞が色々乗り越えてる感じ。大事なシーンでコーラス入るの増えて来た?
三日月(白)の紗綾型の衣装、色も含めて義伝の政宗の死装束と重なる。紗綾型は不断長久(たえることなく長く続く)の意味らしいけど本丸の繁栄とか円環とか色々に解釈できそう。しかし今後ハッピーエンドになるのかこれ...?

戯曲:舞台 悲伝

きっかけ
復習のため購入(ジョ伝の戯曲買う時に全部観るだろうと買っていた)
感想
小烏丸の台詞だけは目で追うスピードがゆったりになる。普段と違う台詞喋って緑の光が出るのが真剣必殺(必殺技)っぽいと思ってたら、服破れてる状態も「真剣必殺の姿」って書いている?配信で観た大千秋楽は悲伝の中でも色々あった後なんだと後書きで理解する。悲伝の初回が観てみたい。
ナレーション、始めはジョ伝と同じく「刀剣男士は過去に飛ぶ」で終わりは「審神者は過去に飛ぶ」になってる(戻ってる?)のが引っかかる。

舞台:慈伝

きっかけ
公式の無料配信で。
感想
いきなりのミュージカル感。振り付けもコミカル。
初見の刀が多いけど衣装の共通点(ソハヤと大典太とか、藤四郎とか)でなんとなく覚える。サンシャイン大包平。
長谷部のコミカルからシリアスの演技の幅の広さとか、長義のイラっとさせるプライドの高さとかに俳優の上手さを感じる。
一振りで多数の(身内の)刀を相手にして圧勝するの、悲伝では小烏丸→三日月、慈伝では山姥切国広。この辺の強さが本丸内で別格?
山姥切修行の件は維伝と(色々あった上で)繋がるような。どんぐりがいつのまにやら大事なアイテムに。EDの傘がプロジェクションマッピング。
大演練で刀ステの刀どう出すんだろうと思ってたけど慈伝の感じで出すのかなと思った。二振りある刀とか舞台でいなくなってる刀をどう出すのか(設定を匂わせるのかお祭りモードにするのか)はまだ気になるけど。

舞台:維伝(2回目)

きっかけ
もうライビュで観ているけど、岡田達也さんの龍馬を観たくなった時用に円盤購入。キャラメルボックスの時代劇の円盤買っておけば良かったと後悔…
感想
前回ライビュで観た時(刀ステ初見)の時も十分面白くて満足してたけど、虚伝〜慈伝まで観てからだと受け取る情報量が多すぎてびっくりする。ストーリーについては別で書きたいので割愛。
デジタルな通信(入電)や、改めて殺陣が人間離れしてる。舞台は常に動き続けるし、陸奥守は2階から飛び降りるわ宙返りするわ、岡田以蔵はポンポン飛び跳ねるわで恐ろしい。罠ダンスは殺陣が曲のリズムに合った振り付けになってるのはステで初めて観たような気がする。

おわりに

ということで観たかったミュの三百年とステの全部が観られて満足。友人も公式配信もありがとうございました。

ミュは観ていないのが沢山あるけど、三百年面白かったので葵咲本紀も面白そう。ステは新作も何かの機会で観てみたい。歌仙で綺伝だと「貴殿」が連想される…
戯曲は本編観た後で読むのが面白かった。特にステの戯曲は今後も出たら買いそう。手元にある維伝の円盤はまだストーリーを消化しきれてない感があるので何度か観たい。
もともと何も分からない状態でアニメ活劇から入ったので、当時なんとなく観てたシーンも今観ると情報量増えて面白くなっているかも。
そういえば履修する前に気になってたコールトーミュまだ聴いてないけどそろそろ楽しめるかな。
ゆるーく沼に片足突っ込んでる気がしつつ今回はこのあたりで。

ステは気になるところが多かったので、備忘録に残してみます。


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