見出し画像

審神者じゃないけど刀剣乱舞を観てみた

ご縁があって刀剣乱舞の色んなコンテンツに触れたので、観たきっかけと感想などを書き残してみる。ゲーム未プレイなので、理解してないところなどは解釈違いと思ってご容赦いただければ。

はじめに

2019年秋頃に、刀剣乱舞の話をちらほら聞いていた。
・友人に刀剣乱舞全般いいよと薦められた(ゲーム/ミュージカル/ステージ/アニメなんでも)
・別の友人がコールトーミュ(刀剣乱舞ミュージカルの楽曲を歌う合唱企画)の感想を話していた
・副次的文化系合唱祭(アニメ・ゲーム等の合唱イベント)に興味がでてきた。元々他のゲーム系の合唱が気になっていたけど、コールトーミュも出るときがあるらしい。
などなどが重なり、そろそろ履修しておくと楽しいかなーというのがきっかけ。

履修前のスペック

刀剣乱舞のゲーム
存在は知ってる(刀版艦これという理解。ストーリーは知らない)

2.5次元
テニミュの運動会?ぽいのは友人のコメンタリー付きで見たことがある。
PSYCHO-PASSの舞台版(Virtue and Vice)はAmazonプライムで楽しく観た。

ミュージカル
劇団四季やブロードウェイミュージカルの来日公演は何度か観ている。
ウィキッドとかシスターアクト(天使にラブソングを)が好き。

舞台
キャラメルボックスが好きで何度か観ている。時代劇も1回観た。

ゲームは時間が溶けそうなので選択肢から除外。映像ものでご縁があれば見てみるかーというところ。
ここから各作品を観たきっかけと感想を。

アニメ:活撃 刀剣乱舞

きっかけ
Amazonプライムで観られたので。
感想
とにかく登場人物が多い!国広とか藤四郎多すぎて分からん・・・
前の主への思いとか任務での葛藤など、ストーリーが面白いし、バトルシーンは空の境界みたいで迫力ある。(制作は同じufotableらしい)
審神者が刀剣男士に命じて、歴史を変えたい時間遡行軍と戦うなど、ざっくり世界観は理解した。

ミュージカル:幕末天狼傳

きっかけ
アニメ見た話しをしたら友人が貸してくれたので。
感想
まず殺陣が凄い。階段も使って飛び跳ねまくってる。
日替わり要素とか、生身の人間が演じている舞台特有の熱量を感じた。あと役者さんの筋肉凄い。
兼定と堀川国広はアニメ(活撃)で見てたけどイメージが喧嘩せず観られた。
ストーリーでは新選組に絡む安定の行動とか、活劇の国広とダブって見える。蜂須賀と長曽祢とか、刀同士の関係性が複雑そう。
2部のライブはアイドルっぽくて若干ノットフォーミーかもという印象。ただ1部で壮絶な最期を遂げても2部で歌って踊っているのは(どういう世界なのか分からないけど)観てる人に救いがあると思う。

雑誌:BRUTUS(刀剣乱舞特集)

きっかけ
前提知識が少し入るかと思い購入。
感想
情報量多すぎて覚えられないけど、刀がたくさんあるんだなーとか、
クラウドファンディングで刀の復元プロジェクトがある等、色々なことを知れて面白い。
刀剣乱舞は未来の話だから、現代で復元された刀が未来の話で活躍するのは時代がつながってる感じで何かいいなと思う。
友人にBRUTUSを渡したので、その時にも刀を色々教えてもらった。

映画:刀剣乱舞-継承-

きっかけ
舞台(維伝)のライビュに誘われて、行くまでに履修すると良いと友人にお借りした。
感想
三日月役の鈴木拡樹さんがもうなんというか三日月そのもので千年生きてそうだった。PSYCHO-PASSの舞台でもエリート役で出ていたけど印象が全然違って衝撃的。ストーリーも伏線がどんどん回収されたり、終盤のどんでん返しがあって面白かった。

舞台:維伝(ライビュ)

きっかけ
友人から、客演でキャラメルボックスの岡田達也さんが坂本龍馬役で出ると聞いたので。キャラメルボックスで坂本竜馬をやっていたのは観てないけど知っていたので、これは観たいとチケット購入。
感想
ライビュ初めてだったけど、舞台のメインの所にカメラが動いて思った以上に観やすい。
舞台装置がずっと動き続ける中での殺陣は怖いくらいの迫力で、特に坂本龍馬と岡田以蔵の殺陣は鬼気迫る演技だった。
全体的に重たいストーリーだったけど、過去の歴史を変えるSFでの疑問に答えを出すような話で面白かった。
鶴丸役の染谷さんがちょいちょい笑いを入れてくるのが面白かった。「この状態でも入れる保険が」とか「ちょっと刀剣男子~」とか。
特に推しの刀はないけれど、小烏丸・鶴丸・(出てないけど)三日月など、余裕のある刀が比較的好きだなーと思った。
終演後のあいさつで、岡田達也さんが坂本龍馬の姿で「一言だけ・・・『また逢おう!』」と言っていたのがいろんな人へのメッセージが凝縮されているように感じた。

舞台:虚伝(初演)

きっかけ
友人にお借りして。維伝で三日月出てないねーと友人に言ったら「舞台を全部観てくれ」と言われたので、見た熱が冷めないうちに舞台も見始めようと。
感想
キャストが映画とほとんど同じなので入り込みやすい。
映画といい、本能寺よく出てくるなと思ったけど同じ時代に何度も行く話なのかと理解した。
おはぎの宴の下りが面白くて、特典映像の日替わり要素も全部観てしまった。
維伝のカーテンコールで鶴丸役の染谷さんが言っていた、ピンマイクを忘れた人に貸してあげた件も虚伝のカーテンコールで観られてあぁこれかと納得。

戯曲(本):舞台 虚伝

きっかけ
書籍版で読めればストーリーがもう少し理解できるかと思い購入。
感想
再演版をベースにしているらしいが、初演との違いまでは分からず。日替わり要素が明示されていたりと面白いけど、舞台では何分もかけている殺陣が戯曲だと数行で終わるので、初見は舞台で観て、後でストーリーを戯曲で復習するのは良さそう。

ミュージカル:つはものどもがゆめのあと

きっかけ
友人にお借りして。話が良いらしい。
感想
冒頭の小狐丸の歌「あどうつ聲」の迫力にビビる。
タイトルでは芭蕉の句、劇中に勧進帳や那須与一の話が出てくるなど、国語(古典)で習った内容を思い出すような小ネタがちらほら。前作の阿津賀志山異聞を観ていた人向けの小ネタもありそう。
観た後で友人から泰衡の蓮の話を聞いておぉっとなる。ミュは知識があるほど楽しめそう。
2部のダンスがキレッキレだった。髭切の人がジャンプとかスピンとか凄い綺麗だったけど、バレエやってたと聞いて納得。

真剣乱舞祭2016

きっかけ
友人にお借りして。手持ちのミュージカルが観終わったので観ることに。
感想
それまでのミュージカルを観ていると分かりそうな小ネタが多めのお祭り。
幕末天狼傳を観たから分かるネタがいくつかあった。
ミュージカルも2本観てたので、知ってる刀も増えてきたしそろそろ曲も聞き覚えが出てきた。
三日月と加州の人は特に歌が上手かった。

真剣乱舞祭2017

きっかけ
友人にお借りしたので2016に引き続き観てみる。
感想
2016でも上手いと思ったけど、明らかに全員歌が上手くなってる...!多人数のユニゾンとか綺麗だし、2016に居なかったメンバーも上手い。
百物語を使ったストーリーや演出も好みだった。それぞれの刀にまつわる話が聞けるのも面白かった。
ミュージカルの2部のような要素はどちらかというと苦手な方だと思っていたけど、大分見慣れてきた気がする。

映画:刀剣乱舞-継承- (2回目)

きっかけ
お借りしていたものを全部観て、お返しする前にもう一度観ておきたいと思ったので。(1回目は夜中に観て覚えてないシーンがあったのもある)
感想
終盤の展開まで知った上で観ると、序盤から全然違って見える。役者さんの細かい表情の変化とか分かって面白い。
終盤の刀大集合のシーンで、刀がそこそこ分かるようになっていて履修の成果を感じる。

おわりに

これで一旦観たものは全て。特に推しが出来るわけでは無かったけど、総じてどの媒体でもストーリーが良かったので楽しく観られた。
今後はどれだけ観るか分からないけど、舞台は虚伝~維伝までの間の展開(維伝で過去の人になってる感のある人たち)が気になるし、ミュージカルも三百年の子守唄はオススメされてるので、またご縁があればというところ。戯曲は映像で観た後なら読むかも。

その後も色々観たので続きを書きました。



ここまで見ていただきありがとうございます。サポートを頂いた際は、熱量のある文章を書くために使います。