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体外受精へとステップアップ!

転職をきっかけに体外受精へとステップアップを決めたが、体外受精の流れはどうなっているのかあまり良く知らなかった。
とりあえず、採卵するために毎日自己注射をするということだけは聞いたことがあったが、、、

先生に、体外受精へステップアップしたいと伝えると、計画表と治療の方針について話があった。
私は、痛いのがとても苦手で、採血もベッドに横にならないとできないくらいビビリなので、採卵のための自己注射はできないと伝えた。
すると、クロミッドを飲むこと、点鼻薬を使った方法と、病院で注射をしてもらう方法で卵子の数を増やしていくことになった。ありがたい!!
点鼻は自宅で指定された時間に行い、注射は朝8時に病院でしてもらい、その後仕事へ向かった。注射は1日おきにしてもらったかな?
ありがたいことに、職場と病院が車で5分と、とても近く本当に助かった。
そして順調に進んでいき、採卵の前日、座薬を入れ、ドキドキしながら眠りにつく。

採卵当日。この日は麻酔をするので、旦那さんと一緒に病院へ。
旦那さんにも採精をしてもらう。
病院に着き、ベッドが6つぐらい並んだ部屋へ行く。
検査着に着替えて、いつもと違う処置室へ案内された。
そこで名前とバーコードのついたバンドを腕につけて、いざいつものお股パッカーンする台の上へ!
まずは麻酔。注射で静脈麻酔を行う。徐々に力が抜けていく感覚。
でも完全な麻酔じゃないので、周りの音とかも聞こえるし、足に何か当たるのも分かる。
そして麻酔が効いてきたので、採卵開始。
ネットとかで採卵方法みていると、注射針を指すという画像を見て、これが一番嫌だなと思っていたので、緊張!
あと、麻酔したのに痛い!麻酔の意味ある?いや、麻酔なしだともっと痛いよ、きっと!と思うことにした。
ただでさえ、膣や子宮にエコーを入れられるのは何度やっても慣れないのに、針で採卵なんて、恐ろしくてとても嫌だった。
嫌な気持ちが顔から出ていたのか、看護師さんがとてもぎゅっと手を握っていてくれた。優しい、、、涙
また泣きそうになった。

なんとか採卵できたようで、先生からは6個採卵できたよと教えてもらった。
これから、精子をふりかけて、受精卵ができていくか確認するとのこと。
私はベッドで2時間安静にする。
検査着に着替えた時のベッドに戻ると、他のベッドにカーテンがひかれていた。
他にも採卵する人がいるんだな、頑張れ!と心の中で思ったり、私よく頑張ったよ〜と思ったりしながら眠りにつく。

どれぐらいの時間が経ったか分からないけど、先生がベッドまで来てくれて、「2個受精卵ができそうだよ〜!」と嬉しそうに教えてくれた。
やっぱ先生もうまくいくと嬉しいのかな。
2個か〜多いか少ないか分からないけど、できてよかった〜と思った。

そして、2時間の安静時間が終わり、もう一度診察してもらった。
「やっぱり、受精卵は2個できたね。これで分裂がすすんで胚盤胞までいったら凍結します」とのこと。
大変だったけど、とりあえず終わった!が私の感想。
でも何回もできない。やりたくないと思った。
やはり、精神的にも肉体的にも、かなりダメージを受ける。
でも、世の中、こうやって頑張ってる人もいるんだろうなと思った。

帰りの車で、旦那さんに私頑張ったよと労ってもらった。
うちの場合は、私に問題があるのだけど、男性が原因の不妊もあるとのことで、そっちの経験がないから何とも言えないが、やはり不妊治療は女性にかなりの負担がかかってくるのかなとも思った。
体の負担はもちろん、精神的負担や、仕事との兼ね合いなど日々の生活とのやりくりなど、いろいろなことが負担となり、不妊治療を断念するとかする人もいるんじゃないかなとも思った。

私は、職場で不妊治療をしていることを伝えていて、職場の人たちはとても理解してくれて本当にありがたい。
なんなら、こういうことしたらいいよとアドバイスもくれたりする。
本当に優しい。
世の中には、不妊治療で仕事を抜けたりすることをよく思わない人もいると思うし、仕方のないことだと思うけど、それを気にしながら治療を続けていく人はとても大変だと思う。

中学で性教育とか保健体育の授業であったけど、もっと不妊治療のこととかも教えていくべきだと思う。
もし、私が自然に妊娠できていたら、不妊治療する人のことをきちんと理解することはできてなかったと思う。
体外受精のことを人工授精だと思っている友達も多い。
知らないことだし、仕方がないと思うが、そういう知識が少しでもみんなにあれば、もう少し不妊治療を行っていきやすい世の中になるのではないかなと思う。
あと、もし自分がなかなか妊娠できない時、受け入れやすくもなるんじゃないかなとも思う。
当たり前に結婚して、妊娠して、出産してって思い込んでいるから、こんなに妊娠できないことが受け入れられなかったんだと思う。
もっといろいろな生き方があることを理解することや、みんなと一緒じゃないといけないみたいな雰囲気、なんとかならないかな〜

とりあえず、人生初採卵が無事に終了した。

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