最近毎日楽しい

小4長女は、昨年末の塾の進級試験に合格できず退塾になり、別の探究系の塾に行き始めました。
そんな長女が最近明るくなった気がします。

ラスボスになっていた日々

以前通っていた塾は2年生の2月から行き始め、3年生の勉強をするところまでは順調にできていましたが、3年生の2月から4年生用の勉強がはじまると、あまりに宿題が膨大でそもそも自由な時間がなくなってしまい、かつ、正確に計算をすることや単純に暗記をすることが求められ、塾に行くのがイヤになりました。結果、塾を休むと言ってパパに無理やりひきずって行かれたり、ご飯を食べさせてもらえなかったりと、教育虐待にあたるのではないかと思うこともいくつかしてきました。

私自身も、これは違うと思いつつも、親が勉強を強制しているときの、我が家では「ラスボスになる」と表現している長女の態度があまりに腹立たしく、普段は比較的穏やかな私も頭に血が上ってしまい、大きな声で怒ってしまうことがよくありました。

転塾後

退塾が決まり、いくつか塾の体験に行ったり話を聞いたりしましたが、知窓学舎の矢萩さんの考え方にとても共感し、知窓学舎に行くことにしました。塾の授業は週に3回と今までと変わりませんが、宿題がほとんどなく、授業では「答えがない問い」がたくさん出てくるので、楽しんで行っています。


また、パパの努力もあり、本を読むのは好きになってきたようです。今は、小中学生向けの恋愛もの本をよく読んでいます。昨晩、昨日読んだ本をぱらぱらめくりながら、ぼそっと言いました。

「最近毎日楽しい」

心に沁みました。

彼女にとって、意味も楽しみも感じられない時間がどれほど苦痛だったのか、それを強いていた私たちがどれほど愚かだったかと思いました。

長女は生まれた時から絵を描いたり、大人には理解できない歌を自分で作詞作曲して歌っていました。子どもは家の壁や椅子に絵を描くものだ、歌を勝手につくって歌うものだと思っていましたが、次女は決して壁に絵を描かなかったし、歌をつくらないし、歌を口ずさむこともありませんでした。
長女は「つくる」ことが大好きな子で、それが長女の特性なのだと気づきました。

強制でしたが、転塾してよかったです。

デッサンも本格的に

長女は、年末から、以前近くの図書館で水彩画を教えてくださった方に紹介していただいたデッサン教室に通い始めました。週に1時間ほど教室に行っていろいろなものを描きます。1H〜6Hと1B〜6Bの鉛筆を使い分けて描くそうです。

長女が持ち帰ってくるデッサンは、素人からみるととても上手です。そして、何より、描いていると「楽しい」そうです。私には理解できない感覚ですが、そもそも、他人の大人の感覚を理解できないことが多いとすると、きっとそういうものなのでしょう。

どうしたらこんなに上手に描けるのときくと、「よーく観るの」とのことです。長嶋さん的回答ですね。。。もともと言語能力は低めなのと、感覚的に描いているから、言葉での表現は難しいと理解しています。


長女がデッサン教室で描いた円錐