乳がん再検査結果までの道のり

なぜnoteに書こうと思ったか

2022/03/17に人間ドックを受診し、乳がんの疑いありという結果だったため、4/28に乳がん専門のクリニックとうたっている「新宿ブレストセンター クサマクリニック」に再検査に行きました。
結果、「問題なし」とのことでしたが、人間ドックの結果が郵送されてから約1ヶ月、いろいろな妄想をしたので、今の気持ちを忘れないように書き留めておきたいと思います。

経緯

3/17に会社で必須となっている人間ドックを受信しました。昨年、乳がんの疑いありとのことで再検査をしたことを伝えたところ、担当の方が入念に検査をしていらっしゃるようでした。

人間ドックから1週間ほどしてから結果が届きましたが、仕事の締め切りが3月末、かつ、4月頭に1週間休みをとったため、心の平穏のためにプロジェクトが終わってから見ることにしました。

子どもたちが春休みで家にいたこともあり、4月頭の1週間休みはあっという間に終わろうとしていました。最後の日にやっと結果を見たところ、マンモグラフィ:B、乳腺超音波:C、乳房触診:D2と、「乳がんの疑いあり」な雰囲気になっていました。

目的がわからず迷走しまくったプロジェクトが終わり、新しいプロジェクトがはじまり、改めて、今後、自分がしたいこと、それに向けた戦略を考えるようになりました。ところが、どう考えても、「計画を立てたとしても、乳がんだったら全てがリセット」です。

また、万が一、深刻な結果ですぐに手術や入院だった場合、子どもたちは何を思い、どう日々過ごしていくのかと考え、子どもたちの満面の笑顔をいつも以上に愛おしく思うと同時に、心がキリキリしました。最近は、いつもより多く長く子どもたちを抱きしめていたと思います。

ゴールデンウィークが近くなり、特に次女は10連休のゴールデンウィークだったため、旅行に行くことも考えましたが、結果によってゴールデンウィークの過ごし方は大きく変わるはずと考えました。また、「疑いあり」のままでは、ゴールデンウィークを楽しめないだけでなく、万が一の心の準備もできません。

悶々としましたが、4/24(日)に、ゴールデンウィークまでに何としても再検査には行く決心し、4/25(月)に病院に予約を入れる予定を会社のカレンダーに入れました。結果が家のポストに届いてからここまで、1ヶ月もかかっています。何やってんだろ、私。

4/25は、予定通りに病院に予約の電話をかけることはできましたが、パパ(夫)がその日から2泊の出張で、出張中に悪い結果が分かった場合ひとりでは消化しきれないと思い、ゴールデンウィークの前日、4/28に打ち合わせの合間を縫って再検査の予約を入れました。

予約を入れたあとは、流れ作業のように病院に向かうことができました。検査中、超音波検査の検査技師の方が何度か、ぴっ、ぴっと、何かの大きさを測る操作を繰り返す音を聴きながらドキドキしましたが、概ね流れに身を任せていました。

検査後、10分ほどして診察室に呼ばれ、先生から、「のう胞ですね、心配ないです。ホルモンの関係で、生理のある人のうち、のう胞ができる人が1/3くらいいるんですよ。」と言われました。

この1カ月に感じたざわざわ

結果的に問題なく、一安心でしたが、結果がポストに届いてから1カ月、地球の果てまで妄想し、ありんこほどの些細な出来事にいちいちざわざわしました。ざわざわした出来事のリストは以下の通りです。

  1. 右の胸の細胞が不穏な動きをしているような気がしてざわざわ

  2. 生理周期は基本的に順調なのに、前回の生理から1カ月経っても生理がこなくてざわざわ

  3. 「笑える革命/小国 士朗」で、小国氏がdeleteCという癌撲滅キャンペーンをした話にざわざわ

  4. 次女の笑顔を見て、癌だったらどんな顔するかなと思いざわざわ

  5. 長女が、友達がヘアドネーションしたらしいと言うのを聞いてざわざわ

  6. 「いつも勉強を先延ばしをする、着手してしまえばできる!」と長女に言った言葉がそのまま、再検査までに1カ月引き伸ばした自分に返ってきてざわざわ

一方、腹を括るしかないと思った出来事もありました。そのリストは下記の通りです。

  1. 森のNPOIをつくろうとしているI.S.が、私たち人間は、地球誕生以降46億年続いている命のサーキュラリティの一部である(なので、自分の命にそんなに拘っても仕方がない)と言った。

  2. オルタナティブスクールをはじめた先生が、開校を祝う会で「若い時から大抵のことは大したことない、何とかなると思っている」とおっしゃった。

本事件からの学び

上のように、人間ドック以降、様々な妄想をしました。リスクの検討ができているという観点では必ずしも悪いわけではないと思いますが、下記、2点は本当にダメですね。

  • 最大のリスク要因の事実確認(再検査)を先延ばしした。

  • 行動せずにただ悩んでいた。

  • 昨年も同じような妄想をし、先延ばしにしないと心に決めたのに、できていない(昨年は結果送付から再検査受信まで半年程度かかったので改善はしている)

  • 現在、乳がんは、早期発見すれば治療の負担も少ないということを調査していない。

やること

  • 健康第一。年に1回は新宿ブレストセンターで検査をする。

  • 最大のリスク要因の事実確認(再検査等)は、最優先で行う。

  • 悩んでいる間(妄想している間)に行動する。

  • 今日が人生最後の日と考え、1日1日を大切に生きる。