ローカルの友人があのカフェに行きたがった訳

先日、大好きな友だちと久しぶりに会う機会がありました。ハワイで生まれ育ったローカルの友人で、少し仕事をした後、ちょっとお茶でもしようかという話に。そこから歩いてすぐの場所にスタバがあったので、そこに行くのかなと思ったら、大きな横断歩道を渡って、渡って、さらにてくてく歩いて別のカフェへ向かう彼女。

その日はあまりお天気がよくなくて降ったり止んだりの空模様だったのに、よっぽどお気に入りのお店なのかな、と思いながら「ねえ、あそこにスタバもあるけど…？」と言ってみると。「うん。スタバもいいけど、今は大手のチェーン店より、できるだけハワイのローカルビジネスを応援したいから。あっちのカフェでもいい？少し歩くけど」とにっこり笑顔で言われたのです。

そうか、そうだよね。そう言われて入ったカフェは、小さな隠れ家みたいな、落ち着いた雰囲気。そういえば前にも来たことがあったお店だけど、すご〜〜〜く久しぶりでした。コロナ禍となってから一度も足を運んでなかったな。今は感染対策で店内のテーブルがすごく少なくなっていたのだけど、タイミング良く窓際の席にふたりで座ることができました。

私はソイラテ。彼女はチャイラテにエスプレッソをaddしたオリジナル（めっちゃ美味しそうだった…次はあれ、オーダーするっ！）。ていねいに淹れてもらった温かいドリンクを飲みながら、短い時間でしたがいろんな話をしました。最近のキャッチアップもできて、とてもいい時間だった。ほんと、幸せな時間だったなあ。

そのカフェは、地元のアーティストが持ち込んだいろんな作品を飾っていたりもして、地域に溶け込んだやさしい空間。その時も、たぶん近所の学生さんらしき若者が、何人か勉強していました。居心地、いいんですよね。

今こそ、ハワイのローカルビジネスを少しでも応援したい

今、旅行者が少なくてハワイのビジネスはとても苦しい状況です。だからこそ、ローカルサポートをしよう！という気持ちがローカルの間で自然に大きく大きくなっているのをこの1年ずっと感じています。

感じていたのだけど、あの日、友人のおかげでその気持を再確認させてもらったというか、もっと強くなったというか。あらためて気づかせてもらったなあと感謝しています。ほんと、ありがとう。

私にできることなんてたかがしれてるけど（今はとくに仕事環境も厳しく、経済的にもヤバヤバだし……）、でも大好きなハワイに少しでも恩返ししたいと、強く思います。いや、もちろんスタバは大好きなので、結局行っちゃうんだけど（笑）。でもね。

こうやってもうちょっとがんばって、みんなで乗り越えよう。元気なハワイに戻って、世界中の人達を笑顔で迎えられるようになるまで！