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希望をつなぐために

「どこにも受からないのではないか」「どこまで志望校を下げたらいいのだろうか」という想いはちょうど今ピークになるような感覚がある。
5年生の終わりから6年生の今時期まで模試の感覚が広くなって立ち位置がわからなくなる。そこで突きつけられる模試の結果。やっていないわけでもないのだが、大人が「普通はもっと課題に対して自分の意思でコツコツやるものだろ」ってレベルには及ばない子供の様子。ここらへんにフラストレーションが溜まり、親子間、夫婦間もギスギスしてどうにもならない状態になる。
前述のような感情はそう言ったところから来るのかなと思う。今やらなければならないものは親として分かっている。取り組む問題のレベルを下げて、志望校うんぬんの話ではなく、我が子にとっての基礎を固めるべきだ。塾に相談してもそう言われる。
でも出来ない。そうしなければならないことはわかるが、4年生の時に見に行った文化祭や5年生の時に話を聞いた学校説明会で夢見た学校に届かなくなるのではないか、もう二度と他の子には着いていけなくなるのではないかという考えが頭の中によぎり、決断できない。親からして、塾の提案は「諦めろ」と言われているような気がして了承出来ない。

クライミング型からスモールステップ型へ

具体的な学校名は出さないし、数値も適当なのだが、左の状態でカリキュラムを進行させて宿題をこなしても意味がない、ということだ。左の状態の子はまず2/1AMでY50の学校に合格できるような内容の勉強をするべきで、徹底した基礎の反復が求められる。ここが見えてきたら例えば2/2午前でY56の学校に合格できるような内容に手を出していく。ここの学校の合格が取れればもう2/1はチャレンジしたいとなるのであればそれでも良い。

2日MARCH付属が取れるなら1日は早慶チャレンジしたい男子はこんなイメージ

スモールステップを踏んで目標に到達できる子もいる。大半はここまでは登れないが、多くは50の学校には到達できるようになっているし、56の学校に手が届くケースは珍しくない。しかし、いつまでも高い壁をクライミングしようとしている子は最後まで伸びず45で停滞するケースが少なくない。
立て直してどこまでその子が伸びるかは少なくとも私には分からない。しかし、決して諦めているわけではなく、望みをつなぐ一手を打ちたいと考えている。偏差値にこだわらなくていいのだが、偏差値が高くなれば選択肢が増えることは事実。手遅れにならないうちに今一度現在の立ち位置を把握してそれに合った手を打つべきである。
具体的な方策は通われている塾の先生へ。外部でも信用出来る先生は沢山いるが、ここではそれは控えておきます。

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