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日本教育能力検定試験まであと100日! 今からでも間に合うミニマム勉強法 #超効率勉強法

※この記事は約5分(太文字だけで1分)で読み終わります。

いよいよ願書も提出し最後の追い込みに向けて勉強計画を練り直している方もいるかと思います。しかし、「忙しくて勉強する時間がとれない」、「なかなか教科書を読み進められず、勉強がはかどらない」という方もいるかもしれません。

実際、私も受験したときはそうでした。7月くらいまでは基礎固めと思っていたのですが、いよいよ7月に入り過去問を解き始めるとなかなか思うように過去問の点数が上がらず悩みました。

そんな時期に、勉強のちょっとしたコツを紹介する本をAudibleとKindleで購入しかなり参考になりました。今日はこちらの本を参考にしつつ、100日前にどのような勉強をして合格できたのかご紹介していきます。

あと100日の時期にやること

1,ひたすら過去問だけを解く
2,間違えた問題はすぐに解答を見る
3,わからない問題は教科書(赤本など)を見る

一言で言えば、まずは問題を解いて、わからない問題のキーワードを教科書や解説で確認するという方法、それだけです。つまり、合格最低点から逆算して、不足分だけを勉強していく、という考え方です。

1,ひたすら過去問だけを解く

ひとまず過去問を最低でも4年分は購入し、とにかく1年ずつしっかり解いていきます。4年分といっても1年で220問分、4年で880問分になり、かなりの分量です。これは、分厚い問題集一冊分くらいのボリュームになります。今から別の問題集には手を付けずに、過去問だけで勝負すると心に決め、試験までひたすら過去問だけに向き合うほうが効率がいいように思います。それに、過去問の問題文を読むだけでも勉強になります。

このように過去問を数年分解き、そこから平均点を出すことで、今の点数を理解できます。つまり過去問4年分を解いた点数が、100日前の今の実力ということになります。試験Ⅰ、試験Ⅱ、試験Ⅲごとの点数もメモしておくと苦手な試験も見えてきますし、どこでしっかり点数をとっておくべきかもわかります。

マークの合格最低点は154点/220点(70%)です。まずは3年分の過去問を70日かけて何度もやっていきます。平均点を計算し、合格最低点から引いてみると「あと何点必要」というのがわかります。

例えば、過去問の平均点が134点だとすると、残り最低点まであと20点。試験まで、残り100日ということは、5日ごとに1点上げることで合格最低点に手が届く!ということになりますね。

それから、過去問をするときは、マークテストの解答用紙もコピーして、そちらに解答していくのがおすすめです。こうすることで、マークテストに慣れ、塗りつぶす時間も短縮できます。

さらに、過去問を1冊残しておき、直前30日前に本番と同じ時間で模擬テストを行います。そこで、合格最低点にまだ届かないとしても、がっかりせず「あと何点!」と気合を入れ直すことで、勉強に集中しやすくなります。

もちろん、同じことを問題集でもできるとは思いますが、問題集の作問をした先生たちは、試験問題を作った先生たちとは違いますから、問題の出し方や性格がちょっと違うように思いました。また、解答の解説集もすべてが参考になるわけでもなく、問題集作成者のこだわりのようなものが盛り込まれている場合もあって、読み込むほどでもない場合もあります。

それで、問題集よりも過去問をできるだけ入手して解いていくほうが効率的だと思います。過去問の出題年は隔年とか、連続していなくても大丈夫です。ここ十数年以内のものならどれでも問題の傾向は似ていると思います。

2,間違えた問題はすぐに解答を見る

過去問の答え合わせをしながら以下の記号を付けていきます。

■ → 解答を見ずに正解できた問題
□ → 解答を見ても「わからない。まだ自分では解けない」問題

過去問の答え合わせをしながら、空白部分に上の印をつけていきます。こうすることで、間違えた問題の□が、だんだん■になり、目に見えて正解できる問題が増えていくのがわかります。直前では、この□の問題を中心に問題を解いていけば、時間の短縮になります。

こうして、□がだんだん■になっていくのを確認していくだけでも、徐々に点数が上がってきている感じがして焦りもなくなっていきます

3,わからない問題は教科書(赤本など)を見る

間違えた問題は教科書や、過去問解説、用語集などをいくつか見てしっかり理解できるまで調べます。

理解しているかどうかを確かめるために、ためしに他の人に説明してみる(つもりで一人で話してみる。書いてみる)のがおすすめです。要点をNoteでアウトプットしてみてもいいと思います。

間違えた問題だけ調べていくのがコツです。そのときに、赤本のその用語の箇所だけでなく、周辺部分も一緒に読んでおくのがおすすめです。過去問で数年前に一度出た問題は、まったく同じ方法ではほぼ出題されず、その同じ分野から別の用語を聞いてくることが多いからです。

何度も何度も過去問を解いていくうちに、どうしても間違える問題が数%は残ります。それは「スキップ問題」として、あまり追求しなほうがいいです。それよりも、基本的な問題をしっかり理解できるよう、調べていきます。

こうして、何度も過去問をするうちに、苦手な分野、あいまいな分野が見えてきます。そうした分野の底上げを赤本、Youtube、Googleなどで、時間の空いているときに目を通すようにしておきます。

ももこ先生のチャンネルや大根先生のチャンネルは、わかりやすく聴くだけでも勉強になります。知識を補うのに活用できますね。

まとめ

自分の勉強を振り返ってみると、時間のあるときには「まだ時間がある」と、あまり効率的に勉強できていなかったように思います。逆に試験が近づいてきて、いよいよ焦りだした頃に勉強のペースが上がってきました。この焦りをうまく利用し、「過去問→教科書・解説確認→過去問」のパターンを繰り返し、ひたすら手を動かすことで、焦りが勉強に向かうエネルギーになっていき、効率が上がってきたと思います。

試験が近づけば、どんな受験生でも焦りを感じるもの。その焦りを前進する力に変えられるような、効率的な勉強ができれば、合格を勝ち取れるはずです。

今回参考にした本のリンクを張っておきますので、参考になさってください。

なお、こちらの本はAudibleでも入手可能です。Audibleだと、移動中とか運動中などの空いた時間に耳だけを傾けて聴く(読む)ことができますから、忙しい受験生には便利ですね。

#日本教育能力検定試験

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