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P店運営最大の課題。稼働を取るか利益率をとるか。

パチンコ店員は一般の販売店とは異なり、
単純に物を売って利益を得る世界ではありません。

お客様が求めているメインは『出玉』
ホールが求めているモノは『利益』です。

商売であるが故に利益を求める事は会社として当然の事ですが、ここで問題が生じます。

利益を出すにはまず『稼働』を上げる必要があります。しかし稼働を上げる為には『出玉』が必要なのです。

当然、出玉が出れば出るだけ割は上がり、
求めていた利益をクリアする事が困難になる訳です。

出さなければお客様は来店してくれない。
でも出玉を少なくして利益を得る必要がある。

この矛盾がこの業界の特性となります。

『稼働』も欲しいし『利益』も欲しい。

現代においてそんな虫の良い話は通用しません。

この業界が最高に盛り上がっていた4号機時代ならそれは可能でした。

遊技人口が多くいた事、人気機種も多くあった事、また当時の機種のスペック、特性。
吸ってもその分出るギャンブル性の強い台が多く、出しても回収が可能でした。

パチンコには釘。スロットには設定という
ある程度の出玉の計画を組み立てる術があり、
ひと月の間でメリハリの効いた調整を日々計画を立てて実行すれば
稼働は上がるし、利益も取れたのです。

今はそうは行きません。

遊技人口減少、機種スペックに規制として限界もあり、昔の様に追う打ち方をするユーザーは激減しました。
ある程度の出たら即ヤメ率はかなり高くありますし、そして何より人口が少ない事から近隣店との奪い合いという形となってしまうのです。

加えて現在のこの業界は規制が厳しくあり
お客様を煽る様な告知はNG。

ここ数年で少し緩くなり
出玉ランキング、別積み、販売会、演者来店など可能となってきましたが

それでも昔のような
『456確定!』『据置』などなど
地域にもよりますが過激な運営は厳しく指導が入ります。

この現状でどう集客すればいいのか。

これが現代のパチンコ業界の最大の課題です。

これは東大生でも回答できない超難問です。

法人によって
利益重視、出玉重視で分かれますが
当然利益重視の店は無くなって行きます。

『利益重視』の法人の大凡が中小企業。
この不況から中小は『利益重視』にならざるを得ないのです。

しかし中小はそんな中でも攻める姿勢を見せなければ生き残れません。

格闘技と同じです。
相手が攻撃に転じている中、守りに入りガードばかりしているのであれば、
それは『負け』を待っているだけ。

何処かで攻めに転じない限り
『現状維持』すら無いのです。

勿論。攻める事はリスクも生じます。

拳を振りかざした瞬間に相手のカウンターが入るリスク。

中小はそのカウンター。ワンパンで沈む可能性だってあります。

しかし勇気をもって攻めに転じなければ未来はありません。

パチンコは娯楽ではなくギャンブルです。
故にお客様はギャンブラーです。

目先の利益ばかりにピントがあっている法人は
お客様からの視界に入らず必ず沈みます。

『ウチはそんな出玉に耐えられないよ』
というホール様もいる事でしょう。

ではどうしますか?

負けるのを待ちますか?

私が運営している店舗も中小です。

何度も危険な目に遭ってきました。

それでもヤルしかないのです。

客の離反は早いですが、集客には時間がかかります。

あらゆる手段、危険な橋を渡っても攻め続け、
薄利でなんとかここまで来ました。

お客様からの口コミもネガティブだった内容からポジティブなものに変化し。

稼働、売上も上昇。

今でも粗利は安定しませんが

それでもここまでで約1年かかりました。

その内、内容を公開したいと思います。

どうせ負けるなら足掻きましょう!

チャンスはあります。

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