東京で江戸を感じる場所は2か所
東京で『昭和』を感じられる場所は、幾つか浮かぶが、『江戸』を感じる場所は少ないですね。
まずは、『新宿末廣亭』。 (しんじゅく・すえひろてい)
毎日、落語をやっている劇場、いわゆる『寄席』(よせ)です。
東京には数軒、寄席が有りますが、『新宿末廣亭』だけが、江戸の雰囲気を伝えてくれます。
浮世絵と写真を、比べて下さい。 見事に、同じですね。
二階席と、横の席は畳じき。
(2階の畳席が、わずかに微妙に前に傾斜している事を、知っているのは、実際に行った人だけです。)
寄席での鑑賞の仕方を、少し説明をします。
各月上旬を上席、中旬を中席、下旬を下席で、区切り、出演者を替えます。昼の部が、12時30分 ~16時30
夜の部、17時20分~21時15分
入場料3000円、何時入っても、何時出てもOK。昼夜は入れ替え制。
落語が中心ですが、間にイロモノ(手品や紙切り、漫才)も入る。
TV番組の『笑点』は、子供とお年寄り用の落語です。 これを観て、落語はつまらない、と思わないでい頂きたい。
漫才・コント・ユーチューバー、笑い芸人で好きな人は居ますか?
居るなら、好きな落語家もきっと見つかるかと、、、。
古典落語とか現代落語とかは、気にする必要は有りません。
なので、鑑賞方法は特に有りません。ドレスコードも無し。もちろん一人でもOK。ふらっと、行くだけです。
私の好きなのは、桂文珍、三遊亭円歌、柳家喬太郎、立川生志。 でも、本当、好きずきなので、ご自分の贔屓を見付けるの楽しみかと。
好きな落語家が出てきたら、掛け声は『待ってました』『たっぷり~』
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もう一か所、江戸を紹介します。
浅草 『駒形どぜう』 (読み方は、こまがた・どじょう)
予約は要りません。土日の昼の混雑時は、30分程度、待たされた事が有りますが。
『テーブル』では無く、『板』です。
慣れてきたら、セット・メニューではなく、どじょう鍋、ご飯、お吸い物、お新香、で注文し、どじょう鍋は、追加するのが良いかと。
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紹介した江戸体験スポット2軒とも、建物自体は昭和の建造ですが、雰囲気は、まさに江戸。
江戸ついでに。
原宿の太田美術館、小さいけど浮世絵専門の美術館です。
金魚がお酒を飲んで宴会、かなり酔って上機嫌で踊っています。
(ニヤッ、クスッ。 上品で上質かつ、優しさに溢れる笑いです。)
江戸時代の人々が機嫌よく暮らしていた証拠ですね。
(江戸時代が、身分が固定され、年貢が厳しく、侍が威張って、頑張っても活躍できず、暗黒の時代? それが悪意有るプロパガンダだと、一枚の浮世絵が雄弁に語ってくれます。)
何回見ても、ジワる、、、 お酒を飲む金魚の眼。少し目が座ってきた~。
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