映画『メイキング・オブ・モータウン』1960年代デトロイトの熱気が生んだ、伝説のレコード会社。
マイケル・ジャクソン、スティービー・ワンダー、ダイアナ・ロス、を生み出したデトロイトの伝説のレコード会社。
1960年代の米国デトロイト。 自動車産業がフル回転、永遠に発展し続けるかの勢い。20年後に日本車に圧されて、米国の製造業が衰退していく事を、当時のデトロイト市民は知る由もない。
世の中はより豊かに、より良い方向に向かい永遠に、発展し続けると、皆が信じていた。 街が熱気を帯びてくる。
新しい音楽も自然と湧き起こる。 その中心は黒人の若者だった。
黒人教会でのゴスペル、ブルースは、有った。 しかし 黒人の若者が、シンプルに楽しめる明朗な音楽は無かった。
モータウンの創始者ゴーディーは、フォードの自動車工場を辞めて、レコード会社を作る。
会社は大きくなり、振付師、マナー講師、ボイストレーナー、作曲家などを抱え、ミュージシャンを発掘・育成していく。 (ジャニーズ事務所はモータウンをモデルにしたのでは?)
スティービー・ワンダー、マイケル・ジャクソン、才能が発掘され、育つ。
全米に広がる。 (欧州・アジアには広がらなかった。)
英国はビートルズを生み、米国はモータウンを生んだ。
物質的豊かさを享受し、楽しむ事が人生の目標として疑い様が無く、それを表明しても恥ずかしくない時代。高度成長期。
その後の米国の製造業は凋落、ベトナム戦争、冷戦で、経済は疲弊。 戦争で荒廃した日本とドイツは復興。 欧州はEC・EUで連携、そして、分裂。 中国が存在感を出し始める。 グレート・ゲームは続く。
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◆後記◆
・都市伝説。スティービー・ワンダーは、本当は目が見えて、地元では車の運転をしている。
・後の音楽史では、1960年~2020年あたりの音楽シーンを、どの様に捉え、名前を付けてカテゴライズするのだろう。 ポップ派? ロック主義?
・マービン・ゲイ、マイケルジャクソンの幼少期、ダイアナロスの映像も良い。
・1人のボーカル+3人のダンス&コーラス。モータウン音楽は、映像も含めて観るべき。
・マービンは、天才。 歌い方の自由闊達さ。 映像付きで見ても最高。
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