DHC「ヤケクソくじについて」で思ったこと

健康食品メーカーのDHCが「ヤケクソくじについて」という文をコーポレートサイトに掲載して物議を醸しました。

https://top.dhc.co.jp/contents/other/kuji_about/

最後の段落にあるヘイトスピーチは論外なのですが、それ以外にも問題があるように思います。

文中「消費者の一部は、はっきりいってバカ」「なぜ消費者は分かってくれないのか」とあります。

これは、自社の製品はバカでも買わないものだ、と言っていることと同じですし、バカでも買わないものは買わない、ということで消費者は正しく分かっているということだと思います。

確かに、通販やネット越しで顧客対応をしていると、なぜこんなに分かってもらえないのだろう、と感じることはあります。

しかし、それは言っても仕方なくて、相手の理解度を強制的に変えることは出来ません。変えることができるのは自分のメッセージだけです。伝わるようにこちらが変わるしかないのだと思っています。

たしかに、お客さんは本当のことを深くは知らないかもしれません。

でも、お客さんは賢い。嘘やはったりはすぐに見破られます。だから「相手は無知だと思え。でもバカにするな」という態度が常に大事だと思っています。

DHCのメッセージは全体として非常に不快感が有りました。今後、僕がDHCの商品を買うことはないでしょう。彼らから見れば私も「バカ」なので、それは願ったり叶ったりなんだと思います。



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