話せば分かるひと、話しても分からないひと
コミュニケーションの受け手には4つのタイプがいます。
I 話せばわかるひと
普通に話が通じる人です。なんの問題もありません。
II 話さなくてもわかるひと
「以心伝心」「1言えば10分かる」こういう人とコラボレーションして働くのは実に快感なことがあります。さらに話すことでよりお互いの理解が深まることも。目指したいところです。
III 話してもわからないひと
これはコミュニケーションに困るパターンです。話してもわかってくれない。理解するつもりがないのかもしれない。非常にカロリーを使います
IV 話さないので、わからないひと
これはある意味当然です。互いに無関係な相手、ということです。コミュニケーションの相手に分類するのがおかしいかもしれません。
なんとかしたいのはIIIの人だが、、、
IIIの人になんとかIになってもらいたいのですが、どうすればいいでしょうか?
僕はそのヒントはIVにあると思っています。
AさんとBさんが話をしていて、AさんがBさんに対して「こいつは話してもわからんやつだな」と思ったとします。
でも、実はBさんからすると、Aさんこそ問題で、BさんはAさんに対して「Aさんはちゃんと話してくれない」と思っているかもしれません。
つまり、AさんからみたらBさんはIIIなんだけど、Bさん自身は自分のことをIVだと思っている。というケースです。
その場合、AさんはBさんに伝わるように言い方を変えなければなりません。
もちろん現実世界では「わかったつもりになってて全く理解してない」「誤解してる」「そもそも話を聞く気がない」「以前はIだったのに気づいたらIIIになってる」など、この表に当てはまらない様々なケースがあります。なので、IIIの問題は簡単には解決しません。
理解してくれない相手に何を言っても無駄なことが多いですが、どうしても相手にわかってほしいときは、相手がIIIとIVのどっちにいるかを冷静に見極めてみるのもいいかもしれません。
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