"完成"した奇怪な具現ガイド

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はじめに

はじめまして、横浜を中心にプレイしているAndromedadayoと関西でプレイしているしばたです。

この度、2人で1年以上使い続けている
(力線の束縛はおろか鏡割りの寓話が発売される前から!)奇怪な具現デッキを使用して、3/11に67人で開催された晴れる屋静岡店のプレミアム予選にて権利獲得とトップ8、翌日85人で開催された晴れる屋名古屋店のプレミアム予選にて権利獲得と望外の結果を残すことができました。

サイクル3も佳境を迎え、シーズン2ラウンド1のフォーマットもパイオニアで確定していることから、奇怪な具現デッキのシェアが少しずつ増えてきていることもあり、こうして記事として残すことにしました。

奇怪な具現とは

《力線の束縛》など軽い除去カードでライフを守りながらドローカードで手札を整え、中盤以降《創案の火》や《奇怪な具現》を使用してアドバンテージを稼ぎ盤面をひっくり返しゲームを決める。そんなデッキです。

ヨーリオンを相棒とするデッキは安定性に難があるというイメージがありますが、(実際そうなんですが)8枚入っているドローエンチャントと鏡割りの寓話からキーカードである創案の火と奇怪な具現に全くたどり着けないということはなかなかおきません。除去が引けずアグロに殴り倒されるという展開はもちろん存在しますが・・・

デッキの構造上、リソース勝負となるミッドレンジ等のクリーチャー主体のデッキ(ラクドスミッドレンジ、グルール機体等)には強く、こちらのソーサリーアクションを咎めながら動いてくるコントロール(青白/青黒コントロール)や撹乱的アグロ(スピリット)、盤面を介さないコンボデッキ(ロータスコンボ等)を苦手としています。

余談ですが、奇怪な具現デッキは一般的にエニグマやエニグマファイアーズと呼ばれます。しかし、ただでさえ少ない情報がTwitter上で非常に検索しにくいので奇怪な具現呼びを流行らせていきたいと思っています

カード名がそのままデッキ名

想定していたメタゲーム

ラクドスミッドレンジが絶対的な環境トップであることには疑いがなく、ラクドスミッドレンジ自身の構築もミラーマッチを重視した形に寄ってきていました。
また、直前のPTファイレクシアにて日本人プロプレイヤーの八十岡翔太選手が結果を残したことで同じような形のデッキが流行ることが予想され、それと同時に青白コントロールがラクドスに不利であるという認識が広まったため数を減らすと考えました。
また、緑単信心もラクドスにはっきり有利がつかない現状大きく数を増やすとも考えづらく、環境に存在する他のデッキはだいたい有利なのでメタゲームとしては追い風と考えていました。

デッキリスト

私たちが権利を獲得したリストがこちらになります。

3/11 晴れる屋静岡プレミアム予選権利獲得

3/12 晴れる屋名古屋プレミアム予選権利獲得

二日間で微妙に変更を加えているため、3/12のリスト中心に解説していきます。

採用カード解説

・海の神のお告げ&苦々しい再会

2マナのドローカードたち

一般的には《ナイレアの存在》と《苦々しい再会》or《海の神のお告げ》のどちらかで計8枚の2マナのドローカードが採用されています。
《力線の束縛》の加入後は版図達成が最優先事項と考えられ、《ナイレアの存在》は確定枠とされていました。
その中で【ナイレアの存在&海の神のお告げ】を組み合わせると2ターン目までに《岩への繋ぎ止め》と合わせ4C必要になりただでさえ脆弱なマナベースへの負担が大きくなります。
そのため私たちは以前までは【ナイレアの存在&苦々しい再会】を採用していました。

ただ、《ナイレアの存在》にはドロー能力が弱く、サイド後ドローカードがソーサリーのみとなるため、2マナの確定カウンターが構えづらいというデメリットがありました。
そこで、確定で採用するべきだと思われていた《ナイレアの存在》を廃し、【海の神のお告げ&苦々しい再会】という組み合わせを検討していくと、《力線の束縛》は(トライオームを多く採用することで)2マナでなら問題なくプレイでき、版図5を達成できず1マナにならないことに大きな問題も感じませんでした。

しかし、黒マナの捻出は安定しているとはいいがたく《帰還した王、ケンリス》のリアニメイト能力の起動に不安が残ります。
上記のデメリットを踏まえても、《力線の束縛》さえ問題なくプレイできるならと、ドローが強くカウンターも構えやすい海の神のお告げを採用することとしました。

樹海の幻想家、しげ樹

当初、《神憑く相棒》を採用していたスロットになります。《神憑く相棒》はEtB能力を持ち、《奇怪な具現》とも相性が良いです。素引きしても弱い《ナイレアの存在》程度の役割は果たすため長らくポジションを確立していました。

ただ、素引きした場合にサイズが小さい故に盤面で何も仕事をしないまま無視されることがよくありました。また、《岩への繋ぎ止め》を生贄に捧げたいマッチアップで1ドローする1/1は少しインパクトが薄く採用を疑問視するようになりました。

その点《樹海の幻想家、しげ樹》は、序盤に素引きした場合もタフネスが3あるため、1度くらいはブロックできることが多く、土地を伸ばすことにも貢献してくれます。

また、後半戦手札にあると莫大なアドバンテージを稼ぎ出し、そのままゲームを決定づけます。そのため、能力を起動して手札に戻すことができれば大きなアドバンテージを稼ぐことが出来るため、《岩への繋ぎ止め》を生贄に捧げるマッチアップのサーチ先としても優秀です。

《賢いなりすまし》

4マナクリーチャーは1枚の枠を《包囲サイ》と《太陽の恵みの執政官》で争っていました。
《鏡割りの寓話》の裏面を強く使えないマッチアップで強く使え、出た時のインパクトが大きい《包囲サイ》や、最大値が高く生き残れば不利マッチをまくるポテンシャルをもつ《太陽の恵みの執政官》を採用していました。

どちらも一長一短で決定打に欠けるカードでした。
それらと比べて《賢いなりすまし》はややカードパワーで劣るものの、ミラーマッチで《機械の母、エリシュ・ノーン》のコピーになることで即刻負けの状況から五分の状況に持っていくことができます。
さらに青白コントロールには《放浪皇》や《ドミナリアの英雄、テフェリー》になり、緑単相手には追加の除去として機能します。
不利なマッチアップで《包囲サイ》や《太陽の恵みの執政官》以上の仕事をこなしつつ、ラクドスミッドレンジの《黙示録、シェオルドレッド》、グルール機体の《エシカの戦車》になるなど、幅広く最低限の役割を持てる点を評価してこのカードを採用することにしました。

《古き神々への拘束》

《機械の母、エリシュノーン》に触れる除去として《古き神々への拘束》を採用しました。
《機械の母、エリシュ・ノーン》を対処できるカードには他に《絞首された処刑人》などの候補が存在します。しかし、《奇怪な具現》でサーチできるとはいえ、余りにもカードパワーが低く、当時はまだ発生しにくいミラーマッチのために採用することは見送りました。
《古き神々への拘束》ならば《創案の火》をコントロールしている前提のもとですが、黒マナをサーチしつつ、相棒と併せて6マナまで伸ばすことが確定しますし、緑単や青白コントロールのPWを対処することも出来ます。

実際のところ、当時の予選段階ではまだ奇怪な具現ミラーマッチはそこまで発生せず、狙った通りの活躍はしませんでした。(静岡ではandromedaとしばたとで当たりましたが…)
最近の結果を受けて今後ミラーマッチが増えるようであれば、さらに活躍できるカードだと思います。

《偉大なる統一者アトラクサ》

コンプリートバンドルを5箱買って出ず、そのあと25000円でオイルスリックfoil買いました

7マナ域は《産業のタイタン》と《裏切りの工作員》の2枚が採用されていることが多いです。《裏切りの工作員》には唯一無二の役割があり、《産業のタイタン》はアグロ相手にはライフゲインからコントロールには盾カウンターでシステムクリーチャーを守るなど、手堅く幅広い役割をこなします。
ただ《裏切り者の工作員》に関してはアブザンパルヘリオンや白単などいくつかサイド後抜きたいマッチアップが存在しました。
そのために以前はサイドボードに《龍王アタルカ》を採用していました。ただ、《力線の束縛》から《奇怪な具現》といういわば上ブレのためにサイドボードを用意するのはいかがなものかとも考えていました。
そのなかで、ファイレクシア、完全なる統一で登場した《偉大なる統一者アトラクサ》ならば早いデッキに対して7/7警戒絆魂という仕事をしながら、青白コントロールやロータスコンボに対して、カウンターなど異なるカードタイプがデッキ内に増えるサイド後に特に強くなります。
そのため、サイドアウトする必要があるマッチアップが存在しない《偉大なる統一者、アトラクサ》を《裏切りの工作員》の代わりに採用しました。

不採用カード解説

採用カード圏内ではあったものの今回採用しなかったカードについて解説していきます。

《改革派の結集者》

紛争達成により2マナ以下のパーマネントとゆるい制約で幅広いカードをリアニメイトできるクリーチャーです。
3/2と多くのクリーチャー相打ちが取れるサイズもなかなかです。
採用されてるリストも多く、私たちも過去採用していました。
不採用の理由は単純で、「素引きした時弱く、サーチするタイミングがないから」です。
《寓話の小道》のようなフェッチランドを採用していないこのデッキでは紛争の達成が難しく、素引きした場合は3/3/2バニラであることがほとんどであり、そもそも墓地にパーマネントがないことも多いです。
そのため《奇怪な具現》からサーチすることが多く、それに伴い2マナのドローソースか除去をリアニメイトすることが多くなります。
盤面に影響を与えないドローソースをサーチするのであれば《月恵みのクレリック》で《力線の束縛》をサーチして7マナクリーチャーに繋げるのがよく、除去をリアニメイトする目的であれば除去能力を持ったクリーチャーを直接サーチする方が無難です。
《野望の試練》のような強力でオンリーワンな性能をもつエンチャントが採用された時に候補に上がってくると思います。

《永遠の策謀家、ズアー》

エンチャントと強力なシナジーがあるこのカードですが、有利盤面をさらに有利にするためのカードと感じています。
このデッキが不利な盤面を押し返す為には《奇怪な具現》の存在が必要不可欠ですが、《永遠の策謀家、ズアー》でクリーチャー化したエンチャントを生贄にしてしまうのでこのカードの強さを存分に活かすことができません。
サーチする必要がないくらい有利な盤面であればゲームを素早く終わらせることができるカードですが、そんな盤面であればクレリックから《力線の束縛》をサーチしてアトラクサをさっさと出してしまいましょう。

《変位エルドラージ》

明滅によってアドバンテージ獲得ができ、アブザンパルヘリオンや不屈の独創力デッキを相手に除去としても活用できる強力なカードではありますが、《力線の束縛》の為にギルドランドとトライオームの採用枚数を確保する必要があるため、マナベースへの負担が大きく不採用です。

《選定された平和の番人》

白単人間等で使われて苦しんだ方も多いとは思います。白単人間のようにキルターンが早いデッキでは2マナの課税は強力ですが、遅いこのデッキでは問題なく2マナを払われてしまうタイミングまでゲームが伸びてしまいます。
PWの起動等にも課税できますが、PWを使用するデッキも多くないので不採用とします。

《引き裂く流弾》

パルヘリオン、白単、スピリットに有用なカードです。
《ポータブル・ホール》で代用できる部分もありますが、対アブザンパルヘリオンに関してだけは代用が効きません。
パルヘリオンに対しては7マナを《偉大なる統一者、アトラクサ》にしたことで、サイドボードから落としても問題ないと考えたため、緑単を優先し《ポータブル・ホール》を採用。
最近のパルヘリオンの流行を考えるなら採用しても良いカードです。

《一時的封鎖》

初手にあったらまだ良いですが、なかった場合常に裏目が付きまとうカード。
よく採用されている全除去枠の中では緑単へ有効なのは大きいですが、そもそも除去出来ないカードも多くオーラデッキが大流行でもしない限りは採用しません。

《神秘の論争》

スピリットが環境にいるなら必要ですが、ロータスや青白コンにはマナを浮かされがちで独創力に対しては赤いカードがキーカードであるため打つのが難しいです。
《海の神のお告げ》に合わせて2マナの確定カウンターを採用したため不採用です。

《安らかなる眠り》

環境からフェニックスが消え、パルヘリオンのみになったことで《無神経な血魔導師》に対する優位性が薄くなりました。パルヘリオン相手に《月恵みのクレリック》からのサーチをあてにすることはリスキーであり、元から複数枚積むつもりもなかったため不採用としました。
これからネオフォームが台頭することを考えるなら採用しても良いです。

《敏捷な窃盗犯》

《罪の収集者》より抜ける範囲が少し広いが、アーティファクトを抜けるマッチアップではサイドインしないため効果はほぼ同じです。《放浪皇》を殴りに行けるなど無視できないメリットはありますが、論争にあたることを重く見て不採用としました。

《運命を紡ぐ者》

エンチャントクリーチャーではありますが、《岩へのつなぎ止め》をサイドアウトし、奇怪な具現が通りにくいマッチアップで必要なためもし採用するなら枚数が必要です。
青白コントロールにエンチャントとクリーチャー両方触れるカードが増えてきていることでプレッシャーにもなりづらいため不採用です。

《龍王アタルカ》《裏切りの工作員》《星界の大蛇、コーマ》

《偉大なる統一者、アトラクサ》の項でも触れましたが、サイド後のゲームにおいて《力線の束縛》+《奇怪な具現》といういわばブン回りのためにサイドのスロットを圧迫することを重く見たため不採用です。


マッチアップガイド

ラクドスミッドレンジ 有利

奇怪な具現の存在意義。
当たれば当たるほどうれしい環境の王。
とはいいつつも《黙示録、シェオルドレッド》加入後は結構負けるため勝率は75%くらい。
普通にやってればだいたい勝ちますが、ラクドスの勝ち筋がライフを詰め切る以外に存在しないため多少損をしてでもライフを大事にするプレイが重要。
サイド後は手札が7枚あったらキープくらいの気持ちで行きましょう。どうせ一番強いカードは捨てることになります。
最近のネオフォームの流行を受けて《墓掘りの檻》系のカードがサイドインされることを見越して、《ポータブル・ホール》もサイドインします。

IN
+2《ポータブル・ホール》
+1《光輝の炎》
+1《至高の評決》
OUT
-1《狼柳の安息所》
-1《不可解な終焉》
-1《傑氏の神、レーデイン》
-1《暁の騎兵》

ラクドスプレーヤーへ
ラクドスは使ったことがないため細かいことはわかりませんが、真っ白をサイドインする必要はありません。
青白コンなどと対戦するのと同じような感覚でアドバンテージをとれるからとサイドインされているのかと思いますが、基本的に打てば打つほど勝ちが遠ざかると言ってよいほどに弱いカードです。
3ターン目に真っ白をプレイすると、返しに奇怪な具現側がヨーリオンを拾った場合、カードカウントはトントンで相手が少し手札が強くなっています。相手の手札に何もなくてこれです。返しに鏡割りの寓話をプレイされた日には目も当てられません。
また、奇怪な具現側は、対ラクドスの時点でサイド後ある程度弱い手札であってもキープするためそこから弱い順にカードを捨てさせるカードが強いはずありません。

奇怪な具現側の手札が80点くらいの時点でラクドスの手札が120点だったとしてもおおよそ勝てなくなると思っています。
ラクドス側は相手の手札が60点や70点であることを信じて軽いハンデスのあとはひたすらクロックを追加してライフを詰める方が最終的な勝率は改善すると思います。

アブザンパルヘリオン ちょっと有利

《偉大なる統一者、アトラクサ》の加入のおかげでちょっと有利くらいです。構えられないときは無理に構えず自分の動きを優先していくことが重要です。しっかり動ければパルヘリオンに走られても負けない盤面を作れます。
アブザンパルヘリオンに勝ちたい、勝てないという人は《無神経な血魔導士》をメインに移したり、緑単信心とのトレードオフになりますが《ポータブルホール》を《引き裂く榴弾》にしてください。

IN
+1《無神経な血魔導士》
+1《エメリアのアルコン》
+1《丸焼き》
+1《至高の評決》
+1《光輝の炎》後手のみ
OUT
-2《岩への繋ぎ止め》
-1《狼柳の安息所》
-1《暁の騎兵》
-1《苦々しい再会》後手のみ

おまけ
《ウィザーブルームの命令》の切削を対戦相手にすると《月恵みのクレリック》のサーチカードを落とせます。今のところされたことがないので誰も知らないのかもしれません。少なくとも私はこの記事を書いている最中に気付きました。

緑単信心 不利

兄弟戦争発売後3ターン目くらいに出てくる無限コンボ関係ない《大いなる創造者、カーン》でもきつい。
本来の動きをされるときっちり負けますので、相手の速度を遅くすることに全力を尽くします。
序盤先行される分を何とか追いついて《エメリアのアルコン》や《高山の月》で蓋をするイメージ。

IN
+3《ポータブル・ホール》
+1《高山の月》
+2《軽蔑的な一撃》
+1《エメリアのアルコン》
OUT
-1《狼柳の安息所》
-2《苦々しい再会》
-1《鏡割りの寓話》
-1《チャンドラの誓い》
-1《闇叫び》
-1《狼の友、トルシミール》

青白コントロール 不利

きついです。
PTファイレクシアの結果を受けて、青白コントロールを使っていたプレイヤーがラクドスに戻ったことが本当に助かっています。
《鏡割りの寓話》、《創案の火》、《奇怪な具現》はできるだけ《検閲》をよけながらプレイしましょう。ここに《検閲》をもらってしまうとカウンターの枚数が足り、悠々とプレイされてしまいます。
《記憶の氾濫》がプレイできるターン以降は毎ターンカウンターを吐かせるつもりでカードをプレイしてください。ケアしたつもりでこのターンにカウンターされないだけの意味の無い回し打ちをせず、素直にプレイすることが重要です。相手のカウンターが先に尽きて《ドミナリアの英雄、テフェリー》がいなければ勝てます。

と偉そうなことを書きましたが、私たちの対青白の成績は3-8です。参考にしないほうが賢明でしょう。

IN
+2《軽蔑的な一撃》
+2《ドビンの拒否権》
+1《丸焼き》
+1《罪の収集者》
+1《無神経な血魔導士》
OUT
-4《岩への繋ぎ止め》
-1《不可解な終焉》
-1《チャンドラの誓い》
-1《力線の束縛》

グルール機体 有利

先手を取られるとだいぶ圧を感じるがなんだかんだなんとか捌ききれます。
《機械の母、エリシュノーン》を《アクロス戦争》でとられるとえらいことになるので不用意に出さないようにしましょう。

IN
+2《ポータブル・ホール》
+1《光輝の炎》
+1《至高の評決》
OUT
-1《機械の母、エリシュノーン》
-1《闇叫び》
-1《苦々しい再会》
-1《狼柳の安息所》

ロータスコンボ 不利

メインボードは相手のマリガンを祈りましょう。
サイド後はヘイトベアを並べることが重要ですが、《鏡割りの寓話》さえあればカウンターを構えるマナも増え、《奇怪な具現》も探せ、ライフも詰めることができるのでなんとかなります。《鏡割りの寓話》は最高のカードです。

IN
+1《エメリアのアルコン》
+1《罪の収集者》
+1《高山の月》
+2《軽蔑的な一撃》
+2《ドビンの拒否権》
OUT
-4《岩への繋ぎ止め》
-1《不可解な終焉》
-1《チャンドラの誓い》
-1《スカイクレイブの亡霊》

独創力 ちょっと不利

メインは相手にも不要牌が多く、《力線の束縛》も避けようがないパターンも多そうなのでまぁまぁ勝てるかなと思っています。しかし、サイド後青赤コントロールに変形すると厳しい戦いになると思います。
サイド後はワームセットが抜け、《船砕きの怪物》と入れ替え、青赤コントロールに変形してくる(はず)ので必要以上に構えずに押していきましょう

IN
+1《エメリアのアルコン》
+1《罪の収集者》
+2《軽蔑的な一撃》
+2《ドビンの拒否権》
OUT
-4《岩への繋ぎ止め》
-1《不可解な終焉》
-1《スカイクレイブの亡霊》

白単人間 有利

《スレイベンの守護者、サリア》を擁するアグロデッキなので見た目不利そうではありますが、おおよそ負けないので気楽にがんばってください。
《スレイベンの守護者、サリア》のもとで《光輝の炎》をプレイすると、収斂4で《輝かしい聖戦士、エーデリン》を巻き込むことができます。

IN
+3《ポータブルホール》
+1《丸焼き》
+1《光輝の炎》
+1《至高の評決》
OUT
-1《闇叫び》
-1《傑士の神レーデイン》
-1《暁の騎兵》
-2《苦々しい再会》
-1《創案の火》

ネオフォーム ちょっと有利?

メインボードはこちらの除去だけが有効で、頑固な否認の枚数も多くないためアトラクサが出たとしても完走されることもほぼないです。こちらのシステムクリーチャーは対処されないので悠々とゲームできます。
サイド後は相手のリアクションスペルが増えますが、不利はつかないと思います。

IN
+2《軽蔑的な一撃》
+2《ドビンの拒否権》
+1《罪の収集者》
+1《無神経な血魔導士》
+1《エメリアのアルコン》
OUT
-2《岩への繋ぎ止め》
-1《チャンドラの誓い》
-1《不可解な終焉》
-1《スカイクレイブの亡霊》
-1《傑士の神レーデイン》
-1《狼の友、トルシミール》

奇怪な具現 五割!

エリシュノーン最高!
エリシュノーンマッチを制しやすいカードの選択をしているので、先に出されてもあきらめずに泥んこ相撲をやりましょう。ケンリスが強いです。

IN
+2《軽蔑的な一撃》
+2《ドビンの拒否権》
+1《至高の評決》
OUT
-4《岩への繋ぎ止め》
-1《狼の友、トルシミール》

今週使うなら・・・?

もしも今週プレミアム予選にでるならこんな感じのリストになると思います。たぶん。
白単人間とロータスコンボは数を減らし、ネオフォームやアブザンパルヘリオンにガードを上げるような選択をしています。
とはいえラクドスミッドレンジはまだまだ数が多く、青白コントロールは勝ちきれないと予想しているので引き続き基本土地は不採用です。
ネオフォームに《暗殺者の戦利品》打たれまくったらごめんなさい。



おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。
奇怪な具現は色にかかわらずすべてのエンチャントとクリーチャーが強化パーツなので新セットのたびに少しずつ強化をもらえる良いデッキです。
プレイすることが楽しいことだけは保証するので、ぜひ組んでみてください。
もし、質問や意見があればTwitterやこの記事のコメント欄で常時受け付けています。お気軽にどうぞ。

私たちはこれからも鏡割りの寓話とラクドスミッドレンジ最高音頭を踊りながら生きて行こうと思います。

以下有料ゾーンとなりますが、別に意味のあることは書いてありません。投げ銭してやっても良いぞという方は購入していただけると励みになります。


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