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アルバム感想、あるいはレビュー

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#音楽レビュー

The Smile「Wall Of Eyes」

いつだってRadioheadという音楽家集団は私の音楽リスナーとしての態度を揺さぶってくる。ただ…

葱(ねぎ)
4か月前
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GRAPEVINE「Almost There」感想:メタバンド/GRAPEVINEの本領

GRAPEVINEの新作だ、と構えて聴くのは初めてだった。「新しい果実」を経て猛烈にGRAPEVINEへ興…

葱(ねぎ)
8か月前
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The 1975 「Being Funny In A Foreign Language」:モノクロの「New Era」へ

はじめに The BeatlesにもThe Rolling Stonesにもパンクの勃興にもThe Smithにもマッドチェス…

葱(ねぎ)
1年前
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kabanagu「ほぼゆめ」:ノスタルジーを断ち切る

2020年代における「エレクトロ」ミュージック___電子音を用いた音楽という意味での___の…

葱(ねぎ)
1年前
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THE YELLOW MONKEY「SICKS」:"血が泣いているんだよ"

前置き THE YELLOW MONKEY。最高80万枚のセールスを記録、ドームライブで活動休止、再結成後も…

葱(ねぎ)
2年前
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Christie Front Drive「Stereo」、エモの原風景

エモというジャンルがある。感情を押し殺すかのように繰り返される静謐なアルペジオのリフレイ…

葱(ねぎ)
2年前
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羊文学「OOPARTS」感想

羊文学の新曲「OOPARTS」は羊文学のディスコグラフィー随一の名曲であり、これを収録した「OOPARTS」EPも同様に疑いのない名作である。一聴した上でも都営新宿線の中で8周ほどしても同じ感想を持った。名曲であり名作だというのは「これまでの羊文学の流れを継ぎながら」、「羊文学の新しい要素を存分に見せ」、「ポップミュージックとしての力量を備えている」ということだ。 羊文学の歩みはメジャーデビュー/デビュー前で区切ることができない。嘘みたいにデビュー/デビュー前で音楽性の変化

宇多田ヒカル「BADモード」感想:ポップであること・アルバムであること

 1月19日に日付が変わった瞬間に宇多田ヒカルの8枚目のオリジナルアルバム「BADモード」が解…

葱(ねぎ)
2年前
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