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韓国企業の株式を買ったときの話

今回は、韓国企業の株式を購入したときの話です。
具体的に言うと、韓国企業の株式を購入することを決定した理由についての話です。


1. 導入

私はいくつかの韓国企業の株式を保有しています。
以下が、私の保有銘柄です。

雑記_4055_韓国企業の株式を買ったときの話02_予備01

こちらの画像をご覧の通り、私が本当のことを言っているのがわかると思います。
購入当時、私は日本企業の株を購入していました。ですが日本企業だけに投資することに危機感を感じていましたので、日本以外の投資先として韓国を選び、投資することを決めました。要するに、目的はリスクの分散です。
次の項目に、私が韓国企業の株式を購入するに至った理由を記載します。

ちなみに、
「そもそも韓国企業の株式って、買えるの?」
という疑問をお持ちの方もいるかと思います。
結論、買えます。私の場合、SBI証券の口座を開設して購入しました。
SBI証券からだと、韓国以外に中国やシンガポールなど、アジア圏の国々の企業に投資可能です。


2. 理由

私が韓国企業に投資した理由は、以下の通りです。
1) 国の選択: 韓国人と日本人が似ていること
2) 時期の選択: 投資判断をした当時、韓国企業の株価が安かったこと
3) 将来予測/企業の選択: 将来、韓国経済が発展し、その牽引役が財閥系企業であると予測したこと

以下で上記の理由の詳細を記載します。

2.1. 国の選択: 韓国人と日本人が似ていること
韓国企業は、私にとって初めての日本以外の投資先でした。何事においても「初めて」は存在します。今回の場合で言うと、海外の投資先を検討する際に必要なのが、国選びです。
世界中に数多く存在する国の中で、どの国を最初の投資先として選ぶかについては、頭を悩ませました。
結果的に韓国にした理由は、以下の通りです。
・理由: 韓国と日本は類似点が多いため、韓国人の行動は日本人と似ていると考えたこと

海外投資をするにあたり、私が考えたのは、以下のことです。
・考えたこと: 日本人の私が予測可能な行動を取る国民の国が、投資先として安全

日々の社会情勢に加え、事故や災害、事件などのイベントが社会全体に大きな影響を及ぼす場合があります。そのような社会の変化に対する人々の動きを考えたときに、日本人の私が予測しやすいのは、同じ日本人の行動です。
このため、私は以下のように推測しました。
・推測: 日本と類似点の多い国の人たちは、日本人と同じような行動を取る。

この推測を基にして私が選んだのは、韓国です。
韓国と日本には類似点が多いです。

[類似点]
1) 言語: 文法がSOV。助詞あり。漢字語を使用
2) 他者と一緒に行動したがる(単独行動をあまりしない。群れて行動するのを好む)。
3) 米軍基地が設置されている。
4) 同じアジアの資本主義国家

また第二次世界大戦以前、韓国は日本の植民地でした。このため、当時の韓国には日本と同じ制度が適用されていたと考えられます。

以上のことから、私は以下のように考えました。
・考え: 韓国人は日本人と比較的同じような動きをする。

以上が、私が投資先として韓国を選んだ際に考えたことです。


2.2. 時期の選択: 投資判断をした当時、韓国企業の株価が安かったこと
私が韓国企業の株式を購入したのは、2015年です。当時はMERSが流行していた時期でしたので、韓国企業の株価が安かったです。そこが狙い目だと判断し、私は韓国企業の株を買うことに決めました。
結果は、「少し早かった」です。
その理由は、MERSの時期よりもさらに株価が下がったときがあったことです。少し話が逸れますが、そのときに私は一部の銘柄を買い増ししました。
以上のことを総合的に考えると、MERSによる株価下落のメリットは、当初予想したほどは大きくありませんでした。


2.3. 将来予測/企業の選択: 将来、韓国経済が発展すると予測したこと
当時、私は将来の一人当たりGDPを調べ、どこの国が投資先として優良かを探していました。そのときにウィキペディアで、韓国が将来発展することを示す情報を発見しました。
その際に私が考えたことを、以下に記載します。
・考えたこと: もし韓国が将来発展するのであれば、その発展を可能にするものは何か?
もしそのような将来の発展を可能にするものが韓国に存在しなければ、上記のウィキペディアの情報はハズレだと言える。

韓国経済において大きな利益を生み出しているのは、サムスン電子(삼성전자)をはじめとする財閥系企業(재벌)です。もし韓国経済が将来発展するのであれば、その牽引役は財閥系企業になると考えられます。
このため、韓国が将来発展する可能性がゼロではないことがわかります。将来のことは誰にもわかりません。ですが韓国が将来発展する可能性を秘めているのであれば投資をした方がよいと、私は思いました。
もし韓国に投資せず、将来韓国が発展した場合、私は大きく後悔すると思ったのです。

このため、私は財閥系企業を投資先として選びました。

雑記_4055_韓国企業の株式を買ったときの話03


3. 韓国企業は、投資先としておすすめかどうか?

初めての海外投資から何年も経ち、私は複数の国の企業に投資するまでに至りました。その経験を基にして、私は以下の結論を出しました。
・結論: 投資先としては検討の価値ありです。ですが、おすすめはしません。
・理由:
韓国にはサムスン電子や現代自動車など、国際競争で十分戦えるような企業が存在します。
しかし一方で、日本と同様に韓国は人口減少社会です。人口が減少すれば、単純に労働人口やモノ・サービスを買う人々の数も減ります。これが意味するのは、経済規模の停滞、または縮小です。この状況は、日本だけでなく韓国にも当てはまります。
人口減少による経済の停滞、または縮小を危惧するのであれば、韓国への投資は、積極的にはおすすめしません。海外企業への投資を検討するのであれば、出生率の増加に成功している先進国の企業を投資先として選ぶのが安全だと思われます。
・例(国の場合): フランス


注記: こちらはこの記事の動画版です。
音声で聞きたい方は、こちらをご視聴ください。


4. 最後に - 投資全般に関して

投資判断で迷うこと、心配なことがあれば、ぜひ本マガジンの記事をご参照ください。こちらのマガジンには、私が長年にわたり培った投資における考え方、思考法、物の見方に関する記事を掲載しています。


以上です。
ご覧いただき、誠にありがとうございます。

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