地方でジャズピアニストやってます7

夜はキャバレー箱バンでとりあえず毎日ジャズは演奏、同時にグランドピアノを弾ける生活を送る。

小向裕之さんは色々よくしてもらった方々の一人。ベースとドラムを中心に様々な盛岡の中心的なバンドで演奏していた。

色々余裕?のある人だったので自宅敷地内に地下スタジオを作る。録音も出来る当時としてはかなり贅沢な作り。Moondogsのリハーサルもよくここでやっていた。

機材も新しもの好きなので早くにmac(まだappleだった頃のPCとか)を購入。情報処理科在籍だったこともあり1週間貸してくれたことも。
オープンリール4trマルチを貸してくれたことも(スタジオにはすでに8trマルチがあったので)あって多重録音のノウハウをこの頃から習得。

箱バンの収入もあったので色々機材を買い込んではまり始めたのもこの頃。そしてこの時代を生きた人が必ずお世話になったであろう「男の60回」で自分も8trマルチなどなど自分である程度出来るように揃えた。

ちょうどmidiも出始めシーケンサーが手に入れやすい値段帯になってきた。私も最初はMC500から始まりQX−3は使い倒した。この時期姫神を解散後の佐藤将展さんも導入、当初は私の方からこんなのでました、なんて情報のやりとりをしてました。将展さんも同じQX-3だったのでデータのやりとりとかしてました。その時作った音源、今でも某百貨店番組で使われてます。

小向さんには本当によくしてもらった。ポプコンに応募するデモテープも作らせてもらったり、自身が製作したテレビ番組のオープニングも担当させてもらった。

もちろん膨大なレコードコレクションからダビングさせてもらったり。

そういえば小向さんと仲良しだったギター大久保正人さんとLD Projectなるインストユニットにも声をかけてもらった。このユニットで当時始まったばかりの「イーハトーブトライアル」というレースのテーマ曲を製作。シングル盤で発表。作編曲は大久保さん、録音はもちろん小向さんのスタジオ。
その後はレース自体がリニューアルしたのでこのテーマも使われなくなる。シングル盤はどっかにあるはず。大久保さんは本当にいい曲を沢山書いてた。

いろんなつながりの中に入り込んで行った時期。

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