地方でジャズピアニストやってます11

「バニーズ」は本当に毎日ジャズを演奏していた。かなり羽振もよかった時代だったこともある。
FM岩手の開局に合わせてプロトタイプの番組を本放送開始前に始めた。
東京から週末にボーカリストを呼びそのライブを収録して放送する30分番組。
いろんなボーカリストがやってきた。今でもお付き合いのある「平賀マリカ」さんを筆頭に素晴らしいボーカリストにたくさんきてもらった。
この時の経験がボーカルのバックでやることの下地を作ってくれた。
まだまだペーペーだったにも関わらずいろんな曲を演奏出来たことはよかった。

またこう言ってはなんだが(かなり自分を高い棚に上げますが)正直微妙な人もたまに。
素晴らしい人はリピートも多く、平賀さんはダントツでリピートされてました。
またお店以外の営業なんかもお願いしたり。

この時のメンバーは村松さん、伊藤さん、ドラムになんと佐藤将展さん。最初からメンバーチェンジが数回ありましたが最終的にここに落ち着き一番長くこのメンバーだった。

久万正子さんは若い頃のビリーホリディを彷彿させる!ということで村松さんが仲良しの伴天連まっとさんに紹介。そこから付き合いが始まりついに伴天連でCDをレコーディングしたことも。この時のメンバーはすでに伴天連でもよくライブをやっていた東京の面々。

この頃岩持さんのメンバーとして岩手大学吹奏楽部の模擬店ライブハウス「キリン亭」で演奏。この時宮古出身のメンバーとして演奏しに来たのがのちに横浜のジャズコンペで一緒に賞をいただくことになるベース畠山芳幸さんと出会う。
最初に演奏を聞いた時は衝撃だった。こんなすごいベースがいたと。
当然そのうちにぜひ一緒に演奏したいとアプローチをする。今でもそうだが一緒に演奏するミュージシャンに恥ずかしく無い演奏を第一に考えている。このアプローチをする時もそこをとても大事にした。
この時将展さんをドラムにトリオでライブをやった。記憶が確かなら将展さんの密着番組で演奏シーンを撮りたいとかで宮古の今は無くなった「美学」という店で。この時のライブのタイトルが「Trio Music」。あまり深い意味はなかった様で単に3人、そして当時出ていたChick Coreaのアルバムタイトルにも絡めたようだ。
これが気に入って自然とユニットの名前として使う様に。
ここで将展さんは自分にはジャズは無理と(それ以外にも忙しかったし)退く。ここで伴天連時代のつながりでドラム岩泉大司さんが参加する。
ここから「Trio Music」が長く始まる。

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