大貫妙子「横顔」を弾き語る

皆さんは「横顔」と聞くと誰の曲を思い浮かべますか?
憧れの人の横顔を隣で見つめてるというわかりやすいシチュエーションだからか、いろんな方が曲のテーマにしていますよね。
私はといえば大貫妙子さんの「横顔」です。
これは1978年のアルバム「MIGNONNE」に収録されてる楽曲です。
当時は思ったほどヒットしなかったらしいですが後々多くのミュージシャンにカバーされた、ニューウェーブを代表する名曲ですね。
コード進行を耳コピしてみたのでついでに弾き語りしてみました。

滑舌わるっ!録音して聞いてみることで新たな発見もありますね!

歌詞は、主人公が憧れの人を少し引いた位置から観察しているという内容ですね。隣に座りたい、話を聞きたいと思いつつも彼を見つめているのは”テーブルの端”から、ということは多分二人きりというわけではないのでしょう。私が思い受かべる情景は大学のサークルですね。サークル仲間で遊びに出かけるんですが、主人公は憧れのその人しか眼中になくて、ずっと近づくチャンスを狙ってる、そんな感じがします。
歌詞の後半では、憧れの人は少し遠くに行ってしまったみたいですね。ちょうど大学を卒業して社会人になったって感じですね。街でばったり会ったみたいですが、相手は主人公のことを覚えてなかったので脈無しです。影薄すぎだろ
さよなら、と別れを告げたかと思えば、あの時のあなたの横顔を知っているのは私だけ、と未練がましいことも言ってみます。この根暗な感じはかなり共感できますね。「こんな女好きになるの俺だけだっつーのw」に通じる情念を感じます。
本当に優れた詩というのは、こんな風に自然と情景が浮かんでくるんですよね。素晴らしい。切なくて甘酸っぱい歌詞が曲調にマッチしていてまごうことなき名曲ですね。


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