簡易版 少額訴訟の起こし方




はじめに

わたしはプロではないです。
一番確実なのは下記の書類とハンコと身分証もって裁判所窓口もしくは管轄の裁判所に電話で聞くことです。むしろそちらをお勧めします。
訴訟は郵送でも行えるようですが、これはその手間を少しでも省略できるといいな、というリーフレットのようなものとお考え下さい。
※下記連絡先わかんない→ぐぐってください。

そのうち、簡易じゃない版作っておきます。


1.事前に準備しておくと後が楽


☆やりとりの時系列と相手の情報一覧(これは一枚でいいです)
箇条書きで〇年●月■日、(xやライン、インスタ等々)にて、やりとりをした記録をまとめておくと、相談先に話すときや最終的には訴状に請求の趣旨や要点を書くときに楽です。
依頼したときの金額の確認にもなります。

2・まずは、いろんなところにご相談して、相手に契約破棄の連絡をしましょう

・消費者センター
・最寄りの警察
・DMや書面で契約解除と返金の連絡
・内容証明を送る(原本保管しておくこと)
・内容証明が受け取られず返ってきた時には再送付
※これが相手のところに到着し、内容に記載していた日付を超えた時点から裁判に訴えれる日付となるとおもってください。

どこに最初に連絡しても、だいたい「〇〇にご相談しましたか?」とは聞かれます。内容証明については、最後に行う事をお勧めします。
大事なのは相談実績。

3.さて、少額訴訟を起こそうか。まず用意するもの

いったん、下記の書類をそろえてから、ご自分の管轄地域の簡易裁判所を訪ねてください。少なくとも三回(相談・訴訟・裁判当日)で終わります。

裁判所でコピーできますが、一部20円とか微妙に割高なときが多いので、ご家庭等で用意できるときはしておきましょう。

切手(後載)の数が変わるので、購入する前にかならず窓口で確認をしてください。

訴訟に必要なもの

受付窓口で必要なものを記載しておきます
・訴状(ネットからプリントできます。窓口でももらえます。少額訴訟、訴状で検索してください。内容については省きます)
・ご自分の身分証明
・印鑑(間違いあるときの訂正にも使います。百均のでもかまいません、シャチハタは不可)
・手数料分切手(俗にいう、これが裁判費用です。勝てば全額戻ってきますが、最低六千円弱はかかります。相手の人数によっても変わります。また、〇円のものを何枚、と、とても細かく決まっています。裁判所に問い合わせるか、一覧表をもらって郵便局に向かったほうが確実です。誤載防止のため省きます)
・印紙(訴える金額によって変わりますが、十万円までは千円です)
※収入印紙も切手も、裁判所では購入できません。あらかじめ問い合わせ、用意していきましょう。切手も印紙も郵便局で購入できます。

・下記書類(証拠)
証拠として、依頼から現在に至るまでのやりとり、振り込んだ記録。
(A4縦、左から横書き、左とじで作成。一枚にだいたい四等分くらいに縮小して乗せても、文字が見えれば問題ありません)
余白は上下左右最低三センチくらいあけてください。
※ノンブル(ページ数)を振っておくことを忘れずに。
基本的には、書類は原告(こちら)、保管用(だったはず)、裁判所提出分の三つ用意。原本含めて三部必要。
・内容証明(これはこのあと証拠として提出に使うので、原本入れて三部。内容証明のやり方がわかんない方は、また改めてご連絡ください。ネットでもできます。ここでは省略します。)
・追跡をつけ再度送った内容証明が相手に届いたという証拠

以上の書類を窓口が受付してくれた後、基本的には一週間くらい後、電話と書面にて、裁判の日程のお知らせがきます。
その際電話でも言われますが、お知らせを受けとったという返信を裁判所に送ってください。
Faxか郵送、行ける距離であれば直接でもたしかいいとおもいますが、これを提出しないと裁判が行われない可能性もあるので忘れずに。
次に、裁判所にて裁判が行われます。だいたい一か月後くらいの日程です。
30分くらいで終わります。その場で判決の申し渡しがあります。


さいごに

いろんなところを端折りましたが、おおむねこんな感じです。
改めて、もしかしたら各都道府県で裁判所での対応がやや違う、といったことはありえます。
最低三回は裁判所に向かうつもりで、手続きがわからないときは遠慮なく窓口で聞いていただければとおもいます。
間違えていても、訂正印を押すか準備すればいいだけです。向こうもプロです、わたしよりはるかに説明が上手だと思います。


あなたにとって、この文が、なにかしらの手助けとなればと願っています。


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