セータとは何ぞや？（簡単解説2）
デルタの説明をしたので、次はセータの説明をしておかないとと思いまして、サクッと記事にしてみます。
また、チャットGPTさんに聞いてみました。
チャットGPTさんのセータの解説
オプション取引における「セータ（Theta）」は、時間経過に伴うオプション価格の変動を示す指標です。具体的には、オプションの価格が一日の時間経過によってどの程度減少するかを示します。セータは通常、負の値を持ち、時間の経過がオプションの価値を減少させる効果を示しています。
セータの基本的な概念
時間価値の減少：
オプションの価格は、「時間価値」と「内在価値（インストリックバリュー）」の合計です。時間価値は、オプションの満期までの期間が長いほど高くなり、満期に近づくにつれて減少します。
セータはこの時間価値の減少を具体的に示す指標であり、時間経過によるオプション価格の減少量を1日あたりで表します。
コールオプションとプットオプション：
コールオプションとプットオプションの両方において、セータは負の値を持ちます。これは、時間が経過するごとにオプションの価値が減少することを意味します。
例えば、あるコールオプションのセータが-0.05である場合、1日経過するごとにそのオプションの価格が5円減少することを示します。
セータの特徴
満期に近づくほど大きくなる：
セータは、満期に近づくにつれてその絶対値が大きくなります。これは、満期が近づくにつれて時間価値の減少速度が速くなるためです。
満期までの期間が短いオプションは、セータの影響を強く受ける傾向があります。
アット・ザ・マネー（ATM）オプションで最も大きい：
セータはアット・ザ・マネー（ATM）オプション、つまり基礎資産の価格がストライク価格に近いオプションで最も大きくなります。これは、ATMオプションが時間価値を最も多く持っているためです。
イン・ザ・マネー（ITM）とアウト・オブ・ザ・マネー（OTM）オプション：
イン・ザ・マネー（ITM）およびアウト・オブ・ザ・マネー（OTM）オプションでは、セータの影響は比較的小さくなります。これは、これらのオプションの時間価値がATMオプションよりも少ないためです。
セータの利用法
ポジション管理：
トレーダーはセータを利用して、時間経過によるポジションの価値減少を予測し、適切なリスク管理を行います。
例えば、オプションを売っているトレーダーは、セータが高い場合に時間経過による利益を享受することができます。
戦略の選択：
セータを考慮することで、トレーダーは時間経過の影響を最大化または最小化する戦略を選択できます。短期的なオプション取引では、セータの影響が大きいため、その特性を活用した取引が重要です。
セータは、オプション取引における時間の経過がオプション価格に与える影響を理解するための重要な指標であり、トレーダーにとって不可欠な概念です。
チャットGPTさん、ありがとうござます。
下図の例では、ATM38500のセータが-11.4なので、1日経過で-11.4円減少するということになってます。オプションは1000倍なので11400円ということです。（ミニOPは100倍）
ATMから離れれば、離れるほどセータの絶対値は小さくなってます。
ポイントとしては、２点かと個人的に思ってます。
①オプションの価格は、「時間価値」と「内在価値（インストリックバリュー）」の合計である
②セータは満期に近づくほど大きくなる
①オプションの価格は、「時間価値」と「内在価値（インストリックバリュー）」の合計である
ATM、OTMの場合は、オプション価格は時間的価値のみを有しますが、ITMになるとオプション価格は（時間的価値）+（本質的価値=内在価値）の合計になるというところはオプションの知識としては大事だと思います。
本質的価値とは、（原資産価格）-（権利行使価格）※コールの場合、プットは逆。
②セータは満期に近づくほど大きくなる
セータが満期に近づくほど大きくなる特性を活かして、ポジション（例えばカバードコールなど）を組成すると短期間で利益が得られる可能性もあります。
ちょっと、サクッとしすぎかも知れませんが、解説とさせて頂きます。
注意書き
あくまで私的なトレード内容を通じて、トレード手法を紹介しているもので、特定の銘柄の売買を推奨している記事ではございません。
資産形成のひとつの考え方、選択肢として、参考にしていただければと思います。
投資、トレードを行う際はくれぐれもご自身の責任によって行っていただくよう、お願いいたします。
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