リゼロのレムは"全肯定系ヒロイン"ではない

皆さんはreゼロから始める異世界生活という作品を知っていますか?
知っていなくても青いショートカットのメイドさんを見た、レムという名前は聞いた事があるという方も多いのではないでしょうか?
reゼロから始める異世界生活(通称リゼロ)は元々小説家になろうで連載されていて(今でもされてます)それをライトノベルとしてMF文庫で単行本化されています。(現在35巻※本編のみ)
2016にはアニメ第一期が2022年には二期が放送されOVAも2作作られました。
ゲーム等もある大人気作品です。
あらすじ
コンビニ帰りに異世界に召喚され、命の危険に遭っていたところ銀髪のハーフエルフに救われ、、

ここからはネタバレを含みます。
原作では2巻から登場する双子の鬼メイド、ピンク髪で毒舌のラム、青髪で言葉遣いが丁寧な妹レム
ではレムの過去から、双子の姉妹が生まれたのは双子を忌み子とする村だったが、姉のラムが優秀なお陰でレムは生きる事が許された。
何をしても姉に負け、劣等感を感じていたレムだったが、ある日魔女教徒が村を襲った。
ラムはなんとか倒していくが、燃えている故郷を目の前に茫然としていたレムに手を差し伸べた時鬼族の命ともいえる角を魔女教徒に切られた。(この時にやっと折れてくれたと思った。つまりある意味対等になれたから?)
それからロズワール邸に雇われ、力を殆ど失ってしまったラムの代わりに家事などを完璧にこなしつつも姉に劣等感を感じつつ姉の事を尊敬(依存)し魔女教徒絶対殺すマンのメイドが誕生した。
ここで魔女の匂いのこびりついたスバルがやって来るわけです、でもスバルの努力によりレムはスバルを認めます。
その後、スバルは自己肯定感ボロボロのレムを肯定し過去ではなく現在、未来を生きていこうと言います。(11話は神回)ただこれが後にスバルを苦しめることとなります。
魔獣、魔女教司教、エミリアの死等苦しい事が立て続けに起き、スバルの心は折れかけます。そしてレムと駆け落ちしようとします。しかしレムは否定します、あり得たかも知れない幸せな未来も何故ならばレムの大好きな英雄ナツキスバルはここで逃げたしたりしないからです。自己嫌悪に陥るスバルを肯定し、一つ一つ反論していくのです。そして"ゼロから始めましょう"と言います。タイトル回収ですね。(18話は神回)
ここで皆さんは何か違和感に気付きませんでしたか?(前置きが長くてすいません)
レムはありのままのナツキスバルを見ていないのです、時計の針を動かしてくれた英雄ナツキスバルを見ています。レムが好きなのは英雄であってただのスバルの事は好きではないのです。
つまりマキマさんも凌駕する究極の厄介オタクです諦めかけたら肯定するように見せて後ろから思い切りケツを蹴り上げ理想のスバル君を作ろうとするそんな女です。むしろ全否定系ヒロインです。スバルの呪いです。
肯定している時も中身昔から変わっていないのです。寧ろ姉だけでなくスバルが現れた事で強化されているとも言えます。
でもそれがレムの一番の魅力だと思ってます、そのギャップが。水瀬いのりボイスに騙されてはいけません!!でも僕はめんどくさい全肯定風厄介オタクなレムも最初のツンケンレムも大好きです。鬼がかってます。
最後までこの稚拙な長文を読んでくださりありがとうございました。

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