障害年金基礎講座 8 相当因果関係とは?
障害年金での初診日とは、その請求する障害と関係するもので
医師の診療を初めて受けた日を言います。最初からずっと同じ病
名・病気であれば問題なく、あぁあの時期、A病院のあの日だ!
と分かるでしょうが、中にはなかなか病名がつかなかったり、最
初は違う病気で今の病気になったという場合があります。
この場合、病名が現在の病名とは違ったりします。
こういう場合の初診日を考える際に出てくる考え方が、相当因
果関係というものです。
簡単に言えば、Aという症状・病気がなかったら、今のBとい
う病気・障害がないという直接的な関係をいいます。因果関係と
いうものと似ていますが、因果関係というものは間接的な関係を
いうので意味することが違います。
分かり易い例では、高血圧は脳内出血の原因の1つと挙げられ
るものの、必ずしも高血圧が脳内出血を引き起こさない、或いは
逆に脳内出血の原因が高血圧とは必ずしも断定できないので、
高血圧と脳内出血との関係は因果関係ありであり、相当因果関係
ありとはみなされません。
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