独立前の話



独立したんは36歳のとき。結婚して4年目で娘が幼稚園やったな。よくある家族構成。3人家族。
幼稚園入る時はそういえば無職やった。仕事で病んで辞めて、3日間ベットから出んかった。
飲食辞める考えもあった。病んでたからそんなんも考えられへんかった。心療内科に通院しながら、独立とサラリーマン両方を考えてた。
物件探しもしたし、職業説明会も行った。
病んでても家族の為には何か行動せなアカンのはわかってた。
けど家出るの辛かった。
ある日、物件探しに近くの不動産屋さんに行ってた帰り道に踏み切りで電車の通過待ちしてたら奥さんから電話あってでたらいきなり「何してん!どこ?」といきなり怒鳴られた。
不動産屋さんに行ってたって言うたら安堵した感じで「早よ帰ってきい」
訳がわからず帰って理由聞くと
奥さんが用事を終えて家に帰ると、リビングにおるはずの俺がおらんから死んでると思って直ぐ風呂場見に行った。おらんから電話したら「カーン、カーン、カーン」って踏切の音が聞こえて焦ってたらしい。
自分ではもちろん死ぬ気はなかった。けど
奥さんからそんなふうに見えてたと初めて知った。心配かけたらアカンと思えば思うほど何にも出来んくなっていく。
結局7ヶ月くらい無職やった。あんまり記憶もない。いつからか段々と前の職場に怒りがでてきた。今思えばそれが回復の始まりやったんやろな。サラリーマンになる考えはいつの間にか無くなって独立だけを考えるようになってた。

次は独立してみてからの話

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