2023J1第20節名古屋グランパス対横浜Fマリノス メモ

〇湘南ベルマーレ 3412
GK:ランゲラク バックライン右から藤井、中谷、河面。WBは和泉、森下。CHは稲垣、米本。トップ下マテウス CFはユンカーと永井。

〇横浜Fマリノス 4231
GK:一森 バックライン右から松原、上島、エドゥアルド、永戸。CHは藤田、渡辺、RWGヤンマテウス、LWGエウベル、トップ下西村、CFアンデルソンロペス。

〇前半
名古屋の守備は3142気味にしマリノス4231に対しマンツーマンハイプレス。
6分
エドゥアルドから西村への縦パスを稲垣がタックルでボール奪取。米本→森下フィニッシュ→一森セーブ。
8分
マリノスの左サイドでのスローイン→渡辺ロスト(米本カット)→マテウス運んで藤田引き付けてユンカーへパス。ユンカーのシュートはエドゥアルドにブロックされるもこぼれ球を永井がシュート。リフレクションしゴールに吸い込まれ名古屋先制。
先制した名古屋はマンツーマンプレスしつつ、押し込まれると5バックで自陣に引きこもり守備。奪ったボールはマリノスのサイドバック裏の広いスペースに永井とユンカーを走らせカウンター狙い。
14分
和泉にカットされたボールを奪い返す渡辺→エウベルカットインフィニッシュ。
17分
マリノス押し込みフェーズ。ロストするも渡辺奪回。左サイド奥を狙うも藤井に奪われる。藤井のクリアを永戸が奪って→藤田→内側松原。松原から森下の背後を取った(バックドア)ヤンへスルーパス。ヤン、森下にペナ内で倒されるもノーファールの判定。
マリノスが押し込む→名古屋奪うORクリア→マリノス奪回→マリノス押し込む流れに。
19~20分
マリノススローインをロストするも、マテウスから2CHが奪い返す。渡辺から開くエウベルへミドルパス。エウベルカットインで和泉をかわし渡辺へ。渡辺と西村ワンツー。渡辺からロペスへのワンタッチパスがズレる。(足元でほしいロペスと裏へ走ってほしかった渡辺)
21分
中谷がカット。前へ運んでいくも少し長くなりクリアされる。クリアボールをロペスが胸トラで収め(中谷が前へ出ていたためロペスへ対応していたのは永井と米本)、開いて待っているヤンへ。ヤンはオープンな状況で河面との1対1。縦突破からニアにクロス→エウベルフィニッシュも藤井がブロック。
24~25分
エウベルの上島へのパスがとんでもないミスパスになり名古屋のプレスを受ける。厳しい場面だったが上島→一森→松原がなんとか繋ぎ、大外から戻ってきたヤンの元へ(オフサイドのアピールで名古屋の選手止まってしまう)
ヤンからロペスへ、フリーのロペスはターンして運び藤井と和泉の間を直線的に走り抜けるエウベルへスルーパス。エウベル和泉に倒されFK獲得。
エウベル自らFKを蹴るも左ポスト直撃。
28分
名古屋のFKの流れからマテウスミドル、一森ファンブルするもなんとかキャッチ。その直後に一森から米本の裏を取り外から前へ走り抜けるエウベルへスーパーパントキック。エウベルは飛び出したランゲラクをかわし無人のゴールへ流し込みマリノス同点に追いつく。
この失点シーンでの名古屋側のリスク管理は問題であった。
34~35分
永戸からロペスへの縦パスで前進しマリノス押し込みフェーズへ。
エウベル→渡辺→藤田→松原→藤田と左右に動かし、藤田から西村へ縦パス、西村からの横パスをロペススルーし走りこんだ藤田がワンタッチシュート。マリノス前半のうちに逆転に成功する。
外に動いたヤンに河面が釣られスペースを空けてしまったことが結果的に失点に繋がった印象。
37分
選手交代 米本→内田(怪我)
38分
大外で受けた松原引き付けて上島→一森と下げて名古屋のプレス隊をおびき寄せ、一森→渡辺→上島→ロペス→永戸→エウベル→ロペスと繋ぐ。ロペスから藤田へのパスがズレて奪われるも渡辺が奪回。
41分
西村の負傷により試合続行不可に。交代枠を使いたくないマリノスは西村を下げずに残す選択。
実質1人少ないマリノス。ゴールキックなどは無理して繋がない。右サイドで密集作ってティキタカ。
45分+3分
マリノスロスト→マテウス渡辺をかわし大外の森下へ。森下フィニッシュ→一森セーブ。

〇後半
HT 選手交代 西村→植中
47分
右に下りた稲垣からユンカーで出された縦パスが流れて永井へ。永井と上島の1対1に。こぼれ球をエドゥアルドが拾い松原に出そうとしたパスがミスになり森下の元へ。森下から松原の裏に走るマテウスへパス。マテウスのクロスに上島のマークを外したユンカーが合わせて名古屋が追いつく。
54分
エドゥアルドから左に下りた植中へ縦パス。植中倒されFK。上島→エドゥアルド、エドゥアルドから内に位置取るエウベルへ縦パス。エウベルから稲垣の裏を取った植中へスルーパス。植中抜け出して左足フィニッシュも枠外。
植中は後半からずっと左に下りてくる動きを繰り返していた。このシーンではエドゥアルドからパスが出るタイミングで左に下りて稲垣を食いつかせる。エドゥアルドからエウベルにパスが渡った瞬間エウベルに食いついた藤井と自分に食いついた稲垣の背後にランニングする巧みな動きで惜しいチャンスを作った。
57~58分
内田と森下のワンツー。森下のサイドチェンジを受けたマテウスがロストするも稲垣が奪回。稲垣→内田→マテウスミドル。
60分前後から少しずつオープンな展開に。
名古屋はの大外にいるWB(特に森下)を中心に左右に広くプレイし自分たちが使うスペースを空ける狙いとマリノスの引き付けて疑似カウンターを狙う形を続ける狙いがそれを助長していそう。
名古屋、マンツーマン守備のギアをあげて奪ってカウンターを狙う。
マンツーマン守備の意識の強いCBの裏をWGが外から内へ走って狙う意識を強めたマリノス。
63分
エドゥアルドのミスパス(クリア?どちらにしても中途半端)をマテウスが藤田から奪って大外森下へ。森下は松原を食いつかせてチャネルを走る永井へ。永井はカバーに来た藤田を切り返してかわし(藤田軽い)ペナまで侵入。シュート気味のクロスを大外フリーの和泉が触るもゴールへ流し込めな
い。
名古屋のマンツーマン守備VSマリノス引き付け疑似カウンターの構図。
71分
選手交代 エウベル→宮市
(この交代から)永戸はあまり上がらずどちらかというと下がり目から発射台の役目に(和泉を引き付けたい?)。宮市を大外に張らせて宮市の使いたいドリブルスペースを消さない狙いか。
76分
マリノス自陣でのFK。一森から大外から裏へ走るヤンへ長い球。(ロペスが下りて出来たスペースに)河面のクリアをロペス拾ってヤンへパス。ヤンから裏に抜け出した植中へスルーパス、植中フィニッシュもランニングセーブ。
77分
エドゥアルド→藤田→宮市で押し込み。左サイドで回し上島まで下げて上島から植中へ縦パス。植中は相手に潰されるもこぼれ球をペナルティエリア手前で藤田が拾って右ポケットでフリーのヤンへパス。ヤンのシュートは河面がブロック。
78分~79分
選手交代 ユンカー→酒井 永井→貴田
     ヤン→水沼  藤田→山根
80分
松原からロペスへ縦パス。ロペスは渡辺へレイオフ、渡辺から大外宮市へパス。宮市カットインミドル。
83分
選手交代 エドゥアルド→畠中
85分
内田が河面へ下げて河面から下りる森下へ。森下から上島の背後を取った酒井へワンタッチでスルーパス。酒井の貴田への折り返しを畠中がなんとか触るもそれがマテウスの元へ、マテウス流し込み逆転かと思いきや、森下から受けた酒井の位置がオフサイドポジションだったためゴール取り消し。
88分
上島の縦パスがミスになりロスト。奪った内田から松原の背後を取る酒井へスルーパス。酒井のクロスは惜しくも貴田に合わず。
〇試合まとめ
名古屋は3142気味にしマリノス4231に対しマンツーマンハイプレスを選択。これが功を奏し立ち上がりに先制に成功。
試合の経過と共に押し込むことに成功するマリノス。しかし名古屋も先制したこともあり、また永井とユンカーがカウンター時に使えるスペースが出来るため引いて守ること自体悪くないと思っていた雰囲気。
ただ一森のスーパーパントキックは誤算だった模様。
一時は逆転されるも後半立ち上がりに追いついた名古屋。
依然マリノスにボールを持たれる展開は続いたが、前半から成功していたボール奪取後のカウンターは後半も鋭く再逆転出来る可能性は高かったかも。
途中交代で投入された内田、酒井、貴田が効果的なプレイをしていたのも好印象。夏のウインドーで加入が決定している前田、中島も加えだいぶスカッドは充実しているのではないか。優勝争いしている相手として対戦は終了したがまだまだ、目は離せない。
マリノスは西村の怪我は誤算だったが代わりに入った植中は期待できそう。オフザボールの動きは巧みで西村とはまた違った良さを感じた。












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