2023J2第1節ヴァンフォーレ甲府対モンテディオ山形 観戦メモ

〇甲府 4231
GKは河田 DFライン右から須貝、山本、マンシャ、三浦
CHは松本、佐藤、トップ下長谷川、LSHが水野、RSHが鳥海、CFはウタカ
〇山形 4231
GKは後藤雅 DFライン右から川井、熊本、野田、小野
CHは藤田、南、トップ下後藤優、LSHが加藤、RSHがイサカゼイン、CFはデラトーレ

甲府の守備は442 山形の守備4411
9分後ろで回し熊本→藤田→川井→三浦の背後を取ったイサカへ。イサカはマンシャを振り切ってクロス→デラトーレ合わせて山形先制。イサカに通った時点でバックラインは背走させられておりイサカも速く、デラトーレとファーの加藤は完全にフリーだった。
12分後ろで回す山形。甲府ウタカと長谷川縦関係の4213守備。熊本に対し水野が前に出る。熊本→川井に対し三浦が前に出る。川井→南(このとき2CHは横関係のため甲府の4213は×)→イサカ(マンシャが早めに出て対応)→インナーラップした川井→デラトーレヒールシュート→河田セーブ
16分後藤雅もビルドアップに参加。しかし後藤雅の藤田へのパスの質が少し悪くロスト(松本と長谷川でサンド)。カウンターから水野のクロスにフリーのウタカ合わせるも枠外。
山形いろんな形(基本後ろ3枚にするが並びを一定にせず)で甲府1列目を困らせ後ろからの加勢(特に水野)を引っ張りだしてからの疑似カウンター狙い。
17~18分山形後ろから人を動かしながら丁寧に繋ぎ右から左へ展開。加藤のクロスをフリーのデラトーレが合わせ損なう。
18~20分山形右にオーバーロード(というより人集めすぎて甲府の選手も集めすぎ)気味。(小野も右まで行くシーンあり)下げたボールを後藤雅がミスキック。ピンチ未遂。
23分熊本→(大外)川井→HS走り抜けるイサカクロス→山本クリア→後藤優ミドル
24分佐藤サリー→山本→インサイドに入った鳥海からサイドの須貝へのパスがずれる。
29分藤田からの縦パスを受けたイサカから加藤へクロス(オフサイド)
32分熊本→西村(怪我)
序盤から30分まで山形に押し込まれ攻撃の機会を作れなかった甲府だったが、30分過ぎから山形の中盤のロストからウタカに預けてからの左右のクロスやセットプレーで反撃。CHが前に出てパスコースの限定が出来だしたため前からのプレスもハマりだしペースを取り戻す。
43分南と後藤のワンツー→デラトーレターンシュート。

45分水野→飯島 長谷川LSHへ。長谷川が中に入り、大外を三浦に使わせる、三浦独力で運んでクロスまでいける。
前半からそうだが右で須貝や鳥海、松本が絡んでからのクロスが多い。
54~55分藤田右に下りて川井を前に押し出す形(長谷川の裏を川井に使わせる)から西村→藤田→南→川井→後藤優→川井→イサカで相手を押し込みイサカから中に位置取る小野に戻し小野から後藤優へスルーパス。三浦がよくついていきうまく対処した。
後半の山形は1・2列目間をさらに狭くし前からの守備を強化、甲府からボールを取り上げる。
57分山本のミスから山形カウンター。左からの後藤優のクロスにフリーで合わせたデラトーレ。惜しくも河田のファインセーブに阻まれる。
63分鳥海→武富 松本→品田
69分左で作って右へ展開、長谷川から内側の須貝→ウタカ→須貝→武富→ウタカから飯島へワンタッチの縦パス。しかしクロス性のシュートはDFにあたる。それで得た右CK(品田→武富)で追いつく甲府。
60分以降少しずつ疲れからかミスが増えた山形。
74分デラトーレ→藤本 加藤→チアゴアウベス
優勢に試合を進めるも追いつかれたことで焦る山形は早くボールを動かしすぎて相手に読まれやすいタイミングや場所にパスを出すたまさらにミスが増えた。
75分自陣ロストから甲府にカウンターをくらうがウタカのクロスを取った野田からフリーのイサカ(ここで野田が落ち着いてボールを繋いだのは大きかった)から左へSB裏を走るチアゴアウベスへパス、相手の山本が処理できそうだったが目測を誤りチアゴアウベスへ渡る、チアゴアウベスはペナ内まで侵入し対応した山本に倒されPK。逆カウンターを成功させる。チアゴアウベスは自らPKを沈め勝ち越す。
80分ウタカ→三平 三浦→関口 須貝LSBへ
前からの圧力を強めて奪ってカウンターなど攻撃機会を増やしたい甲府とボールを握って逃げ切りたい山形という終盤の構図に。甲府はせっかく奪ってもミスから奪い返してしまうシーンが前半からも見られており攻撃機会が少ないのはもったいない。そのなかでも武富や長谷川からの飯島を狙うパスは可能性を感じるもシュートまでいけない。
91分甲府の長い球を野田が回収し後藤優→小野へ。小野は武富を引き付けてかわし品田もひきつけ藤本へ縦パス。藤本→イサカのシュート。
92分山形カウンターから抜け出した藤本のシュートも河田のセーブ。
94分後藤優→河合
野田や小野は奪ったり拾ったボールをすぐにパスせずに自ら運んでからフリーの味方に預けていた。
ボールを保持しつつカウンターを狙い続けた山形が逃げ切り勝利。

〇あとがき
ウタカが最後にゴール前にいないのはやはりどうなのか?
攻めの形もなんとなくわかるが効果的な手立てかというと微妙。
後藤雅:キックの質の向上が課題か?チャレンジは好感持てる。
後藤優:昨年までの山田の役割を出来ていて驚いた。
イサカ:大外WGとして機能。セットプレー含めキックの質良き。
デラトーレ:相手からマークを外してクロスを受けるのが巧い。これから何点取るか楽しみ


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