【Mutual Opinion・［Ⅰ］/［3］③】〜『病気は、何処から始まり、何処へ行こうとしているのか!?』［第Ⅰ章（部位別）〜3節（頭部/鼻👃）③］

●「身体部位別の医学的体質診断（『東洋医学』/『西洋医学』の共存を掲げ、〜病気を診断する）」［第Ⅰ章（部位別）〜3節（頭部/鼻👃）③］

【アプリ-Beginning】〜【Kampo Opinion】より、視点を替えて、…［「身体部位別」の医学的体質診断を、『東洋医学』/『西洋医学』の両面からアプローチしてみよう!! …多部抜粋］、　

◉［第Ⅰ章（頭部）〜3節（鼻👃）③］／『西洋医学的分析「■分類」』、

◉【鼻👃疾患と認定する、主な病気について】〜
◆［アレルギー性鼻炎（ノミ/ダニ）等］、
+（「クシャミ/鼻水💧」症状を含む）
◆［花粉症（花粉アレルギー）］、…
◆［副鼻腔炎（蓄膿症）］、…
◆［嗅覚障害（鼻つんぼ/鼻詰まり）］、…
◆［鼻血（衂血/鼻出血）］、…
◆［風邪😷（クシャミ/鼻水💧）等］、…
以上、「スタンダードな病気（器質的な疾患を除く）」です。

〇上記は、「鼻👃疾患（鼻の病気）」の種類、全てである…。
・大まかに別けて、…
◇『遺伝的/体質的』に、罹患する疾患。
◇『病気/疾病』に、分類する疾患。
◇『鼻👃の機能』に関する疾患。
◇『外的要因/外邪（花粉）』に関する疾患。
等に別けられます。

〜［身体の病気・12分類〜『頭部/鼻👃』］〜

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◉［第Ⅰ章（頭部）〜3節（鼻👃）⑤］／『西洋医学的分析「■解説」』、

◆【鼻疾患】〜【鼻血（衂血/鼻出血）】、

➀『鼻血（衂血/鼻出血）』定義 〜
・［『鼻血』とは、「鼻、特に鼻腔（鼻の穴の中）からの出血の事で、「医学的には鼻出血」と云う。 鼻血の「大部分」は、「鼻の穴の入り口から直ぐ、の所のキーゼルバッハ部位からの出血」を示す。］
※［「キーゼルバッハ部位」は「毛細血管が集中」しており、「粘膜も薄い為、出血し易い」。

〜［日本耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会］より 〜

〜［日本耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会］より 〜

◉［第Ⅰ章（頭部）〜3節（鼻👃）⑥］／『西洋医学的分析「■解説」』、
◆【鼻疾患】〜【風邪（クシャミ/鼻水）】、　

➀『風邪😷（クシャミ/鼻水💧）』定義 〜
・［『風邪』は、正式には「風邪症候群」と云って、上気道（鼻や喉）の急性炎症の総称である。 　「ウイルスが粘膜から感染して、炎症を起こす」為、「くしゃみ／鼻水／鼻詰まり／喉の痛み／咳／痰／発熱」といった症状が起こります。］

《以上、「風邪（クシャミ/鼻水）」について》

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■【鼻疾患】〜【鼻血（衂血/鼻出血）】［『西洋医学』的  セルフチェック事項〜］

◆［「鼻血が出ている」事があるか!?］、 
〜（鼻血🔴の有無）
◆［「ノリの佃煮／若しくは、墨の様な黒い便が出る」事があるか!?］、 
〜（鼻血🔴の質について）
◆［「鼻閉感を感じる」事があるか!?］、 
〜（鼻の閉塞感）
◆［「鼻中隔湾曲がある」か!?］、 
〜（鼻の変形）
◆［「抗凝固薬を服用している」か!?］、 
〜（鼻血🔴の治療）
◆［「のどに血液が溜まる」事があるか!?］、 
〜（鼻血🔴の流出）

《以上、「鼻血」について》

■【鼻疾患】〜【風邪（クシャミ/鼻水）】［『西洋医学』的  セルフチェック事項〜］

◆［「体が怠い等の症状はある」か!?］、
 〜（風邪の身体症状）
◆［「くしゃみ／鼻詰まり等の症状はある」か!?］、 〜（風邪の有無）
◆［「寒気がする等の症状はある」か!?］、
 〜（陽虚の有無）
◆［「鼻水が出る等の症状はある」か!?］、
 〜（水滞の有無）
◆［朝方の強い症状悪化（モーニングアタック）があるか!?］

《以上、「風邪（クシャミ/鼻水）」について》

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□［第Ⅰ章（頭部）〜3節（鼻👃）⑤］／『東洋医学的分析「■解説」』、
◇【鼻疾患】〜【鼻血（衂血/鼻出血）】、
◎［「東洋医学（中医学）」では、「鼻血」は、主に「熱」と「肺」や「胃」、「肝」との関係が深いと考えられています。
・また、『気』が不足する事で、「鼻血が発症する」場合もある。
［例えば、『肝』に「熱」が溜まれば、「鼻血／頭痛／目眩い／耳鳴り／口が苦い／目が赤い／怒りっぽい」等の症状が現れます。］

◇【東洋医学では、「鼻血」は『鼻衄（びじく）』と呼ばれ、「大きく４つのタイプ」に分かれます。

△【熱邪犯肺（ねつじゃはんはい）】、
・［「風邪」の時 等に出る「鼻血」である。］
※「熱が出る／喉の腫れ・痛み」等を伴う。
※〈漢方薬〉〜『銀翹散（ぎんぎょうさん）』
△【胃熱（いねつ）】、
・「暴飲暴食 等の影響」で、「胃に炎症が起きた状態」で、「胃の経絡上である鼻や、上の歯茎の出血・腫れが出る」。
・鼻血以外には、「便秘や喉の渇き／口臭／鼻の乾燥」等を伴う。
※〈漢方薬〉〜『黄連解毒湯（おうれんげどくとう）』
△【肝火上炎（かんかじょうえん）】、
・［「ストレス」等でイライラした時に、「鼻血が出易いタイプ」である。］
※ 鼻血以外に、「頭痛・目の充血／キーンと高い音の耳鳴り／口が苦く感じる」等の症状を伴う。
※〈漢方薬〉〜『竜胆瀉肝湯（りゅうたんしゃかんとう）』

《有限会社「おいで薬局/おいで鍼灸院」より》

□［第Ⅰ章（頭部）〜3節（鼻👃）⑥］／『東洋医学的分析「■解説」』、
◇【鼻疾患】〜【風邪（クシャミ/鼻水）】、
◎『鼻水（鼻漏）』の病態に於ける、『肺と脾』の関係、『鼻水』の漢方治療について述べてみると、…。

・［「東洋医学の蔵象学説」は、「身体各部の器官（外）と臓腑（内）の関連性」について論じているが、その中で「鼻」云う感覚器官は『肺』と云う臓腑と関連している。
※これを『肺は鼻に開竅（かいきょう）する」と云う。
また、『脾は生痰の源、肺は貯痰の器』と云う言葉もある。
・「五臓の内、『脾』は「主に飲食物の消化吸収を司る臓腑」なのですが、
何らかの要因で『脾』の機能が低下している人は、「飲食物が充分処理しきれず」に、「湿が欝滞」し、それが『痰』や『飲』に変化していく。
・生じた『痰飲』は、『脾』ではなく『肺』に貯留し結果として『鼻漏』と云う症状が現れる。ですから、
※「鼻の病気」は、「東洋医学的」には『肺』の病証として治療する事が多い。

〜［京都・明徳漢方内科/鼻👃の病気］より 〜

➀「鼻水」の事を『鼻漏（びろう）』と云う。
・［「東洋医学」では、「⦿サラサラした水っぽい『鼻漏』の事を『鼻鼽（びきゅう）』」と云い、…「⦿ドロドロして色の付いた『鼻漏』は『鼻淵（びえん）』と呼ぶ。］
※［『鼻鼽』も『鼻淵』も、元々は『肺』に貯留した「湿気」から生じて出来たものである。］
②［『鼻鼽』、即ち水っぽい鼻水は、『寒飲』と云って、「冷えた水分の停滞」で、「鼻風邪／春先の花粉症」等の症状としてよく見られる。］
※【漢方薬】〜［『肺』や『脾』を温めながら、「寒飲」を除く『小青竜湯』や『苓甘姜味辛夏仁湯』と云った漢方薬を中心にして治療する。
③［『鼻淵』、即ちドロドロした鼻汁は、「肺熱や胃熱と痰濁が併存している」場合が多く、「肺胃の熱」を冷ましながら「痰濁」を除く漢方薬で治療する。］
※【漢方薬】〜［代表的な処方は『葦茎湯』である。

〜［京都・明徳漢方内科/鼻👃の病気］より 〜

◇［『肺』は直接外気と接するので、「外界の風邪／寒邪 等の病邪の影響を受け易い」のも特徴である。
・外界からの病邪によって、引き起こされる病変を「外感病」と云うが、この「外感病の影響により鼻の機能が乱れ、鼻詰まりになる」事もよくある。
※［「漢方」で云う『風邪/寒邪』は、現在で云う「ウイルス/細菌」等による「感染症」に近い概念である。］

◇［「漢方」では、「鼻詰まり」の根本原因となっている「五臓の肺の機能」を「漢方薬」で立て直す事により、を治療を完結する。］
・［また『肺』の機能には、『五臓の肝/腎』も深く関わっており、必要に応じてそれらの機能の改善も進める。
「外感病による鼻詰まり」の場合は、『風邪/寒邪』を漢方薬で除去する。］

➀【肺熱（はいねつ）の証】、〜
・［『肺』は五臓の一つで、「呼吸／水分代謝／体温調節」等の機能を有している。
・その『肺』に「熱が溜まる」と、この証になり、「鼻詰まり」が発生する。
所謂「副鼻腔炎にみられ易い証」である。］

②【水飲（すいいん）の証】、〜
・［『水飲』は「体内の過剰な水分・湿気の一種」で、「飲食の不摂生や疲労、慢性的な体調不良」等により、この「証」になる。
・この『水飲』が上昇して「鼻腔内の粘膜に集まり、鼻粘膜が腫れる」と、「鼻詰まり」が発生する。］

③【腎陰虚（じんいんきょ）の証】、〜
・［『腎陰』は「成長／発育／生殖 及び、水液／骨を司る」、…『腎陰虚』は「腎の陰液が不足している体質」である。］
※［『陰液』とは、人体の構成成分の内、「血／津液／精」を示す。］
・［『精』は、「腎に貯えられる、生きる為に必要なエネルギー／栄養の基本物質の事」で、「加齢／過労／不規則な生活／大病／慢性的な体調不良」等により、この「『精』が減ると、『肺』を潤す事が出来なくなる」。
・すると、「相対的に生じる虚熱により、鼻詰まりが生じる」。］

 ④【肝鬱気滞（かんうつきたい）の証】、〜
・［『肝』は「体の諸機能を調節（疏泄［そせつ］）する臓腑である」。
『肝鬱気滞』は「『肝の気（肝気）』の流れが滞っている体質」で、「ストレス／緊張が持続する」と、この「証」になる。
・「『肝気』の流れが悪化し、その影響が『肺』に及ぶ」と、「『肺』の水液調節機能が乱れて、鼻粘膜に水液が溜り、鼻詰まりが発生する」。］

⑤【瘀血（おけつ）の証】、〜
・［『血瘀（けつお）』は「血流が鬱滞し易い体質」を示す。　
「ストレス／身体の冷え／体内の過剰な水分」等により、この「証」になる。
・「疾患が慢性化して、長引き 血流が悪くなる」場合でも、「この証に移行する」時がある。］
※［「血行が悪くなる為に、熱が上半身に鬱積した時」、及び「血行不良により、鼻粘膜にて水液の滞留が生まれ、鼻詰まりが生じる」場合もある。］

⑥【外感病】、〜
・［この他、『外感病』による「鼻詰まり」の場合もある。

〜［日経メディカル／鼻詰まりの考え方］より 〜　

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●次回、…【Mutual Opinionの章・［Ⅰ］/［4］➀】〜『病気は、何処から始まり、何処へ行こうとしているのか!?』［第Ⅰ章〜4節（頭部/耳👂）➀］「身体部位別の医学的体質診断（『東洋医学』/『西洋医学』の共存を掲げ、〜病気を診断する）➀」へ、続く…。