パリ ゲイ術体験記 vol.41「珍家主と名物ピアニスト」Part.2
私の見てきた日本人女性ピアニストを思い起こしてみると、人物的なパターンがある程度似通っていることを発見した。
一番少ないのは清楚系で、ほぼ絶滅危惧種。パリでの30年で出会ったのはとりあえず1人だけ。
この業界、やたら気が強すぎる系と無駄に意識高い系がむごたらしく多い。
比較的身体の小柄な日本女子が、ピアノという男性的な楽器を幼い頃から黙々と忍耐強く孤独に耐えながらも精進し内的な強さを宿して、その上に辛辣なピアノ界の中で自らを頼んで生き残る術も身につけているだろうから、そうなる