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連載 2024 ちほうかっぷ広島、新潟〜の環境①

初めに


2024年のデラックスseason1がひと段落しました。7月末までデラックスがない為、その間の繋ぎとして、次元跳躍発売からの環境を振り返っていこうかと思います。

〜広島大会までの環境

広島環境前6月中旬までの環境の中心は間違いなくシラヌイだったかと思います。
大きな特徴として、後攻3ターン目または先行4ターン目からアタック回数を一気に増やし、その次の自ターンではガード不能なほどのパワー上昇で、多少の札巡りの良さを跳ね除けながらゲームを決着させる決定力に優れていました。
このデッキに対して見出せる勝ち筋として、

①同等の勝ちパターンで競り勝つ
②後手4、先5ターン目までに殴り切る
③シラヌイ側が3ターン目以降のシラヌイを含めたアクションを起こすこと自体を妨害する

がありました。

シラヌイ以外を握るのであれば、上の3つのどれかを持つデッキを選択する必要がありましたが、シラヌイ以外のデッキにも勝ち得るスペックがあってかつこれらの要件を満たすのは容易ではありませんでした。
また、シラヌイは環境の中心ではありながらトリオ戦では1/3の確率で回避されてしまうことや、選択したデッキで残り2/3のデッキ群にも勝つ必要がある為シラヌイだけに寄せたデッキ選択はかえってチームの勝率を落とす結果になります。

猩々童子の台頭

こうした環境で②のアプローチで頭角を表してきたのが猩々童子です。
CBを消費するものの5回以上の連続攻撃を可能にし、且つそのCBも回復するギミックを備えています。
また、この手のデッキのネックであるダメージトリガーにより1ターン稼がれてしまう事で落とすゲームがある結果、長い目で見るとさほど勝率につながらない点は前列パンプギミックなどでで解消しています。
さらに、イザサオウやキンランなど、攻守に足りないカードを手札に抱える手段にも恵まれる為相当再現性の高いデッキでもあります。

広島会場では上位陣に僅かに使用者がいる程度でしたが、新潟会場ではさらにシェアを伸ばしトップシェアのシラヌイを脅かすほどになりました。

結果的に、従来4、5ターン目がゲーム決着の確定地点だった環境の速度が、3、4ターン目に縮まりました。
環境について意識する点も変わり、
①猩々童子と同等以上の速度でゲーム決着をつける
②ドローまたはダメージトリガーにより序盤を越えられる
③猩々童子の2回のG3ターンを乗り越えられると負けなので、先行3ターン目から強力な効果が使えるデッキを選択する。

以上が、リリカルモナステリオEB発売までの所感になります。

次回は、上記EB発売後の環境を考察していこうかと思います。

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