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【詩】詩人になりたい夜

机に向かって詩は書けない

僕は生活がそのまま詩だ
君もそうだろう

詩を書くことが息をするように
僕の身体を出入りして空気が
そのうち勝手にことばが詩になりたがるんだ

ただそれだけの詩だから
ちっぽけで
詩みたいなもの、でいい
誰しも書くときがある己れの心を
詩という

大切に思っている人に寄せて勝手に書きたい夜だ

無性に詩人になりたい夜がある
そんな夜が君にもあるなら
君も詩人だと思う


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