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バート・バカラックは古いけれど新しいのか?

Z世代なんで知らない。付き合ってもいない。もう50代なのでいつ死んでもおかしくない。足腰悪いし。
聴く音楽も、最近はクラシックのもういないピアニストばかり。

こどもの頃からイギリスのエルビス・コステロが好きで聴いていた。
1998年ころか、エルビスと知らなかったバート・バカラックのPAINTED  FROM  MEMORY ペインティット フロム メモリー ではじめてバカラックを知った。メロディーと編曲がしゃれていてこういう音楽家がいるのだと感動したことを覚えています。音楽好きだったのに知らなかった。知らないのでさらに感動。田舎のCDショップのおじさんが、あなたのお父さんなら知っているとおもうよと言っていましたが、演歌が好きだったので知らないとは思います。

それで、新聞のまだCDが主流だった朝日新聞の今月の10枚で、バカラックの、バート・バカラック・プレゼンツ・ワン・アメイジング・ナイトというアルバムが紹介されていたので買って聞いてみたら、とても良かった。今だにPCに入れて聞くほど好きで聴いている。やはり1998年。私20代。
ディオンヌ・ワーウィックやシェリルクロウ、ルーサー・ヴァンドロスが出演している、トリビュートアルバム。古い曲ばかりだけれど何となく普遍的で新しく感じる。その時よりも24年前だけれども今はバカラックも90代だと思う。

アメイジングナイトは曲もよいけれど、ハル・デヴィッドの詩も人が思う普遍的な気持ちを詩に書いていて感動する。ありふれた?言葉でダイヤモンドのきらめきが言葉を紡ぐ。今はジェンダーレスだから少し違和感があるかもしれないけれど、人を愛する気持ちを歌った曲が多い感じがした。バカラックが活躍していた頃は女性がそれを歌うと良かったのだろうと思う。雨にぬれてもみたいなとても知られた曲もあるけれど、女性シンガーが歌うと本当にサウンドがさえてくる。人に伝わる。

バカラックの音楽は古いけれど新しい感じのする音楽。私には新鮮な音楽。とにかくピンときた。CDの最後にアルフィーという曲でバカラックが歌っている、自分は愛を信じるよ、アルフィー。と言うのが信条だと思った。聴いている時間は私でも愛を信じたくなる。

今は戦争もあって、気候変動など難しい局面にきているので、愛ばかりではないのかも知れないけれど、聴いている間だけでも、自分は愛を信じるよ、アルフィーと思ってしまう。

こういう人は長生きをしてもらいたいと思っています。再評価されたあたりに聞いたので今はサブスクなどでも聞けるのかな?

私が今について行けなくて古いだけかもしれないが。

新しい音楽を聴かないのは今が50代の私には何もないようなものなのか、ノスタルジーかは分からないけれども、一度機会があればどうぞ。

評価されている人ですが。私もリスペクトしたかったのです。

バカラックさん、いつまでもお元気で。もっと表現力があったならもっとあなたのことを褒めるのに。色褪せない曲をありがとう。

立冬がすぎてしまいましたね。皆さんも体調を崩さないようにお気を付けください。 

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