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帯の話

昔からきもの1枚に帯3本という言葉があります。きものと帯の組み合わせは、コーディネートの第一歩です。
帯にもいろいろありますが、いったい
いい帯とは、どんな帯なんでしょう。

一番は、しめやすさ

キュッと締まって、緩まない。
張りが、あってしわになりにくい

博多織の帯はそういう意味ではパーフェクト。でも、いつもいつも博多というわけにもいかない。

塩瀬の帯も、横畝があるので、締めたらピタッと止まる。

成人式の着付けでは、いろいろな袋帯に出会います。お嬢様は、色や柄で帯を選んでおられると思いますが、めちゃくちゃ滑る帯とか、逆に全然滑らず、締まらないやつとか、たまに。

薄くて軽くて張りのある帯、いい帯は締めやすいものです。

その次は、合わせやすさ

いい帯は、
いろんなきものにもよく合う。
これは不思議。
主張が強すぎず、
そのくせ存在感がある。
帯揚げや帯締めでアレンジもできる。

帯の購入について
できれば、きものを買う時に、
帯も合わせて買うのがいい。
そんな帯は、
なぜか、手持ちのきものにもよくあう。

お気に入りのきものに
合う帯が欲しくて
探すと、なかなか見つからない
結果、
無駄にたくさん帯ばかり増えてしまった
ということになりかねない。

帯ををみて、
自分の持っているきものが思い浮かんだら、◎
この帯、あのきものに合いそう、、、
それが、一枚ではなく、何枚か思い浮かんだら、買っといた方がいいやつかも。

最近は、帯も着尺も両方作っているところ多いです。産地ものですと、きものは手が出ないけど、帯なら買えるかなと思って購入することもあるでしょう。作家ものなら、きものと帯をトータルコーディネートするということも。そういうこともある上で、帯は帯屋さんのを買うのがいいなとおもう、今日この頃。

染め帯のすすめ
色無地や江戸小紋に袋帯を締めると、フォーマルな装いになりますね。カジュアルなシーンで着たい場合、織の帯だと仰々しくなってしまうかもしれない。柔らかなイメージの染め帯があればカジュアルダウンできるのでおすすめです。

同じ帯でも
合わせるきものによって印象はずいぶん変わります。きものと帯をワントーンで合わせるコーディネートが流行っていますが、たまにはコントラストを効かせてスッキリしたコーディネートもしたいもの。いつもいつも同じコーディネートじゃ気分上がらないですものね。







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