【H】クライヌリッシュ14年

【ハイランド】
・インバネスから約90km北ブローラの町にある。
・クライヌリッシュ:ゲール語で〝金色の湿地〟という意味。
・ポットスチルは胴部がボール状に膨れたバルジ型。
・初留、再留合わせて6基。
・仕込み水はクラインミルトン川の水を使用。
年間生産能力480L、うち95%はブレンド用。
・シンボルは北ハイランド一帯に生息する山猫。
〈時系列〉
・サザーランド公爵が、余剰大麦の消費と密造酒対策のために1819年に設立したもの。
・1925年DCL社が買収。
・1967年に新しい蒸留所が隣に建設され、それがクライヌリッシュと名乗っている。
・古い蒸留所はブローラと改名される。
・1983年ブローラの製造中止。

【テイスティングコメント】 
〈ストレート〉
香り:蜂蜜のような香り、りんごなどの果物のフルーティーな香り、また、遠くから感じる匂いは完熟した果物の香り
味:アルコール分はそれほど強く感じられないがしっかりと後からくる。軽く酸味があり、潮っぽさがほんのりとある。
余韻:飲み込んだ後も、舌の上と喉から鼻にかけて香りが抜けてくる感じがある。
〈ハイボール〉
香り:炭酸の香りで甘みが抑え込まれている感じがある。
味:ストレートほど、甘味は感じられず、潮の感じとあとから若干甘みを感じる。
潮>甘み
余韻:飲み込んだ後に、喉から口へ甘みと鼻へは潮の香りがする。後味もスッキリしているため非常に飲みやすい。
〈水割り〉
香り:潮の香りが強みを増す
味:甘みは一時的に少なくなるが、舌の奥で感じられる。しかし、スパイシーさも出てくる。
余韻:舌の先端でスパイシーさを感じつつ、舌の奥では甘みを感じるため非常に飲みやすい。加水することで、アルコール分が抑えられるため、味の強弱がわかりやすく面白い

【抜粋】
ウイスキー検定より

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?