見出し画像

世界激走 ヨーロッパ編 5(フィレンツエへ)

翌日は、最終目的地はフィレンツエと既に決めていて、この日にフィレンツエのホテルも予約した。
また朝は早く出て、まず、ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレという、世界遺産の地に行き、ピサの斜塔に寄り、フィレンツエまで行くという予定。
また、海岸沿いをポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレに向け、グーグル君の案内で走っていくと、やがてジェノバが出てきた、母を訪ねて三千里のマルコが、アルゼンチンに向け、旅立った地だ、たしか、あの作品も、宮崎駿が関わっている。
ジェノバは通り過ぎただけだったが、なんだか、やたら、宮崎駿作品の所縁の地に行っているってる感じだ。

ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレの街並み



みさきの岬の先にあるお城の上から


綺麗な街並み

ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレに着いたのは、午後をけっこう過ぎた時間だったが、ここは、思ったより、づっといい感じの町で、フィレンツエの宿を予約していなければ、ここに泊まりたいくらいだった、街を少し散策し、近くにあったホテルで、トイレだけ借りたが、かなり素敵なホテルだった。
この街は、岬の先に城があり、それにつらなるように街があり、街の全てが、映画のセットのようだった、観光の為に作ったんじゃないかと思うくらい、実に雰囲気が良かった。世界遺産になるのもうなずける。
でも、この日は、フィレンツエまで行くし、その前にピサの斜塔にも行く。また、グーグル君任せで、走り始めた。
イタリアのハイウエイは、けっこう空いていて、時刻も夕方近くになって気持ちも焦るので、どうしても車のスピードが出がちだった。
僕は、イタリアのタティレという、カメラメーカーと仕事したときに、イタリアのハイウエイのいたるところに、タティレのカメラが設置されていて、車のナンバーを読取り、平均速度を計算し、スピード違反を検挙するから、カメラを発見してから、スピードを落としてもだめだよとは聞いていたものの、しっかり、日本に帰国してから、スピード違反の通知が日本まで来ていた。
だいたい、気にはしていたが、カメラの所在すら、さっぱり分からなかったので仕方ない。
そして、グーグル君もやってくれた、グーグル君が、ピサの斜塔だというところには、ピサの斜塔は無く、海っぺりの誰もいないキャンプ地だった。
もう一度、目的地を入れなおすと、また案内しだしたので、それに従った。
右も左も分からないので仕方ない。
でも、今度は、だんだん街中の方に行っているので、大丈夫そうだと思っていると、だんだん、街がにぎやかになってきてピサの斜塔が見えてきた。

ピサの斜塔以外にも立派な建物がある。


ピサの斜塔って、それだけがあるものだと思っていたが、周りに、立派な建物が、いくつかあった。
だけど、時間は、夕方を過ぎようとしている時間だ、そんなに長居は出来ず、まあ、だいたい建物があると言っても、メインは、ピサの斜塔だけなので、ほどほどにいて、フィレンツエに向け出発した。
ピサの斜塔から、フィレンツエまでは、そんなすぐ隣といった感じではないうえに、さっきまで、晴れていたのに、だんだん雨が降り出してきた。
フィレンツエに着く頃には、本格的に降り始めていて、その上、またグーグル君が、間違えて、ホテルとは、違った場所に案内され、また設定しなおすと、目的のホテルに着いた、今日は、グーグル君の機嫌が悪いらしい、働かせ過ぎかも、でも、たぶん、単純に僕らの入力ミスの可能性が高いと思うが。
ここは、ザ ウェスティンだったが、バレーサービスがあり助かった。
チェックインして、部屋に入ったのは、十時ぐらいになっていて、雨もわりと本格的に振り出していて、時間も遅かったので、面倒くさかったが、近くのピザレストランみたいなところで、夕食を食べ、眠りに着いた。
本当は、いくつもレストランを調べていたのだが、この日は、行く気にならなかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?