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オレンジ「7」青のシャボン玉編「改正版」

あれから30年の年月が流れた
20歳の頃
出会った美しい真っ青なイルカ
あの海での事
家に帰ってから島の記事をもう一度見ようと
テーブルに置いていたはずの雑誌が消えていた。
イルカに出会ったのは私の大切な宝物だ。
幻だったのだろうか?

21歳彼と出会い
23歳で結婚し
子供にも恵まれた。
結婚生活は何度も彼とぶつかり合い
何度も別れようかと思う事もあった。
家庭環境の違う2人
価値観も違ったが
なんとか乗り越えてきたようなきがする。
ある日の夜
夢を見た。
私は、バスに乗っている。
運転手さんの声
「お客さーん着きましたよー」
白い砂浜 前は青い海
「懐かしい」
ザバーン「あっ!イルカ」
私は、「イルカさん久しぶり」
イルカがこっちを見ている。
イルカの純粋な瞳を見て涙が溢れてくる。
「最近泣いてなかったなぁ」
真っ青な美しいイルカ
口からシャボン玉を出し
今度は、未来が見えた。
一枚一枚
「そっか私に孫ができるんだね」
「うんうん 私もおばあちゃんだね」ふふ
笑った。
夕方の海波の音
真っ青なイルカとても綺麗だ。
イルカも私を見て微笑んだ。


来世は青いイルカになって泳ぐんだ。

青い青い海で泳ぐんだ。

人間だった頃は

少し変わった女の子だったけど

イルカになって いっぱいの魚達と

青い海で泳ぐんだ。


続く

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