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ANGEL「5」

僕は、スワンに会いに行く事にした。
最近は、天空でのんびり生活が出来ている。
さあ会いに行こう!
天空から小さな羽を広げて僕は飛び立った。
覚えてくれてるだろうか?
スワンの住む街にゆっくりと降りた。
アパートが見える。
階段を登ってトントン扉を叩いた。
「はぁーい」スワンが顔を出した。
スワン「えっ!?ベル ベルなの?」
ベル「そうだよ ベルだよ」
スワン「入って 入ってココアでも入れるね
椅子に腰掛けて待ってて」
テーブルにココアのカップ2つ並んだ。
スワン「元気だった?」
ベル「元気だったよスワンは?」
スワン「元気にしてたよー」
ベル「幸せ?」
スワン「もちろん」
2人で久しぶりに笑った。

・:*+.・:*+ストロベリームーン島・:*+.・:*+.
天空から小さな白い羽を広げて
ストロベリームーン島を目指した。
あっ!白い砂浜が見えた。
淡いピンクの海 魚達
僕は、スーッと砂浜に降りた。
小屋が見える。
僕は、扉をトントンと叩いた。
「はぁーい」
管理人さんが扉を開けてくれた。
僕は「お久しぶりです。」
管理人さん「わぁー久しぶりねー元気だった?」
僕「はい元気です。管理人さんは?」
管理人さん「元気よー子供達もすごく元気」
僕「良かったー」
子供達が賑やかに外に出てきた。
「わぁーベルだぁー」
「ベルー遊んでー」
僕は「遊ぼっか」
いっぱい子供達と遊んだ後は管理人さんが
砂浜でバーベキューの用意をしてくれた。
その夜 久しぶりの島の料理
子供達の笑顔 ストロベリームーンを久しぶりに見た。
子供達が寝静まってから管理人さんに
「また来ます」と伝えてから天空に飛び立った

管理人さんは「またねー」と手を振ってくれた。

・:*+.・:*+.ねじ曲がった村・:*+.・:*+.

天空に戻って その日の昼くらいから

ねじ曲がった村に行こうと思いリンクに
声をかけた。

リンク「うん 行きたい」

2人で羽を広げて天空から飛び立った。

村が見えてきた。

村人に見えない場所にスーッと降りた。

少し歩くと村人達が一生懸命に働いていた

畑を耕す人 田んぼの稲を植える人
狩りをしたり
ニワトリもいてニワトリが産んだ卵を集めて
カゴに入れたりしていた。
前とはずいぶんと雰囲気が変わっていた。
僕はリンクと顔を合わせて喜んだ。
村人達のボロボロだった服もボロボロでは
なくなっていた。
僕は「こんにちは」
村人「わぁー誰かと思えば あの時の
ベルとリンク元気かい?」
ベル「はい」リンク「はい」
村人「今日の夕ご飯食べて泊まっていきな」
僕は「ありがとうございます」
村人達と夕食を食べ その後みんなで温泉に
入って
楽しい夜を過ごした。
次の日の朝
僕達は「また来ます ありがとうございました。」
「僕達は伝えないといけない事があります
僕達は天空から来ました。」
「それから僕達は天使です。黙ってて
ごめんなさい」
2人で村人達に話をした。

村人「そうだったんだ」
村人「ベルとリンクが来なければ今の生活が無いと思ってるし感謝しかないよ」
村人達は穏やかな表情になっていた。
笑顔でベルとリンクは「また、遊びに来ます」と言い村人達に手を振った。
村人達も「また、来いよー」と手を振ってくれた。

ベルとリンクは小さな白い羽を広げて
天空に帰って行った。


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#ファンタジー小説部門応募作品

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