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ss「化粧」の解説と雑談

こんばんは。星水慕です。
今回は解説と雑談シリーズを本編投稿と同日にやってしまいたいと思います。スピード感を大切に。それでは行きましょう。

今回の作品の一番の感情は、女性を褒める時の難しさでした。
多くの女性はデートに行く際などは化粧をしますよね。多様性の時代とはいえ、街中ではめかしこんだ女性を多く見かけます。
本編に登場する「あの子」もそんな化粧をする女性の一人です。
化粧を楽しく施しているタイプの人間で、多分うまいのだと思います。作者は化粧について詳しくないので、あまり設定を決め切れていません。

本編の主人公である「私」は設定上では長い期間「あの子」と一緒に居た人物で、化粧をしていない顔も勿論知っているという設定です。
この辺りを140文字に詰め込むと情報量がごちゃっとしてしまったので、泣く泣く削りました。あくまで設定上のお話です。

そんな「あの子」を相手に「私」はその容姿を褒めてよいのか躊躇ってしまいます。
それは綺麗になったのは化粧の影響かもしれないと思ってしまったから。

あらかじめ断っておきますが、作者は化粧を悪い物だとは思っていませんし、化粧をした姿を見て綺麗と褒めることを悪いことだとは思いません。
それでも、「私」と作者はあの子の化粧をした姿を褒めることに一瞬の抵抗を感じました。
それは何故なのか。

ずばり化粧をした姿を褒めることで、化粧をしていない姿を見せることへのハードルを上げてしまわないかを心配したためです。

作者は「メイクをしていない顔を恋人に見て欲しくない」と言っているのをこれまでの人生で数名から聞きました。
作者としては恋人の顔は見れるだけで嬉しい物ですから、全然見せて欲しいけどなぁと思ったりします。
だからこそ化粧によって綺麗になった女性をそのまま褒めていいのかを一瞬考えてしまったのですね。
そういう男性の一瞬の葛藤を短い140文字にまとめた作品になっています。

本編を読んだだけでは、「恋人の顔を見て綺麗だと思ったけれど、それは彼女の顔ではなくて化粧のせいだと思った」という良くない印象の男性のように見えてしまいそうですが、根本にあるのは恋人への素直な気持ちと愛情です。
本編内に全てを詰め込むことができない実力不足を感じながら、それでも一杯一杯の葛藤を形にしようと考え、ありのままを投稿しました。

ここからはあくまで作者の考えですが(ここまでもだろ!)結論、褒めていいんだと思います。
そもそもが考えすぎだと思いますし、もし気になるようでしたら化粧も褒めてすっぴんも褒めてイーブンにしましょう。
ロマンチックの欠片もない論ですがこれしかない!
でも、褒めることって照れて難しい時もありますよね。
照れながらでいいと思います。
逆に褒めることに慣れて小慣れ感を出しても、それはそれで面白味がない気がします。
気が向いたから、今なら言える気がしたから、そのぐらいの気持ちで照れながら自分の気持ちを伝えていきましょう。

以上、ちょっと自分では完成度に納得がいっていない「化粧」の解説と雑談でした。
これからも精進してまいります。
それでは、おやすみなさい。

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